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23. 会議(政府側の会議です)
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「つい先程、ドラゴンの討伐に成功した者への勧誘を試みましたが、失敗しました」
「そうか...ならば、権力を使ってでも組合に登録させろ」
「いえ、それは不可能です。と言うよりも、愚策です。先程連絡があったときに報告を受けましたが...
坂本家に不利益な事、若しくは政府側が危険に晒すような事をするのなら、政府を問答無用で潰しに来るそうです。
これは勿論なのですが、恐らく2つ目の方はあの街の住民全員が対象に入っていると思います」
「そうか、だが政府も弱いわけではない。簡単に潰されるようなことには...」
「政府を含めた組合でも、1番強い人でも高いステータスは2500前後です。逆に、坂本家...いえ、坂本 真守さんのステータスの幾つかは確実にカンストしているとの事です。もしかすれば、カンストの先もあるでしょうが、取り敢えず分かることは1つ。
あの街に無理に干渉しようとすれば政府は一瞬にして消えてしまうということです」
...あの時の東条の声、かなり震えた声だった。その声こそがあの者は危険だと言っていること。手を出してしまえば終わってしまう。それに...重症だったと聞かされていたが、重症が既に治っていることから考え、坂本家自体かなり強いという事だ。
「ふむ、そうか...分かった。今後、政府及び組合の者は坂本家と敵対するような事はしないこと。これはまず絶対だ。
次に、この敵対ということについてだが、もし敵対したものが居ればその者は政府から永久追放とする...!なんだ、この魔力は!?」
「初めまして、政府の皆さん。坂本 真守と申します」
「なっ!なんだ!?人型の魔物か!?」
「失礼な。ちゃんと人間ですよ。これは、ドラゴンのドロップ品の装備ですよ」
「...それで、私達に何か用ですか?」
...この魔力量、もしかすれば1万を超えているか...やはり手は出さない方が良いな。
「先程、俺のドロップ品を政府が権力を使って無理やりにでも取る場合もあると聞きましたので、忠告...いえ、警告をと思いましてね。...俺たちの街に手を出してみろ、てめぇらなんざすぐにでも殺してやるよ」
そういった瞬間、会議室の中で魔力が大量に溢れ出し、呼吸をしようにも凄まじい程の魔力に押しつぶされそうになり、上手く呼吸が出来なくなった。
「わ、分かり...ました」
「ふぅ...そうですか、それは良かった。...ああ、そういえば人間とは実際に見てみないと相手の力量を信じないと言われていますよね。1度、警告のタメにも俺の力を見せておきましょう」
早速、龍語魔法を使うか。取り敢えず...爆撃しよう。
「おや、丁度あそこにワイバーンが居ますね。あれにしましょうか」
ワイバーン─Sランクの魔物で、知能が低い魔物。ドラゴンの下位互換で、火属性の魔法を扱う。
丁度良い?あの魔物は、組合の本部でも何人かの犠牲を持ってやっと1匹倒せる程だぞ?
「龍語魔法─エクスプロージョン」
その瞬間、空を飛んでいたワイバーンが爆発に巻き込まれ、一瞬で消滅した。
恐ろしすぎる...これが、坂本家の力か...
「これで分かりましたか?俺たちに手を出せばどうなるのかという事が...くれぐれも気を付けて下さいね。では、俺はこれで失礼します」
...俺もまだまだ鍛錬が足りない。あの魔法を使ってもあの余裕の表情だ。魔力量はかなりあるようだ。しかも、刀を持っていたということは...あの人は、魔法と言うよりもどっちかと言うと、近接が得意な筈だ。魔法であの実力だ。近接になれば誰も相手にならないだろうな。
「総理...絶対に手を出さないで下さいよ」
「勿論だ...あれには勝てん」
「そうか...ならば、権力を使ってでも組合に登録させろ」
「いえ、それは不可能です。と言うよりも、愚策です。先程連絡があったときに報告を受けましたが...
坂本家に不利益な事、若しくは政府側が危険に晒すような事をするのなら、政府を問答無用で潰しに来るそうです。
これは勿論なのですが、恐らく2つ目の方はあの街の住民全員が対象に入っていると思います」
「そうか、だが政府も弱いわけではない。簡単に潰されるようなことには...」
「政府を含めた組合でも、1番強い人でも高いステータスは2500前後です。逆に、坂本家...いえ、坂本 真守さんのステータスの幾つかは確実にカンストしているとの事です。もしかすれば、カンストの先もあるでしょうが、取り敢えず分かることは1つ。
あの街に無理に干渉しようとすれば政府は一瞬にして消えてしまうということです」
...あの時の東条の声、かなり震えた声だった。その声こそがあの者は危険だと言っていること。手を出してしまえば終わってしまう。それに...重症だったと聞かされていたが、重症が既に治っていることから考え、坂本家自体かなり強いという事だ。
「ふむ、そうか...分かった。今後、政府及び組合の者は坂本家と敵対するような事はしないこと。これはまず絶対だ。
次に、この敵対ということについてだが、もし敵対したものが居ればその者は政府から永久追放とする...!なんだ、この魔力は!?」
「初めまして、政府の皆さん。坂本 真守と申します」
「なっ!なんだ!?人型の魔物か!?」
「失礼な。ちゃんと人間ですよ。これは、ドラゴンのドロップ品の装備ですよ」
「...それで、私達に何か用ですか?」
...この魔力量、もしかすれば1万を超えているか...やはり手は出さない方が良いな。
「先程、俺のドロップ品を政府が権力を使って無理やりにでも取る場合もあると聞きましたので、忠告...いえ、警告をと思いましてね。...俺たちの街に手を出してみろ、てめぇらなんざすぐにでも殺してやるよ」
そういった瞬間、会議室の中で魔力が大量に溢れ出し、呼吸をしようにも凄まじい程の魔力に押しつぶされそうになり、上手く呼吸が出来なくなった。
「わ、分かり...ました」
「ふぅ...そうですか、それは良かった。...ああ、そういえば人間とは実際に見てみないと相手の力量を信じないと言われていますよね。1度、警告のタメにも俺の力を見せておきましょう」
早速、龍語魔法を使うか。取り敢えず...爆撃しよう。
「おや、丁度あそこにワイバーンが居ますね。あれにしましょうか」
ワイバーン─Sランクの魔物で、知能が低い魔物。ドラゴンの下位互換で、火属性の魔法を扱う。
丁度良い?あの魔物は、組合の本部でも何人かの犠牲を持ってやっと1匹倒せる程だぞ?
「龍語魔法─エクスプロージョン」
その瞬間、空を飛んでいたワイバーンが爆発に巻き込まれ、一瞬で消滅した。
恐ろしすぎる...これが、坂本家の力か...
「これで分かりましたか?俺たちに手を出せばどうなるのかという事が...くれぐれも気を付けて下さいね。では、俺はこれで失礼します」
...俺もまだまだ鍛錬が足りない。あの魔法を使ってもあの余裕の表情だ。魔力量はかなりあるようだ。しかも、刀を持っていたということは...あの人は、魔法と言うよりもどっちかと言うと、近接が得意な筈だ。魔法であの実力だ。近接になれば誰も相手にならないだろうな。
「総理...絶対に手を出さないで下さいよ」
「勿論だ...あれには勝てん」
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