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悪夢の始まり
世界
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「なんだここは……たまげたなぁ……」
中世ヨーロッパのような街並みがある不思議な街に目覚めていた雅之はたまげていた。
「ぐへへへ。神達のイタズラか。それならまたこっちでも女抱けるなぁ……」
そして、雅之はある事にも気がついた。
そう。彼は全裸であったのだ。
理由は分からないが服という概念が世界から消えたかのような何かを一瞬感じることさえもできたという。
「ぐへへへ。なんだこれは……たまげたなぁ! まぁ、元々露出も好きだったらいいけどなぁ! 」
彼には露出癖すらもあったんだ。
恐らく殺人と死体交渉以外の異状性癖は試したと思われる。
(※イメージすると大変なので、皆さんは黒い丸がついてると考えてください)
とりあえず何をしようかと適当なことを考えつつ街並みを散歩している最中、雅之はある事に気がついた。
偶然なのかもしれないが女が1人も見当たらない。
それどころか体脂肪率10%未満だと思われる屈強な筋肉ムキムキマッチョマンしか居ない。
無論雅之もそれによく似たむさ苦しい体へと変貌を遂げていた。
「ぐへへへへ……なんだこれは。たまげたなぁ」
驚くことしか出来ない雅之。
何も考えずに辺りを軽く見渡していると突然、脳内に直接語りかけてくる者が居た。
「雅之よ。ご無沙汰しておるかい? 」
この高い声は……どこかで……まさか……。
「ぐへへへ。神か? 」
「そうじゃ。貴様は童帝の神達に嫉妬を買われ男しか居ない世界に飛ばされたかわいそうなお友達✩DA」
「なんだと……ぐへへへ」
その言葉に動揺を起こした。ただ、何故か平然といる雅之。
神はこいつはダメだなと判断しほっておくことにしたのだがどうしてもひとつ気になることがあった。
「それより雅之よ。そのぐへへへを辞めることは出来ないんかね? 」
「ああ。悪い。このぐへへへを言葉のどこかに入れないと心臓発作で死ぬからダメなんだよなぁ……ぐへへへ」
山名雅之。
テクノブレイクから生還した代償としてぐへへへをつけなければ死ぬ病気になってしまったのである。
可哀想……ではない。
その言動が一つ変わったからといって全くもって未来は変わらないのだからだ。
つまり、彼が刺されて死ぬということも運命のイタズラということになったのである。
生まれつきのヤリチン体質。
最高に素敵って奴さ!
その後、雅之は街をウロウロとし情報を得るために聞き込みを始めたのであった。
金髪の男Aに話しかける。
「ぐへへへ。そこのお兄さん。ちょっと聞きたいことがあるんだが……」
「………」
無言でこの場を後にされ、この人は諦めることにした。
続いて銀髪のお兄さんAに話しかけてみた。
「お兄さんぐへへへ」
「………」
再び無視される雅之。
さすがに心が折れたのか、少し丁寧な言葉で白髪のお兄さんに喋り始めた。
「あのー……すみません……ぐへへへ」
「………」
再び無視。
流石に心が折れた雅之は汚い高音を繰り出した。
「ンァァァァァ! ! ! ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙! ! ! #^%#%##^##^#}%#}%^##%」
一瞬発狂をしたのだがそれで落ち着いた為、次の行動に移ることにした。
雅之は驚きの行動に出る………。
中世ヨーロッパのような街並みがある不思議な街に目覚めていた雅之はたまげていた。
「ぐへへへ。神達のイタズラか。それならまたこっちでも女抱けるなぁ……」
そして、雅之はある事にも気がついた。
そう。彼は全裸であったのだ。
理由は分からないが服という概念が世界から消えたかのような何かを一瞬感じることさえもできたという。
「ぐへへへ。なんだこれは……たまげたなぁ! まぁ、元々露出も好きだったらいいけどなぁ! 」
彼には露出癖すらもあったんだ。
恐らく殺人と死体交渉以外の異状性癖は試したと思われる。
(※イメージすると大変なので、皆さんは黒い丸がついてると考えてください)
とりあえず何をしようかと適当なことを考えつつ街並みを散歩している最中、雅之はある事に気がついた。
偶然なのかもしれないが女が1人も見当たらない。
それどころか体脂肪率10%未満だと思われる屈強な筋肉ムキムキマッチョマンしか居ない。
無論雅之もそれによく似たむさ苦しい体へと変貌を遂げていた。
「ぐへへへへ……なんだこれは。たまげたなぁ」
驚くことしか出来ない雅之。
何も考えずに辺りを軽く見渡していると突然、脳内に直接語りかけてくる者が居た。
「雅之よ。ご無沙汰しておるかい? 」
この高い声は……どこかで……まさか……。
「ぐへへへ。神か? 」
「そうじゃ。貴様は童帝の神達に嫉妬を買われ男しか居ない世界に飛ばされたかわいそうなお友達✩DA」
「なんだと……ぐへへへ」
その言葉に動揺を起こした。ただ、何故か平然といる雅之。
神はこいつはダメだなと判断しほっておくことにしたのだがどうしてもひとつ気になることがあった。
「それより雅之よ。そのぐへへへを辞めることは出来ないんかね? 」
「ああ。悪い。このぐへへへを言葉のどこかに入れないと心臓発作で死ぬからダメなんだよなぁ……ぐへへへ」
山名雅之。
テクノブレイクから生還した代償としてぐへへへをつけなければ死ぬ病気になってしまったのである。
可哀想……ではない。
その言動が一つ変わったからといって全くもって未来は変わらないのだからだ。
つまり、彼が刺されて死ぬということも運命のイタズラということになったのである。
生まれつきのヤリチン体質。
最高に素敵って奴さ!
その後、雅之は街をウロウロとし情報を得るために聞き込みを始めたのであった。
金髪の男Aに話しかける。
「ぐへへへ。そこのお兄さん。ちょっと聞きたいことがあるんだが……」
「………」
無言でこの場を後にされ、この人は諦めることにした。
続いて銀髪のお兄さんAに話しかけてみた。
「お兄さんぐへへへ」
「………」
再び無視される雅之。
さすがに心が折れたのか、少し丁寧な言葉で白髪のお兄さんに喋り始めた。
「あのー……すみません……ぐへへへ」
「………」
再び無視。
流石に心が折れた雅之は汚い高音を繰り出した。
「ンァァァァァ! ! ! ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙! ! ! #^%#%##^##^#}%#}%^##%」
一瞬発狂をしたのだがそれで落ち着いた為、次の行動に移ることにした。
雅之は驚きの行動に出る………。
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