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本編

30. レベル

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「GURAAAA!今度こそ…今度こそお前は許さないぞ餓鬼!」

わー、めちゃくちゃ怒った地龍が出てきたな。

「〈全能:猪突猛進〉」

『EXPが5000入手しました。
MVP報酬としてEXPが5000入りました。
ラストアタッカー報酬としてEXPが5000入りました。
フィールドボス討伐としてEXPが5000入りました。
ワンショットワンキル報酬としてEXPが1000入りました。
レベルが100に上がりました。
いくつかの経験値が消去されました。
レベルが100になったことにより、進化出来るようになりました。
いくつかのスキルに経験値が入りました。
発火能力が進化して、〈火ノ王イフリート〉を入手しました。
自然の王の称号及びスキルを入手した事により、スキルが進化しました。
自然物生成が〈地ノ王タイタン〉に進化しました』

「進化か…一旦洞窟に戻ってからやってみよう」

〈転移〉…うーん、それにしても…進化か。多分、ステータスは下がるんだよな。その代わり、上限が上がる感じかな。

「…よし、やってみるか。〈進化〉」

『進化を実行します』

うっ…やっぱ気絶するよな。

「無効化スキルがあってよかった…」

さてと、変化を確認していくか。
まずは、身体。身体は少しだけ大きくなったけど、成体とまでは行かない感じ。
次は、他の魔物みたいに特徴が出たのかどうか…お、額ら辺に…なんか、つ、角?みたいなのがあるな。
次は…うーん、取り敢えず他の変化はなさそうだな。んじゃ、次はステータスだな。

《ステータスオープン》
〈名前〉如月 駿翔
〈種族〉フィニットウルフ(幼体)
〈年齢〉0歳
〈Lv〉1
〈EXP〉0/50
〈SP〉9500
〈MND〉100%
〈属性〉全、想像、自然、空間、圧力、龍語、設置、殲滅、指定、無、回路、付与、破壊
  ━━━━━━━━━━━━━━━━
〈HP〉500
〈ATK〉500
〈MP〉
〈RES〉9999
〈STR〉500
〈VIT〉500
〈DEF〉500
〈INT〉9999
〈DEX〉100
〈AGI〉500
〈AVD〉500
〈MOV〉500
〈HIT〉9999
〈CRI〉9999
〈LUK〉9999
          ━━━━━━━━━━━━━━━
〈コモンスキル〉
〈レアスキル〉
撮影
〈エリートスキル〉
要塞、整地、跳躍、戦舞
〈エピックスキル〉
精密操作
〈レジェンドスキル〉
並列管理
〈ユニークスキル〉
容姿変化、仲間認定
〈アルティメットスキル〉
全能、万能召喚、干渉支配、超越、等価交換、増殖箱生成、戦神、感覚支配、神翼、火ノ王、地ノ王
〈パッシブスキル〉
神級異常無効、スキル超適正、能力成長速度超上昇、限界突破、魔力無限、不老不死
           ━━━━━━━━━━━━━━
〈称号〉初の異世界人、転生者、転移者、意思を持つ魔獣、ネームドモンスター、仲介者、勇者、協力者、スキルホルダー、フィールドスレイヤー、死神、無慈悲の制裁者、森の守護者、神友しんゆう、堕天使、殺戮の断罪王、龍王、自然の王
           ━━━━━━━━━━━━━━
〈加護〉全(一部効果なし)、破壊神
〈祝福〉全(一部効果なし)、破壊神

「レベル1でのステータスとしてはかなり高くなってるか。だけど、スキルは増えていないってことは今回は単純な進化で、熊さんみたいに種ごと変わるっていうのとは違う感じかな」

増えたのはやっぱり自然の王ってのが1番有用な称号っぽいかな。
火と土、地の魔法はこれで必要がない。

「ん?あー…なぁんか嫌な予感がするんだよな…〈全能:千里眼〉」

百鬼眼が進化したスキルだけど、実際このスキルはめちゃくちゃ使える。望めばどんな場所でも見える上、気配もないから一方的な監視も可能。しかも、並列管理と併用したら複数の画面を視聴可能になる。

「うーん…家臣に裏切られたな。てか、あいつ不老不死で真武術とか持ってるなら家臣ごと切り捨てろよ。はぁ…これ、地下牢に捕まってるが…助けた方が良いのかねぇ…うーん、攻めてくるならどうせ人間は滅ぼすしあいつは不老不死だからどうせ死なない…それなら別に助けは要らないか」

…あ、今の内に捕虜達に隷属の首輪を付けて収納から取り出しておくか。

「「「「ご、ご主人様、命令を…」」」」

…結構無理矢理口を動かしてる感じだな。んー…ん?あいつは…なるほどね…

「そこの金髪の男、こちらへ来い」

「…なんだ」

こいつは…結構使えそうだな。ステータスもかなり高いし、多分剣術に至っては師範代だな。

「お前は、俺の後ろで待機しておけ」

「?分かった」

さてと…こっから更に有能そうな奴を選別していくか。

「んー、そこの長髪で黒髪の男。お前もこちらに来い」

こっちは知識系でかなり使えそうだ。

「後は…ふむ、残りは必要なさそうだな。全員排除しておこう」

「「!?」」

「む、なんだ?何故驚く?元々敵だった者を回収したのだ。必要ない者は捨てるのが楽だろう?」

「…なら、何人かは部下を選ばせてくれ」

「ふむ…確かに人間は群れなければ弱いからな。いいだろう、自由に選べ。ただし、5人までだ」

「分かった」

どれを選ぶんだろうなぁ…まあ、殺したやつは魂同士を合成して新しい自分の理想通りの人間を作るから、有効活用は普通にするんだけどな。

「…この5人にしてくれ」

長髪の方は…うーん、女性が2人。男性が2人って感じか。

「むぅ…やはり多いな。こんなにも必要ないのだが…はぁ、まあ良い。他は回収させてもらおう」

全員殺してと…

『EXPが1000入りました。
レベルが6に上がりました』

「では、お主らはここらで住んでいろ。ふむ、そうだな…この洞窟に攻めてくる者等は全て排除しておけ…ああ、そういえば人間というのは衣食住が必要だったか。いや、奴隷の服は基本的に布等が殆どだったか…」

いや…想像したけど、やっぱ寒そうだからやめておくか。

「ふぅむ…少々待っておれ。少し、洞窟内を改良しよう」

まずは、地の王で洞窟に穴を開けて広げる。んで、まあ…建材は石しかないからこの石で机や椅子とかを作って…あとは、研磨をイメージしながら削っていくと…よし、こんな感じで良いかな。

「後は…寝床か。ふむ…この状況で寝床は作れないな…だが、あの金髪だけなら野営もしたことはあるだろうからそこは一先ずは大丈夫か」

後で、適当に狩って等価交換か何かでベッドを作っておこう。

「急ごしらえで悪いが、今日からここに住んでくれ」

「凄い魔法だな…いや、魔法なのか?これは…魔力も感じないし…これ、そういったスキルがあるのか?」

「そうだ、それでは定期的に来るのできちんと仕事は全うしてくれ。
ああ、そういえば…たまに獣王も来るだろうからその時は接待を頼むぞ」

さてと…取り敢えず、ベッドを作るとしたら…等価交換で出すとしたら金かベッドの素材だよな。となると…うーん、
1. 土台の木
2. 絹か羽毛、それか綿他
3. ポリエステル、サテン
こんな物だな。

「多分、2番目はどれかひとつでも入手したら、増殖箱で増やして等価交換で別の素材に交換できる。となると…」

浅部に居そうな蚕とかを探してみるか。

「〈全能:千里眼〉…あ、何匹か群れで居るな。んじゃ、そこまで移動しようか」

あ、そういえば食料と衣類を忘れてたな。うーん…まあ…それらは後でで良いか。
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