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プロローグ?
念願の異世界転生!だったはずなのに…
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Not in Education,Employment Training
この言葉の意味は分かるだろうか…一般では『NEET』と呼ばれていて、15~35歳の非労働者の事を指差している
そんな『NEET』の一人であった木佐上 樹
(きさがみ たつき)の異世界転生 and 物語を描いた作品である。
───────────────────
「良し、これで二十日間連続ネトゲチャレンジ成功!」
暗い部屋でパソコンを立ち上げ続けているこの俺…
『木佐上 樹 (木佐上 樹) 28歳 職業 ニート』
そんな俺にはある異常な能力がある、RPGで言うスキルみたいな物だと思っても良い、それは『二十日間何かに没頭できる』だ
誰でも出来るんじゃないかだって?
そんな事はない、誰でも出来たら皆が人外と断言出来る
勿論、俺はノーカンで頼む
そんな俺だが実は、産まれた時から他の人とは違う性質を持っていた、それが俺の異常な能力に関係があると思うのだが…一様言っておくが確信は無い
それは…日光に当たると何故か食事が要らなくなっちまう、可笑しいと思うが、まるで植物みたいに光合成をしているんじゃないのかと最初は思ったが、もう馴れたからどうでも良くなったんだがな
「さて…続きでもやりますか」
そう言って樹はまた一人で黙々とパソコンでネトゲをするのであった
変わらない日常、毎日の如くしていたネトゲも心の奥底ではあまり面白く無いと樹は思っていた
何か刺激が欲しい、そう思う樹は滑り落ちる様な感じで小さく呟く
「本当…異世界にでもいってみてぇな~…」
そう樹は呟くが、その呟きに答える様に何処からともなく声が聞こえてきた
『そうか?…それなら此処に転送するから待っておれ!』
「えっ?今の声は…」
少女の甲高い声が聴こえてきた、最初は幻聴だと思ったが、少しすると閉めきった暗い部屋の中が徐々に明るくなってきたのが分かった
「?段々光だして…ーーーー!」
段々と明るいを通り越して閃光の様な強さに増すと樹は咄嗟に腕をクロスして防御の構えながら目を瞑る
その瞬間、樹はとても眩しい光に包まれて消えていった
───────────────────
「此処は…」
見渡す限り白い壁に覆われた空間らしき所へ転送されたようだ、俺でも何を言っているのか分からないが今言えるのはこれくらいだ
「確か、突然光だして…それでー」
「此処に転送されたのじゃ」
「そう!それだ…って、えっ?」
見た目は10代前半の少女だろうか、日本で言う巫女が着そうな服をしていた
…ずっと此処に居たのか偶然か、将又(はたまた)突然として現れたのかは分からないが、それ以前に何故、この様な場所に居るのだろうか
そう疑問に思った樹だが少し黙った後、最初に喋りだしたのは謎の少女だった
「初めましてと言うべきじゃな、妾は最高神…天御中主神(アメノミナカヌシノカミ)、どうぞ良しなに頼むのじゃ。」
「…?じゃあ神様なのか?」
「そうじゃ!宇宙の神なのじゃ!」
「あぁ…そう…」
正直本当に神様か分からないのに信用する筈がないだろう、常識的に考えて
本当に神様だったとしても、鯖を読みすぎだろ…神様ってもんは世界が誕生する前に生まれたんだろ?況してや宇宙とか…
「お主は本当に失礼な奴じゃな」
どうやら心の声まで聞こえているらしい、流石は神様と言った所だな
「そう言えば何で俺を呼んだんだ?此処は異世界でも何でも無いのにな」
「それが…お主を呼び出す口実を考えていた所にお主が“異世界に行きたい”と言っておってな、丁度良いと思ったのじゃ」
「待てよ?元から俺を此処に呼び出そうとしていたのか?」
「そうじゃ、実は…本当に言いにくいのじゃが…」
どうやら俺は別の理由で此処に来る筈だったが俺が異世界に行きたいと言ったから上手く利用されたんだな、それだけ逸らせたいのだから何か理由があるかも
「なぁ…本当に俺は何の為に此処に呼ばれたんだ?」
「霊魂の調査をしていたらお主の魂が怪しかったのじゃ」
「俺の…魂?」 「強いて言うならそうじゃ」
「まさかだと思うんだが…俺の異常な能力もそのせいか?」
俺は勘で言ってみることにした、何も分からい状態は一番怖いからな
「そ…そうじゃが…実はお主の霊魂は元から雑草に転生する筈だったのじゃ」
「雑…雑草に?」 「残念ながらじゃ」
何と悲しい事だ…俺の魂は元々雑草に転生する筈だったのに何かの手違いでも起きたのか?
「…となると、俺は今から異分子として削除となるのか?」
「いや、その様な事は無いのじゃ…しかし、何時までもこの様な霊魂だと身が持たぬからな…そのままの人生を送るか、異世界に転生するか選ばせようとしたのじゃ」
どうやら戻ると短い寿命で余生を送るか、異世界へ転生して新たなる人生を歩むかか…決まってんだろ
「さぁ…どちらを選ぶ「異世界転生で!」のじ…えっ?」
余りにも早い回答ですこし最高神(少女)はまるで豆鉄砲を食らった鳩の様な顔になった
しかし、流石は最高神だった直ぐに表情は治り樹に問い掛けた
「お主は本当にそれで良いんじゃな?」
「あぁ」
最高神は否定しないが何故か悲しい顔になったのだったが、樹はそれを知る事はなかった
「行くのじゃ……ーーー!『時空術式』〔転生〕!」
そう最高神は言うと樹の身体から大量の光が溢れだした
「最高神、色々と有り難うな!」
「あぁ、お主も達者でな…あっ、一つ言い忘れていた事があったんじゃが…」
「何だ?まだ何かあるの?」
「転生したら…」 「転生したら?」
「『雑草に転生するから』」
「…えっ?何言って…」
こうして樹は異世界転生したのだった。
────────後書き────────
どうも、機械革命です。
この度は 『念願の異世界転生!…だけど雑草に転生とは聞いてねぇ~ーー!』をご覧下さり誠に感謝申し上げます。
実は、私初心者な者でして…本当に此で良いのか分からない事だらけなんですよ
しかし、段々と上手く出来たら良いた思っております(出来るかどうかは不明)。
誤字や脱字等が有りましたら遠慮なくコメントして下さって構いませんのでお気軽にコメントして下さい。
此れからも『念願の異世界転生!…だけど雑草に転生とは聞いてねぇ~ーー!』を宜しく御願い申し上げます!
この言葉の意味は分かるだろうか…一般では『NEET』と呼ばれていて、15~35歳の非労働者の事を指差している
そんな『NEET』の一人であった木佐上 樹
(きさがみ たつき)の異世界転生 and 物語を描いた作品である。
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「良し、これで二十日間連続ネトゲチャレンジ成功!」
暗い部屋でパソコンを立ち上げ続けているこの俺…
『木佐上 樹 (木佐上 樹) 28歳 職業 ニート』
そんな俺にはある異常な能力がある、RPGで言うスキルみたいな物だと思っても良い、それは『二十日間何かに没頭できる』だ
誰でも出来るんじゃないかだって?
そんな事はない、誰でも出来たら皆が人外と断言出来る
勿論、俺はノーカンで頼む
そんな俺だが実は、産まれた時から他の人とは違う性質を持っていた、それが俺の異常な能力に関係があると思うのだが…一様言っておくが確信は無い
それは…日光に当たると何故か食事が要らなくなっちまう、可笑しいと思うが、まるで植物みたいに光合成をしているんじゃないのかと最初は思ったが、もう馴れたからどうでも良くなったんだがな
「さて…続きでもやりますか」
そう言って樹はまた一人で黙々とパソコンでネトゲをするのであった
変わらない日常、毎日の如くしていたネトゲも心の奥底ではあまり面白く無いと樹は思っていた
何か刺激が欲しい、そう思う樹は滑り落ちる様な感じで小さく呟く
「本当…異世界にでもいってみてぇな~…」
そう樹は呟くが、その呟きに答える様に何処からともなく声が聞こえてきた
『そうか?…それなら此処に転送するから待っておれ!』
「えっ?今の声は…」
少女の甲高い声が聴こえてきた、最初は幻聴だと思ったが、少しすると閉めきった暗い部屋の中が徐々に明るくなってきたのが分かった
「?段々光だして…ーーーー!」
段々と明るいを通り越して閃光の様な強さに増すと樹は咄嗟に腕をクロスして防御の構えながら目を瞑る
その瞬間、樹はとても眩しい光に包まれて消えていった
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「此処は…」
見渡す限り白い壁に覆われた空間らしき所へ転送されたようだ、俺でも何を言っているのか分からないが今言えるのはこれくらいだ
「確か、突然光だして…それでー」
「此処に転送されたのじゃ」
「そう!それだ…って、えっ?」
見た目は10代前半の少女だろうか、日本で言う巫女が着そうな服をしていた
…ずっと此処に居たのか偶然か、将又(はたまた)突然として現れたのかは分からないが、それ以前に何故、この様な場所に居るのだろうか
そう疑問に思った樹だが少し黙った後、最初に喋りだしたのは謎の少女だった
「初めましてと言うべきじゃな、妾は最高神…天御中主神(アメノミナカヌシノカミ)、どうぞ良しなに頼むのじゃ。」
「…?じゃあ神様なのか?」
「そうじゃ!宇宙の神なのじゃ!」
「あぁ…そう…」
正直本当に神様か分からないのに信用する筈がないだろう、常識的に考えて
本当に神様だったとしても、鯖を読みすぎだろ…神様ってもんは世界が誕生する前に生まれたんだろ?況してや宇宙とか…
「お主は本当に失礼な奴じゃな」
どうやら心の声まで聞こえているらしい、流石は神様と言った所だな
「そう言えば何で俺を呼んだんだ?此処は異世界でも何でも無いのにな」
「それが…お主を呼び出す口実を考えていた所にお主が“異世界に行きたい”と言っておってな、丁度良いと思ったのじゃ」
「待てよ?元から俺を此処に呼び出そうとしていたのか?」
「そうじゃ、実は…本当に言いにくいのじゃが…」
どうやら俺は別の理由で此処に来る筈だったが俺が異世界に行きたいと言ったから上手く利用されたんだな、それだけ逸らせたいのだから何か理由があるかも
「なぁ…本当に俺は何の為に此処に呼ばれたんだ?」
「霊魂の調査をしていたらお主の魂が怪しかったのじゃ」
「俺の…魂?」 「強いて言うならそうじゃ」
「まさかだと思うんだが…俺の異常な能力もそのせいか?」
俺は勘で言ってみることにした、何も分からい状態は一番怖いからな
「そ…そうじゃが…実はお主の霊魂は元から雑草に転生する筈だったのじゃ」
「雑…雑草に?」 「残念ながらじゃ」
何と悲しい事だ…俺の魂は元々雑草に転生する筈だったのに何かの手違いでも起きたのか?
「…となると、俺は今から異分子として削除となるのか?」
「いや、その様な事は無いのじゃ…しかし、何時までもこの様な霊魂だと身が持たぬからな…そのままの人生を送るか、異世界に転生するか選ばせようとしたのじゃ」
どうやら戻ると短い寿命で余生を送るか、異世界へ転生して新たなる人生を歩むかか…決まってんだろ
「さぁ…どちらを選ぶ「異世界転生で!」のじ…えっ?」
余りにも早い回答ですこし最高神(少女)はまるで豆鉄砲を食らった鳩の様な顔になった
しかし、流石は最高神だった直ぐに表情は治り樹に問い掛けた
「お主は本当にそれで良いんじゃな?」
「あぁ」
最高神は否定しないが何故か悲しい顔になったのだったが、樹はそれを知る事はなかった
「行くのじゃ……ーーー!『時空術式』〔転生〕!」
そう最高神は言うと樹の身体から大量の光が溢れだした
「最高神、色々と有り難うな!」
「あぁ、お主も達者でな…あっ、一つ言い忘れていた事があったんじゃが…」
「何だ?まだ何かあるの?」
「転生したら…」 「転生したら?」
「『雑草に転生するから』」
「…えっ?何言って…」
こうして樹は異世界転生したのだった。
────────後書き────────
どうも、機械革命です。
この度は 『念願の異世界転生!…だけど雑草に転生とは聞いてねぇ~ーー!』をご覧下さり誠に感謝申し上げます。
実は、私初心者な者でして…本当に此で良いのか分からない事だらけなんですよ
しかし、段々と上手く出来たら良いた思っております(出来るかどうかは不明)。
誤字や脱字等が有りましたら遠慮なくコメントして下さって構いませんのでお気軽にコメントして下さい。
此れからも『念願の異世界転生!…だけど雑草に転生とは聞いてねぇ~ーー!』を宜しく御願い申し上げます!
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