帰宅部ですか。帰宅部ですよ。

安眠マクラ

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第三章 VS生徒会

四宮直人の作戦

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「どういうつもりかしら、こんな手紙を入れておくなんて?」

 放課後体育館裏、俺と三好先輩はひとまず生徒会長を呼び出す事に成功した。ただ生徒会長と向き合っているのは俺じゃない、三好先輩一人だ。俺は体育館裏に広がる林の中に隠れていた。

「いやぁー、生徒会長さんに今日の無礼を謝っておきたくてですね。」
「それで?」
 
 生徒会長の返しは辛辣である。

「ほんとに今日はご迷惑おかけしました、すみません。」
「で?」
「...」
「用が済んだなら私はもう行くわ、暇じゃないから。」

 歩きだす、生徒会長。

「会長さん、待ってくださいよ。ちゃんとお詫びの品を用意したんです。」

 三好先輩は花束を生徒会長に差し出した。

「折角だし受け取っておくわ。」

花束を受け取るために近づいて来る会長。ギリギリまで近づいたところで。

「今です先輩!」
「っはああ!」

 三好先輩は花束を生徒会長の顔めがけて思いっきり突きだした。
 ッボス!
 花束が顔面にヒット。

「御影先輩!」
「了解!」

 すかさず御影先輩が林から出てきて会長に走り出す。その右手にはスタンガン。
 
「っせあぁぁぁ!」

 未だ顔が花束に浸かっている生徒会長の首筋めがけてスタンガンを突きだした。
 だがその時、御影は勝利を確信し油断した。全力で突きだした右手は目標につくよりも先に伸びきり、重心が前のめりになっていた。
 そして生徒会長はその一瞬の隙を逃さなかった、顔を花束につけたまま、後ろに一歩下がったのだ。
 御影の一撃は花束に当たり、生徒会長の顔が現れる。
 御影はその顔を見たとき目を見開いた。そのまま会長に手首を掴まれ、固められる。

「うわぁぁぁ、痛い!痛い痛い痛い痛い痛い痛い!」

 固められる御影を見たとき四宮も三好も驚いて動けなかった。あの状態から逆にカウンターを食らうなど予想していなかったからだ。
 生徒会長は御影を伏させて三好達の方を見た。

「謀った、と言うことね。」

 帰宅部最速の反応速度を誇る御影先輩がやられた!?そんな、あの状況から、どうやって!?

「生徒会!」

 鶴の一声。その一言だけで生徒会は一瞬にして集まる。

「三人とも捕らえなさい!」

 



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