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53. 組合の破壊

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「さてと、組合破壊しに行くか」

「「「「「「は?」」」」」」

ん?あれ、皆固まってどうしたんだ?

「お、おい。組合を破壊ってどういうことだ?」

「?ああ、その事か。あいつら、無断でこの街に置いているんだ。本部の方に直接確認したところ、既に撤退命令を出しているとの事で、それでも居座るなら壊して良いとの事だ。だから、壊しに行くんだ。
んじゃ、行ってくるわ」

さーてと、何で破壊するかな。一気に壊せるものはーっと...あ、トールハンマーがあった。

「せーの!トールハンマー」

おお、綺麗にさっぱりと砕けたな。

「ちょ、ちょっとなんですか!?あ、真守さん!どういうことですか!?いきなり組合に攻撃してくるなんて!」

「お前が無断でここに組合を置いているからだろうが。100%お前が悪い」

「おいおい、そりゃ無いぞ。組合だって必死に頑張ってるんだ。それなのに、何故こんな事をした?」

「この街にある組合は本来は無いんだよ。政府側もここの組合には既に撤退命令を出しているんだが、それを無視しているからどう対処しようかと思っていたんだがな。
あちらから破壊してくれて構わないと許可を得てきたんだ」

...それにしても、冒険者達はまだ居たのか。邪魔だな。

「そ、それは...うぅ...」

「泣く真似はやめろ。さっさとこの街から出ていって政府にでも帰ることだな。お前達もそうだ。この街から出て元いた場所へと戻れ。これを無視するならば、問答無用で殺す」

「おい!やめろって!あいつに逆らえば一瞬で死ぬぞ!俺はもう街に戻る!」

ふむ...殆どは帰ると言っているが、数人はこちらに剣を向けるか。なら、罰を与えないとなぁ...

「まずはお前ら2人からだな。
オリジナル魔法──重力魔法《スタンプ》」

うぅぇ...イメージ通りとは言え、頭だけ潰すのは少し気持ち悪いな。まあ、別に良いか。

「これでもまだ帰る気にならないのか?今ならまだ許してやるよ」

これで大分減ったな。あの二人だけか、残りは。

「そうだなぁ...折角だし、お前らには宇宙旅行をプレゼントしてやるよ。サイコキネシス」

これで宇宙まで飛ばせそうだな。よし、これで処理完了と。

「さー、死にたくない奴は帰った帰った」

これで全員帰ったな。よし、俺も帰るか。

『あ、マスター。蒼空さんから鱗などの回収をし、装備の強化をしておきましたよ』

「お、ありがとうな」

うし、ちゃんと水属性が付与されているな。

『杖の代わりにもなるようにしておきました』

お、そうなのか。ありがたい。
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