5 / 10
第1章
「F」
しおりを挟む
犯人『榛野一(はるのはじめ)』が警官に危害を加え、非常に危険な状態にあったため、やむをえず電子銃を発砲した。発砲回数は1回。電子線により、榛野はその場で即死した。
電子銃の出力は最大値だった。これは、電子銃の不具合によるものであり、犯人の命を奪うことを目的としたものではない。
廃工場の事件について、朝人は報告書だけでなく、反省文も提出する羽目になった。
犯人の名前は、報告書を作る段階で初めて知った。榛野一、四十三歳、男性。Fランク。当たり前だが、全く知らない人物だ。
朝人は電子銃を使い、犯人を死亡させるに至った経緯を文書にし、上級機動部の最高責任者である部長に提出した。
犯人を死なせることは、当然褒められたことではない。それなりの理由を求められる。
織は責任を感じていたようだった。やめろと言っても、何度も頭を下げてきた。自分のせいだと。だが、あの場で電子銃を使う判断をしたのは朝人自身だ。織に責任はない。
処分は追って沙汰すると言われているが、おそらく『お咎めなし』だろう。
上級機動部が対処する事件では、凶悪犯罪も多く、被害の拡大を防ぐために犯人を死亡させることは珍しくない。ほとんどの場合は、業務上やむを得ない処置と判断される。
それに、犯人がFランクの人間だったことも考慮されるだろう。下位ランクは上位ランクの判断に従う義務がある。それが自分の命に関することであっても。
処分に関しては心配いらない。だが、処分がなくても、人を死なせた事実までがなくなるわけではない。
いい気分ではなかった。
そもそも、あんな状況に陥らないよう、もっと慎重に対処するべきだったのだ。
自分の甘さに苛ついていた。苛立っているのが周りにも伝わっていただろう。職場では織以外の人間から話しかけられることはなかった。触らぬ神に祟りなし、と皆が遠巻きに様子を伺っているのを感じた。そんな周囲の態度にも無性に苛ついた。
肉体的にも精神的にも疲れ果て、自宅に戻る頃には深夜二時を回っていた。
高級タワーマンションの一室。
一人で住むには大きすぎる部屋に入る。真っ暗な部屋は、朝人が帰ってきたことを感知して自動で明かりをつけた。
「少し寒い」
室内に肌寒さを感じ、朝人がそういうと、自動で暖房が入る。
マンションには家事AIが導入されている。朝人の音声を認識して、大抵のことはこなしてくれる。
食事を頼めばものの数秒で好みのものが提供されるが、今は食欲よりも睡眠欲がまさっていた。
「もう寝よう。それにしても寒いな。風邪でも引いたかな」
暖房が必要になるような季節ではないはずだが。三十二区で雨にあたった上に、ひどく疲れているから余計に寒さを感じるのだろうか。
朝人は寝室に入り、ベッドの上に身を投げた。
しゅうしゅうと音がして、室内に酸素が送り込まれる。疲労回復を早めるため、室内の酸素濃度を上げている。どれだけ疲れて帰っても、明日の朝までに強制回復させられるようになっている。
朝人は気絶するように眠りについた。
朝人は名前の割に朝には弱かった。
目覚ましが鳴るまで起きることはないし、なんだったら鳴っても起きない。ぐずぐずしていると、家事AIが遅刻の気配を察知して、ベッドのリクライニング機能を起動させ、ヘッド部分が起き上がる。それによって強制的に起こされる仕組みだ。
だが、今日起こされたのは、目覚ましの音でも、ベッドのリクライニング機能でもなかった。
突然、玄関の扉が乱暴に開けられる音がして、人の足音が響く。
朝人は恐怖を感じて反射的に起き上がった。
「何だ?」
ほとんど同時に、「侵入者です」という音声が流れ、警報ブザーが鳴り響いた。
誰かが家に上がり込んできている。
心臓が早鐘を打つ。
まだ日は完全に昇りきっていない。こんな時間に部屋に上がりこんでくるなんて、一体誰が? 何のために?
玄関から寝室まではすぐだ。侵入者の狙いが朝人なら、すぐにこの部屋にやってくる。
朝人は急いでベッドから出る。そして、寝室のドアが見える位置で身構えた。相手が室内に入ってきた時に、遅れずに反応できるように。
すぐそばに迫ってきていた足音が止まる。
ドアの向こう側に人の気配がする。朝人は全身を緊張させた。きっとこの部屋に入ってくる。
「侵入者です、侵入者です」
警報ブザーが鳴り続けている。音声は分かりきったことを何度も繰り返すだけだ。
朝人はひとつ深呼吸をした。
ドアノブがかすかに動く。来るぞ、と朝人はドアの動きに集中する。
ドアが完全に開かれ、数人の人影が室内になだれ込んでくる。
相手は銃を持っていた。電子銃だ。分が悪い。
だが、相手か態勢を整える前に奪ってしまえばーー
朝人は床を蹴り、人影に近づく。電子銃を構えている男の腕を捻り上げ、銃を奪おうとする。
しかし、
「道下首席!」
と、聞き覚えのある声で呼びかけられ、動きを止めた。
「え? お前……」
朝人が腕を捻り上げている相手は、自分の部下だった。
名前は覚えていないが、上級機動部に最近入ってきたばかりの新人だ。
「い、痛いです……」
新人が涙目でそう言うので、朝人は腕を離してやった。
「これは何の冗談だ?」
朝人は周囲を見回す。寝室に入ってきたのは全部で五人。その全員が上級機動部の人間だった。
そして新人以外の四人は、電子銃を朝人に向けている。
「どういう事だ、説明しろ」
朝人がもう一度言うと、銃を構えている男性部員が、口を開いた。
「道下首席……。いえ、道下さん」
その男性部員にも見覚えがあった。何度か仕事を一緒にしたこともある。その時は、朝人に憧れていると言い、一緒に仕事ができて光栄だと、嬉しそうな表情で話していたと記憶している。
だが、今はその男性部員の表情に、朝人に対する敬意は見えない。申し訳なさそうな表情をしているが、朝人に向けた銃口にぶれはない。きっと彼は、必要になればいつでも引き金を引くだろう。
「ここから出て行ってください」
脈絡もなくそう言われ、思わず朝人は吐き捨てるように笑った。
「それはこっちのセリフだ。ここは俺の家だ」
出ていくべきは、侵入者たちの方だ。しかし、彼らは首を横に振った。
「いいえ。すぐに出てください。後の片付けは、上級機動部でやっておきますから」
「話が噛み合わないな。何で俺が家から追い出されるんだ」
「それは、住む資格がないからです」
「は?」
間抜けな声を出したと自分でも思う。
「道下朝人。コスモランクはF。ここはAランク居住区です。あなたに住む資格はありません。直ちにここを出ないと、僕たちはあなたを捕まえなくてはならなくなります」
朝人はすぐには意味を飲み込むことができなかった。
言葉を返すこともできず、立ち尽くす。
しばらく沈黙が続き、
「何を急に……」
ようやく言えたのは、それだけだった。
自分のランクが変わるなど、それも最下位になるなんて、夢でもありえない。
だが、上級機動部の面々にランクを確認するよう促され、朝人は自身の手の甲を見た。
「F」
手の甲に刻まれていたのはFの一文字。
信じがたいことだが、自分のランクが変わっている。一晩のうちに、最上位から最下位へ。
全身から力が抜けていくのを感じる。現実に頭がついていかなかった。
「これは、違う。何かの間違いだ」
情けない、すがりつくような声。
自身の部下にそんな姿を見せるなんて、普段だったらありえない。だが、ひどい動揺が、朝人に平常心を失わせていた。
「コスモシステムに間違いはありません。道下さんもよくご存知でしょう」
「それは……。そうかもしれないが、でも」
「コスモシステムに従わないことは、国の秩序を乱すこと。逆らえば罪になります。僕たちだって、あなたを監獄送りにはしたくありません。道下さん、従ってください」
朝人に選択肢などなかった。
国の秩序を乱す者がどうなるか、朝人自身が一番よく分かっている。似たようなセリフを、朝人だって何度も犯罪者たちに向けて言ってきた。
それを、昨日まで机を並べていた同僚たちから、自分が言われることになろうとは。裏切られたような気分だった。システムにも、人間にも。
「分かったよ」
声が震えないように、精一杯の力を込めた。
電子銃の出力は最大値だった。これは、電子銃の不具合によるものであり、犯人の命を奪うことを目的としたものではない。
廃工場の事件について、朝人は報告書だけでなく、反省文も提出する羽目になった。
犯人の名前は、報告書を作る段階で初めて知った。榛野一、四十三歳、男性。Fランク。当たり前だが、全く知らない人物だ。
朝人は電子銃を使い、犯人を死亡させるに至った経緯を文書にし、上級機動部の最高責任者である部長に提出した。
犯人を死なせることは、当然褒められたことではない。それなりの理由を求められる。
織は責任を感じていたようだった。やめろと言っても、何度も頭を下げてきた。自分のせいだと。だが、あの場で電子銃を使う判断をしたのは朝人自身だ。織に責任はない。
処分は追って沙汰すると言われているが、おそらく『お咎めなし』だろう。
上級機動部が対処する事件では、凶悪犯罪も多く、被害の拡大を防ぐために犯人を死亡させることは珍しくない。ほとんどの場合は、業務上やむを得ない処置と判断される。
それに、犯人がFランクの人間だったことも考慮されるだろう。下位ランクは上位ランクの判断に従う義務がある。それが自分の命に関することであっても。
処分に関しては心配いらない。だが、処分がなくても、人を死なせた事実までがなくなるわけではない。
いい気分ではなかった。
そもそも、あんな状況に陥らないよう、もっと慎重に対処するべきだったのだ。
自分の甘さに苛ついていた。苛立っているのが周りにも伝わっていただろう。職場では織以外の人間から話しかけられることはなかった。触らぬ神に祟りなし、と皆が遠巻きに様子を伺っているのを感じた。そんな周囲の態度にも無性に苛ついた。
肉体的にも精神的にも疲れ果て、自宅に戻る頃には深夜二時を回っていた。
高級タワーマンションの一室。
一人で住むには大きすぎる部屋に入る。真っ暗な部屋は、朝人が帰ってきたことを感知して自動で明かりをつけた。
「少し寒い」
室内に肌寒さを感じ、朝人がそういうと、自動で暖房が入る。
マンションには家事AIが導入されている。朝人の音声を認識して、大抵のことはこなしてくれる。
食事を頼めばものの数秒で好みのものが提供されるが、今は食欲よりも睡眠欲がまさっていた。
「もう寝よう。それにしても寒いな。風邪でも引いたかな」
暖房が必要になるような季節ではないはずだが。三十二区で雨にあたった上に、ひどく疲れているから余計に寒さを感じるのだろうか。
朝人は寝室に入り、ベッドの上に身を投げた。
しゅうしゅうと音がして、室内に酸素が送り込まれる。疲労回復を早めるため、室内の酸素濃度を上げている。どれだけ疲れて帰っても、明日の朝までに強制回復させられるようになっている。
朝人は気絶するように眠りについた。
朝人は名前の割に朝には弱かった。
目覚ましが鳴るまで起きることはないし、なんだったら鳴っても起きない。ぐずぐずしていると、家事AIが遅刻の気配を察知して、ベッドのリクライニング機能を起動させ、ヘッド部分が起き上がる。それによって強制的に起こされる仕組みだ。
だが、今日起こされたのは、目覚ましの音でも、ベッドのリクライニング機能でもなかった。
突然、玄関の扉が乱暴に開けられる音がして、人の足音が響く。
朝人は恐怖を感じて反射的に起き上がった。
「何だ?」
ほとんど同時に、「侵入者です」という音声が流れ、警報ブザーが鳴り響いた。
誰かが家に上がり込んできている。
心臓が早鐘を打つ。
まだ日は完全に昇りきっていない。こんな時間に部屋に上がりこんでくるなんて、一体誰が? 何のために?
玄関から寝室まではすぐだ。侵入者の狙いが朝人なら、すぐにこの部屋にやってくる。
朝人は急いでベッドから出る。そして、寝室のドアが見える位置で身構えた。相手が室内に入ってきた時に、遅れずに反応できるように。
すぐそばに迫ってきていた足音が止まる。
ドアの向こう側に人の気配がする。朝人は全身を緊張させた。きっとこの部屋に入ってくる。
「侵入者です、侵入者です」
警報ブザーが鳴り続けている。音声は分かりきったことを何度も繰り返すだけだ。
朝人はひとつ深呼吸をした。
ドアノブがかすかに動く。来るぞ、と朝人はドアの動きに集中する。
ドアが完全に開かれ、数人の人影が室内になだれ込んでくる。
相手は銃を持っていた。電子銃だ。分が悪い。
だが、相手か態勢を整える前に奪ってしまえばーー
朝人は床を蹴り、人影に近づく。電子銃を構えている男の腕を捻り上げ、銃を奪おうとする。
しかし、
「道下首席!」
と、聞き覚えのある声で呼びかけられ、動きを止めた。
「え? お前……」
朝人が腕を捻り上げている相手は、自分の部下だった。
名前は覚えていないが、上級機動部に最近入ってきたばかりの新人だ。
「い、痛いです……」
新人が涙目でそう言うので、朝人は腕を離してやった。
「これは何の冗談だ?」
朝人は周囲を見回す。寝室に入ってきたのは全部で五人。その全員が上級機動部の人間だった。
そして新人以外の四人は、電子銃を朝人に向けている。
「どういう事だ、説明しろ」
朝人がもう一度言うと、銃を構えている男性部員が、口を開いた。
「道下首席……。いえ、道下さん」
その男性部員にも見覚えがあった。何度か仕事を一緒にしたこともある。その時は、朝人に憧れていると言い、一緒に仕事ができて光栄だと、嬉しそうな表情で話していたと記憶している。
だが、今はその男性部員の表情に、朝人に対する敬意は見えない。申し訳なさそうな表情をしているが、朝人に向けた銃口にぶれはない。きっと彼は、必要になればいつでも引き金を引くだろう。
「ここから出て行ってください」
脈絡もなくそう言われ、思わず朝人は吐き捨てるように笑った。
「それはこっちのセリフだ。ここは俺の家だ」
出ていくべきは、侵入者たちの方だ。しかし、彼らは首を横に振った。
「いいえ。すぐに出てください。後の片付けは、上級機動部でやっておきますから」
「話が噛み合わないな。何で俺が家から追い出されるんだ」
「それは、住む資格がないからです」
「は?」
間抜けな声を出したと自分でも思う。
「道下朝人。コスモランクはF。ここはAランク居住区です。あなたに住む資格はありません。直ちにここを出ないと、僕たちはあなたを捕まえなくてはならなくなります」
朝人はすぐには意味を飲み込むことができなかった。
言葉を返すこともできず、立ち尽くす。
しばらく沈黙が続き、
「何を急に……」
ようやく言えたのは、それだけだった。
自分のランクが変わるなど、それも最下位になるなんて、夢でもありえない。
だが、上級機動部の面々にランクを確認するよう促され、朝人は自身の手の甲を見た。
「F」
手の甲に刻まれていたのはFの一文字。
信じがたいことだが、自分のランクが変わっている。一晩のうちに、最上位から最下位へ。
全身から力が抜けていくのを感じる。現実に頭がついていかなかった。
「これは、違う。何かの間違いだ」
情けない、すがりつくような声。
自身の部下にそんな姿を見せるなんて、普段だったらありえない。だが、ひどい動揺が、朝人に平常心を失わせていた。
「コスモシステムに間違いはありません。道下さんもよくご存知でしょう」
「それは……。そうかもしれないが、でも」
「コスモシステムに従わないことは、国の秩序を乱すこと。逆らえば罪になります。僕たちだって、あなたを監獄送りにはしたくありません。道下さん、従ってください」
朝人に選択肢などなかった。
国の秩序を乱す者がどうなるか、朝人自身が一番よく分かっている。似たようなセリフを、朝人だって何度も犯罪者たちに向けて言ってきた。
それを、昨日まで机を並べていた同僚たちから、自分が言われることになろうとは。裏切られたような気分だった。システムにも、人間にも。
「分かったよ」
声が震えないように、精一杯の力を込めた。
0
あなたにおすすめの小説
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
【商業企画進行中・取り下げ予定】さようなら、私の初恋。
ごろごろみかん。
ファンタジー
結婚式の夜、私はあなたに殺された。
彼に嫌悪されているのは知っていたけど、でも、殺されるほどだとは思っていなかった。
「誰も、お前なんか必要としていない」
最期の時に言われた言葉。彼に嫌われていても、彼にほかに愛するひとがいても、私は彼の婚約者であることをやめなかった。やめられなかった。私には責務があるから。
だけどそれも、意味のないことだったのだ。
彼に殺されて、気がつけば彼と結婚する半年前に戻っていた。
なぜ時が戻ったのかは分からない。
それでも、ひとつだけ確かなことがある。
あなたは私をいらないと言ったけど──私も、私の人生にあなたはいらない。
私は、私の生きたいように生きます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる