37 / 52
37 侍女長の執着
しおりを挟む
森から消えた二人の事にロサ達はまるで気付かない。
膨大な魔力を持つ侍女長が出す禍々しいオーラが周囲を遮断しているのだ。
「そっくり‥あぁ‥私の陛下‥」
その侍女長はロサを見つめながら滂沱の涙を流し続けている。
「あぁ…私の陛下…トニトルス陛下に生き写し…そうだわ声に纏うオーラも…だからさっき逆らえなかった…そうよ…あの御方が死んだなんて信じられなかった…あってはいけない事だった…あぁここに…ここにちゃぁんと生きてらしたんですねぇ…」
少し涙が落ち着けばそんな事を恍惚の表情でブツブツ呟いている。
騎士達に跪かされ後ろ手に縄を掛けられても夢中で呟き続けている。
縄は掛けられた者が魔法を使えなくなる特別な魔縄だ。
――と、不意に侍女長が立ち上がり――
「トニトルス陛下ッ今度こそ、今度こそこの私と共に!
永遠の愛の世界に参りましょう!」
言うや否やその体が禍々しい光で発光し始め――
ブワチィッ
嫌な音と共に侍女長を拘束していた魔縄が切れて散り散りに消えて行く。
「侍女長の魔力が膨大過ぎて魔縄の能力を超えたか…ん!?」
侍女長はロサ目掛けて走り――いや、足は動かしていない…
地上を飛んで来る!?
王子と側近達、双子の従者達が剣を構えザッとロサの前に立ち並ぶ。
その更に前に!
「ガァァァーーッ!」
モフ助!
モフ助の魔力を纏った咆哮に‥
「ぬぁッ!?」
侍女長の体が後方に吹き飛ぶ。
モフ助の存在を忘れていたのか茫然とした顔で地面の上に足を投げ出した状態でペタンと座る侍女長。
そう、魔力を撥ね返すモフ助が守る限り侍女長はロサに近付けないのだ。
――だが?
侍女長は不敵な笑みを浮かべて立ち上がり――
「ホホホ、トニトルス陛下生き写しの尊い皇女殿下には魔獣もメロメロね…
近付けもしない…ホホ、だったら奥の手を使うまでよ!
10年前は憎きクフェアに奪われたけど…もう誰にも邪魔させない!
トニトルス陛下と死ぬのは誰よりも陛下を愛して来たこの私だもの!
その魔獣にも邪魔できないでしょう?
私が私自身を爆発させるのは!」
――!?――
「‥やめろ!皆を巻き込む気かッ!?」
サッと顔を青くしてロサが叫ぶ。
自爆して死んでくれるなら結構な事では?
そう思ったシアンの側近達はロサが続けて叫んだ言葉に震撼する。
「侍女長の保有する膨大な魔力で自爆なんかしたら周りに及ぼす影響は計り知れない!この森は当然吹っ飛ぶし…そう、王都中心にまでも及ぶかもしれない!どれだけの人や動植物が巻き込まれ命を落とすと思っている!?」
『自爆』なんて考え方はグラキエスの民には無い。
『自爆』可能なほどの魔力を持たないからだ。
他国民も同様である。
フランマの殆どの民もそうであるが、フランマの皇族の中には膨大な魔力を持つ者がおり、そのごくごく一部の人間にだけ馴染みのある『自爆』という考え方。
なのでそれによって引き起こされる被害についてなど想像も及ばないのが普通。
だが、フランマ皇族の血筋で膨大な魔力を持つ侍女長なら知っていて当たり前だし、それによってもたらされる被害を避けるのは当然の倫理なのだが――
「知らない、知らな~~い、他の人なんてどうなったっていい!
尊い愛を貫くためだもの、みんな喜んで犠牲になって?ホホ…グボッ」
ハッとするロサ。
「グボゴボ…ゴボッ」
「――あぁもう駄目だ!ああなってはもう自爆を止められない!」
――こんな時なのに騎士達はロサをうっとり見つめ取り乱す様子に心臓を抉られ彼女の為なら何でもする、この命を使ってくれと切望する。
侍女長は目も口も限界を超えて開けられその向こうにはマグマの様なものが滾っておりもうドレスは焼き切れて体自体がマグマ状に変わっていく。
「…もう、いつ爆発してもおかしくない…」
ロサはシアンに目を向け
「フランマの人間が――済まない」
頭を下げる。
「…君はどうするつもりだった?‥被害を出さずに自爆する方法を知っていた?」
シアンは落ち着いた低い声で問いかける。
「ああ…遠い海の深い所に不思議な場所がある。
外部からの力を吸収して飲み込んでしまうという場所が…
私はそこへ転移して自爆する積りだった…」
「ではそこへ侍女長を転移させればいいのだな」
「それはそうなのだが…私は今…」
自分に魔法が使えるなら問題なくそうしてる。
だが今は魔法が使えないのだ。
「私がやる!」
「…ムリだ。転移には膨大な魔力を使う。
殿下の魔力では‥」
「封印を解く」
「‥ッ!?‥君は‥」
ロサはシアンを見つめる。
つまりロサの目に視えていたシアンの魔力はほんの一部だった!?
「私は子供の時魔力の殆どを封印した。そうでなければ生きられなかったからだ。それを解放すれば私でも侍女長を転移させられるだろう」
側近達は『助かった』というような表情を浮かべるが。
「…簡単に言うな!
今まで封印してきたものを急に解放すればそれこそ『自爆』の様な状況になる!」
ロサには膨大な魔力を操る難しさが分かっている。
直ぐに出来る様なものではないのだ。
解放された魔力は先ずシアン自身を殺すだろう。
「そんな事するな!」
「ロサ嬢、私が何もしなくても大変な被害が出るのだろう?
私が失敗しても被害に大差は無いのではないか?
それならばやるべきだ――成功を信じて」
「私は被害がどうだと言ってるんじゃない!‥君の事を言って…」
「…ロサ嬢」
「1%もない!成功率は1%も!99%君は……
……君は…ッ」
シアンは少し震える指でロサの頬を流れるものに触れる。
「この涙は?」
「君に死んでほしくないのだ!」
即答するロサ。
怒った様にシアンを見据えている。
溢れる涙に濡れるローズレッドの瞳はキラキラと輝きシアンはその幽玄の美しさに夢を見ている様な錯覚を覚える。
「それなら君にもやっと分かってもらえるね…君に自爆してほしくない私の心を」
「ッッ!」
息を呑むロサ。
「…あ…」
こんな気持ち?
こんなに…辛くて
切ない…
……
ヴィキッ
ハッ!
侍女長がとうとう爆発する!
膨大な魔力を持つ侍女長が出す禍々しいオーラが周囲を遮断しているのだ。
「そっくり‥あぁ‥私の陛下‥」
その侍女長はロサを見つめながら滂沱の涙を流し続けている。
「あぁ…私の陛下…トニトルス陛下に生き写し…そうだわ声に纏うオーラも…だからさっき逆らえなかった…そうよ…あの御方が死んだなんて信じられなかった…あってはいけない事だった…あぁここに…ここにちゃぁんと生きてらしたんですねぇ…」
少し涙が落ち着けばそんな事を恍惚の表情でブツブツ呟いている。
騎士達に跪かされ後ろ手に縄を掛けられても夢中で呟き続けている。
縄は掛けられた者が魔法を使えなくなる特別な魔縄だ。
――と、不意に侍女長が立ち上がり――
「トニトルス陛下ッ今度こそ、今度こそこの私と共に!
永遠の愛の世界に参りましょう!」
言うや否やその体が禍々しい光で発光し始め――
ブワチィッ
嫌な音と共に侍女長を拘束していた魔縄が切れて散り散りに消えて行く。
「侍女長の魔力が膨大過ぎて魔縄の能力を超えたか…ん!?」
侍女長はロサ目掛けて走り――いや、足は動かしていない…
地上を飛んで来る!?
王子と側近達、双子の従者達が剣を構えザッとロサの前に立ち並ぶ。
その更に前に!
「ガァァァーーッ!」
モフ助!
モフ助の魔力を纏った咆哮に‥
「ぬぁッ!?」
侍女長の体が後方に吹き飛ぶ。
モフ助の存在を忘れていたのか茫然とした顔で地面の上に足を投げ出した状態でペタンと座る侍女長。
そう、魔力を撥ね返すモフ助が守る限り侍女長はロサに近付けないのだ。
――だが?
侍女長は不敵な笑みを浮かべて立ち上がり――
「ホホホ、トニトルス陛下生き写しの尊い皇女殿下には魔獣もメロメロね…
近付けもしない…ホホ、だったら奥の手を使うまでよ!
10年前は憎きクフェアに奪われたけど…もう誰にも邪魔させない!
トニトルス陛下と死ぬのは誰よりも陛下を愛して来たこの私だもの!
その魔獣にも邪魔できないでしょう?
私が私自身を爆発させるのは!」
――!?――
「‥やめろ!皆を巻き込む気かッ!?」
サッと顔を青くしてロサが叫ぶ。
自爆して死んでくれるなら結構な事では?
そう思ったシアンの側近達はロサが続けて叫んだ言葉に震撼する。
「侍女長の保有する膨大な魔力で自爆なんかしたら周りに及ぼす影響は計り知れない!この森は当然吹っ飛ぶし…そう、王都中心にまでも及ぶかもしれない!どれだけの人や動植物が巻き込まれ命を落とすと思っている!?」
『自爆』なんて考え方はグラキエスの民には無い。
『自爆』可能なほどの魔力を持たないからだ。
他国民も同様である。
フランマの殆どの民もそうであるが、フランマの皇族の中には膨大な魔力を持つ者がおり、そのごくごく一部の人間にだけ馴染みのある『自爆』という考え方。
なのでそれによって引き起こされる被害についてなど想像も及ばないのが普通。
だが、フランマ皇族の血筋で膨大な魔力を持つ侍女長なら知っていて当たり前だし、それによってもたらされる被害を避けるのは当然の倫理なのだが――
「知らない、知らな~~い、他の人なんてどうなったっていい!
尊い愛を貫くためだもの、みんな喜んで犠牲になって?ホホ…グボッ」
ハッとするロサ。
「グボゴボ…ゴボッ」
「――あぁもう駄目だ!ああなってはもう自爆を止められない!」
――こんな時なのに騎士達はロサをうっとり見つめ取り乱す様子に心臓を抉られ彼女の為なら何でもする、この命を使ってくれと切望する。
侍女長は目も口も限界を超えて開けられその向こうにはマグマの様なものが滾っておりもうドレスは焼き切れて体自体がマグマ状に変わっていく。
「…もう、いつ爆発してもおかしくない…」
ロサはシアンに目を向け
「フランマの人間が――済まない」
頭を下げる。
「…君はどうするつもりだった?‥被害を出さずに自爆する方法を知っていた?」
シアンは落ち着いた低い声で問いかける。
「ああ…遠い海の深い所に不思議な場所がある。
外部からの力を吸収して飲み込んでしまうという場所が…
私はそこへ転移して自爆する積りだった…」
「ではそこへ侍女長を転移させればいいのだな」
「それはそうなのだが…私は今…」
自分に魔法が使えるなら問題なくそうしてる。
だが今は魔法が使えないのだ。
「私がやる!」
「…ムリだ。転移には膨大な魔力を使う。
殿下の魔力では‥」
「封印を解く」
「‥ッ!?‥君は‥」
ロサはシアンを見つめる。
つまりロサの目に視えていたシアンの魔力はほんの一部だった!?
「私は子供の時魔力の殆どを封印した。そうでなければ生きられなかったからだ。それを解放すれば私でも侍女長を転移させられるだろう」
側近達は『助かった』というような表情を浮かべるが。
「…簡単に言うな!
今まで封印してきたものを急に解放すればそれこそ『自爆』の様な状況になる!」
ロサには膨大な魔力を操る難しさが分かっている。
直ぐに出来る様なものではないのだ。
解放された魔力は先ずシアン自身を殺すだろう。
「そんな事するな!」
「ロサ嬢、私が何もしなくても大変な被害が出るのだろう?
私が失敗しても被害に大差は無いのではないか?
それならばやるべきだ――成功を信じて」
「私は被害がどうだと言ってるんじゃない!‥君の事を言って…」
「…ロサ嬢」
「1%もない!成功率は1%も!99%君は……
……君は…ッ」
シアンは少し震える指でロサの頬を流れるものに触れる。
「この涙は?」
「君に死んでほしくないのだ!」
即答するロサ。
怒った様にシアンを見据えている。
溢れる涙に濡れるローズレッドの瞳はキラキラと輝きシアンはその幽玄の美しさに夢を見ている様な錯覚を覚える。
「それなら君にもやっと分かってもらえるね…君に自爆してほしくない私の心を」
「ッッ!」
息を呑むロサ。
「…あ…」
こんな気持ち?
こんなに…辛くて
切ない…
……
ヴィキッ
ハッ!
侍女長がとうとう爆発する!
171
あなたにおすすめの小説
愛すべきマリア
志波 連
恋愛
幼い頃に婚約し、定期的な交流は続けていたものの、互いにこの結婚の意味をよく理解していたため、つかず離れずの穏やかな関係を築いていた。
学園を卒業し、第一王子妃教育も終えたマリアが留学から戻った兄と一緒に参加した夜会で、令嬢たちに囲まれた。
家柄も美貌も優秀さも全て揃っているマリアに嫉妬したレイラに指示された女たちは、彼女に嫌味の礫を投げつける。
早めに帰ろうという兄が呼んでいると知らせを受けたマリアが発見されたのは、王族の居住区に近い階段の下だった。
頭から血を流し、意識を失っている状態のマリアはすぐさま医務室に運ばれるが、意識が戻ることは無かった。
その日から十日、やっと目を覚ましたマリアは精神年齢が大幅に退行し、言葉遣いも仕草も全て三歳児と同レベルになっていたのだ。
体は16歳で心は3歳となってしまったマリアのためにと、兄が婚約の辞退を申し出た。
しかし、初めから結婚に重きを置いていなかった皇太子が「面倒だからこのまま結婚する」と言いだし、予定通りマリアは婚姻式に臨むことになった。
他サイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより転載しました。
旦那様には愛人がいますが気にしません。
りつ
恋愛
イレーナの夫には愛人がいた。名はマリアンヌ。子どものように可愛らしい彼女のお腹にはすでに子どもまでいた。けれどイレーナは別に気にしなかった。彼女は子どもが嫌いだったから。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」様で作成しました。
行動あるのみです!
棗
恋愛
※一部タイトル修正しました。
シェリ・オーンジュ公爵令嬢は、長年の婚約者レーヴが想いを寄せる名高い【聖女】と結ばれる為に身を引く決意をする。
自身の我儘のせいで好きでもない相手と婚約させられていたレーヴの為と思った行動。
これが実は勘違いだと、シェリは知らない。
お飾り公爵夫人の憂鬱
初瀬 叶
恋愛
空は澄み渡った雲1つない快晴。まるで今の私の心のようだわ。空を見上げた私はそう思った。
私の名前はステラ。ステラ・オーネット。夫の名前はディーン・オーネット……いえ、夫だった?と言った方が良いのかしら?だって、その夫だった人はたった今、私の足元に埋葬されようとしているのだから。
やっと!やっと私は自由よ!叫び出したい気分をグッと堪え、私は沈痛な面持ちで、黒い棺を見つめた。
そう自由……自由になるはずだったのに……
※ 中世ヨーロッパ風ですが、私の頭の中の架空の異世界のお話です
※相変わらずのゆるふわ設定です。細かい事は気にしないよ!という読者の方向けかもしれません
※直接的な描写はありませんが、性的な表現が出てくる可能性があります
婚約者から婚約破棄をされて喜んだのに、どうも様子がおかしい
棗
恋愛
婚約者には初恋の人がいる。
王太子リエトの婚約者ベルティーナ=アンナローロ公爵令嬢は、呼び出された先で婚約破棄を告げられた。婚約者の隣には、家族や婚約者が常に可愛いと口にする従妹がいて。次の婚約者は従妹になると。
待ちに待った婚約破棄を喜んでいると思われる訳にもいかず、冷静に、でも笑顔は忘れずに二人の幸せを願ってあっさりと従者と部屋を出た。
婚約破棄をされた件で父に勘当されるか、何処かの貴族の後妻にされるか待っていても一向に婚約破棄の話をされない。また、婚約破棄をしたのに何故か王太子から呼び出しの声が掛かる。
従者を連れてさっさと家を出たいべルティーナと従者のせいで拗らせまくったリエトの話。
※なろうさんにも公開しています。
※短編→長編に変更しました(2023.7.19)
傷物令嬢は魔法使いの力を借りて婚約者を幸せにしたい
棗
恋愛
ローゼライト=シーラデンの額には傷がある。幼い頃、幼馴染のラルスに負わされた傷で責任を取る為に婚約が結ばれた。
しかしローゼライトは知っている。ラルスには他に愛する人がいると。この婚約はローゼライトの額に傷を負わせてしまったが為の婚約で、ラルスの気持ちが自分にはないと。
そこで、子供の時から交流のある魔法使いダヴィデにラルスとの婚約解消をしたいと依頼をするのであった。
恋人に夢中な婚約者に一泡吹かせてやりたかっただけ
棗
恋愛
伯爵令嬢ラフレーズ=ベリーシュは、王国の王太子ヒンメルの婚約者。
王家の忠臣と名高い父を持ち、更に隣国の姫を母に持つが故に結ばれた完全なる政略結婚。
長年の片思い相手であり、婚約者であるヒンメルの隣には常に恋人の公爵令嬢がいる。
婚約者には愛を示さず、恋人に夢中な彼にいつか捨てられるくらいなら、こちらも恋人を作って一泡吹かせてやろうと友達の羊の精霊メリー君の妙案を受けて実行することに。
ラフレーズが恋人役を頼んだのは、人外の魔術師・魔王公爵と名高い王国最強の男――クイーン=ホーエンハイム。
濡れた色香を放つクイーンからの、本気か嘘かも分からない行動に涙目になっていると恋人に夢中だった王太子が……。
※小説家になろう・カクヨム様にも公開しています
侯爵家の婚約者
やまだごんた
恋愛
侯爵家の嫡男カインは、自分を見向きもしない母に、なんとか認められようと努力を続ける。
7歳の誕生日を王宮で祝ってもらっていたが、自分以外の子供を可愛がる母の姿をみて、魔力を暴走させる。
その場の全員が死を覚悟したその時、1人の少女ジルダがカインの魔力を吸収して救ってくれた。
カインが魔力を暴走させないよう、王はカインとジルダを婚約させ、定期的な魔力吸収を命じる。
家族から冷たくされていたジルダに、カインは母から愛されない自分の寂しさを重ね、よき婚約者になろうと努力する。
だが、母が死に際に枕元にジルダを呼んだのを知り、ジルダもまた自分を裏切ったのだと絶望する。
17歳になった2人は、翌年の結婚を控えていたが、関係は歪なままだった。
そんな中、カインは仕事中に魔獣に攻撃され、死にかけていたところを救ってくれたイレリアという美しい少女と出会い、心を通わせていく。
全86話+番外編の予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる