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最終ステージ 【ゲームマスターとの一騎打ち】
しおりを挟むそもそも我々はどうしてデスゲームものを好むのだろうか。
よくラスボスみたいなポジションの人が
「裏切り、恐怖、策謀、死。極限状態でみえてくる人間の本質が見たいのじゃあああ!」
みたいなことを言う。
しかし、どうして極限状態で人間の本質が見られるのだろうか。
所詮それは限定された条件下で見られるサンプル数1でしかない。
むしろ日常生活でこそ我々の本質が見て取れるのではないだろうか。
単純に無様な人間を見るのは面白いよねという意見もある。
これは反論しようがない。面白いという感覚は主観であるし、実際面白いからたくさんのデスゲームものがつくられてきたのであろう。
序盤は頼りないが中盤で覚醒する主人公
露骨なおいろけ描写があるメインヒロイン
序盤に見せしめとして無残に殺されるお調子者。
他にやることあるだろという状態でレイプに走り出す奴。
ヒステリーを引き起こす女性。
なにか知っている風なのに中々話さない奴。
テンプレだがやはり一定の面白さは確保されている気がする。
やはりデスゲームは面白いのだ。だから、大量生産されたのだ。
そのおかげか我々はたくさんのデスゲームものを見てきた。
いわばデスゲームネイティブ世代である。
それが何に役に立つのか。という人もいるだろう。
俺はその問に対して1つの回答がある。
いわばデスゲームものは一種の精神的災害シミュレーションではないだろうか。
将来人類が未曾有の危機に陥った際に活きてくるのではないか。
災害等が原因の閉鎖空間で人間関係のトラブルが発生したとき。
(あっ、これデスゲームもので見た展開だ!)
となれば少し心が安らぐ気がする。
……話を本編へ戻そう。
◇
最終ステージのゲームは【ゲームマスターとの一騎打ち】であった。
俺達は戦わずしてゲームマスターの説得に成功した。彼は過酷な労働環境で不満がたまっていたらしい。快く運営を裏切ってくれた。彼もまた現代資本主義という名のデスゲームの被害者であったのだ、
俺達は元ゲームマスターの協力もあって盗んだ宇宙船で惑星デスゲムニアを脱出した。
脱出する時に、晴彦が力を貯めていた超能力で、惑星デスゲムニアを破壊した。その後、一般人がデスゲームに巻き込まれることはなくなり、銀河に平穏が訪れたという。
しかし、この宇宙にはまだまだデスゲームに苦しめられている人々がいる。今回の件で実情を知った俺達は決意した。
デスゲームの恐怖から人々を解放することを、人を弄んで愉悦に浸る悪漢達に正義の鉄槌をくだすことを。
その後、俺たちはデスゲームデストロイヤーズとして全宇宙にその名を轟かせる組織となるのだがそれはまた別の話である。
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