帰宅部ですか。帰宅部ですよ。

安眠マクラ

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第三章 VS生徒会

生徒会長

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「またお前か。」

 部長は腹痛のふりをやめて立ち上がる。

「いつまで、醜態を晒す気だと言ってるのよ。」
「何のようだ?」
「そろそろあんたの部活を潰そうって思ってね。」
「そんなことお前には出来ない。私がいるからな。」
「次の予算決定の会議で消してやるわ。」

 部長と現れた少女の間に火花が散る。

「先輩、あれ誰なんです?」

 睨み合う二人をよそに三好先輩に小さく聞く。

「あれはうちの学校の生徒会長。久留米芽紅(くるめめく)先輩。弱小部活であるうちを潰そうとしてるってのは話から分かると思うけど、どうやら部長と因縁浅からぬ仲っぽいんだよね。」
「はぁ。」

 因縁浅からぬ、ね。後で部長に聞くか。

「生徒会長!お早うございます。」

 風紀委員長が生徒会長に挨拶をした。遅いよ委員長、もはや生徒会長には聴こえてないっぽいし。
 挨拶する委員長を完全にシカトして生徒会長は部長に話しかける。

「あんたは本当に昔からムカつくやつね。ここで生徒会長の力をみせてやるわ。執行部!」
「っは!」

 久留米生徒会長が声を上げるとどこから現れたのか、いきなり執行部であろう生徒達が十人ほど生徒会長の前に並んだ。

「この女を遅刻の指導として連行しなさい。」
「っは!」
 
 執行部の人が部長を囲み捕まえようとしている。部長は既に臨戦体勢だ。

「先輩!部長を助けないと!」
「分かってる。分かってるけどここ学校だよ!?そんな激しい戦いは起きないと思うんだけど。」
「とりあえず急ぎましょう!こうしてる間にも...ってええ?」

 三好先輩と話してる間に部長は綺麗に縄に手を入れていた。早すぎ。そして俺達に向かって部長が一言。

「仕方なかったのさ。分かってくれ、俺はあいつを恨んでいたんだ、あいつを、俺の恋人を殺したあいつを俺は最後まで許せなかったのさ。」

 泣き真似をしながらそう言って、そしてそのまま連行された。唖然である。

「...先輩、部長の最後の一言、全く意味不明なのですが。」
「部長がやってたのはあれだよ、ほら、名探偵ゴハンの犯人が捕まったときの物真似。完成度高かったなー、思わずあのシーンのBGMが頭の中で流れちゃったもん。」
「分かるか‼」

 こうして今日は始まった。



 


















 忘れてたけど、弥蓮先輩はそのまま保健室に行ったのでした。
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