恋を教えてくれませんか?でもあなたとの恋愛はない方向で

安眠マクラ

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プロローグ

それが彼との出会いだった。

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「前からずっと好きでした...私と付き合ってくだ...」
「ごめん。」

放課後、いつも通りの茜色の空。想いを告げようと正門で私は待っていたんだ。そしてフラれた。結果はだいたい分かってた、それでも諦めきれなくて。
彼は私に、悪いけど君とは付き合えない、とか、君は悪くない、とか言って申し訳なさそうな目をしながら帰ってしまった。
 私は一人残されて立っていた。でもだんだん黒く染まる空の静けさがとても寂しそうで、私は一人その場にしゃがみこんで泣いた。すると。

「どうしたんですか?」

 少し高めの男性の声その声はまるで本当に心配しているかのように不安げな声色で、私に話しかけたのだ。でも私は当時それを気にしている場合じゃなかった。だってフラれた直後なんだから。その人の声はほとんど聞こえてなかったかも。

「どうして泣いてるんです?」

 その人は続けて私に言ったのだ。

「フラれたのがそんなに悲しいんですか?」

 この言葉だけは何故かはっきり聞こえたのだ。
 これが私と彼の初めての出会いだった。
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