8 / 23
勉強し始めた
しおりを挟む
第8話 勉強し始めた
神様『これではダメだな…』
神様『まずは、皆んなで部活動の方向性を決めるか…』
瑠華『方向性?』
千鶴(これじゃあ…この部活が、どんどん開拓される。)
千鶴(ほとんど、帰宅部だったのに…)
神様『ああ…具体的には、「目標」だな…』
神様『この部活内容には、それらしき最終目標が見当たらない。』
神様『俺が言いたいのは…』
神様『これでは!ダラダラしてしまう!』
3人「この人!?面倒くさい!?」
神様『勉強は、あくまで「自主」でやることだ…』
神様『その結果が、部活動による進展がないことに繋がっているんだな…』
3人「確かに!?」
神様『それでは、お前たちにいくつか質問をする。』
神様『この質問の中で、1つでも納得がいく回答ができなければ…俺は、これを部活とは認めない…認められない。』
瑠華(どうしょう…全然自信ない…)
神様『テストで良い点とは、具体的にどんな点数なのか?』
瑠華『それは…30点です。』
神様『ハードルが低いな…』
神様『この部活動のスケジュールは、どの様なものなのか?』
瑠華『テストの答案用紙を見せ合うぐらいでしょうか…』
千鶴『どれだけ…点数が低いのかも競ってたね…』
未彩『うんうん…その後は、他の話で盛り上がって部活の話を1ミリもしてなかったけど…』
神様『それでは、カエルの合唱と変わらないな…』
「ゲコゲコゲコ!!」
3人「どんな例え!?」
神様『せめて部員たちで、反省会を開くほどのことをしないとな…』
神様『テストで、良い点を取ったあとは何をするのか?』
瑠華『遊びます。』
千鶴『帰宅します。』
未彩『親に自慢します。』
神様『皆んなで分析しろよ!研鑽を積んでくれ!予習と復習はどうした?』
神様『それでは意味がないぞ!』
神様『ええと…この部活を作った理由は?』
瑠華『ただの「口実」の為です。この学校は、必ず部活に入る必要があります。なので、部活に入っている理由を作る為です。』
神様「ダメだ…1番部長にそぐわない…」
神様「それより…この部員メンバー自体だわ…」
神様『そもそも、この部活は何を目指しているのか?』
瑠華『皆んなの理想郷を目指しています。』
神様「誤魔化すな!!」
千鶴『それで…神様は何を掲げたいの?』
未彩『私たちに出来ることなら…賛同するけど…』
神様『それはもちろん…』
神様『全国模試1桁だろ…皆んなでな…』
3人「あっ…これ…私たちに出来ないことだ…」
「この後、神様を何とか説得して勉強会を定期的に開く部活動となった。」
それから…
神様『勉強を始めて…まだ10分も経っていないが…』
瑠華『あっ!みっちゃん…今日もブログ上げてる。また…新しいカフェ見つけたんだ!みっちゃんは、本当に良い店見つけるの上手いなぁ…』
瑠華『千鶴ちゃんは、ネトゲでもうこんなにレベル上げてる…ハマったら止まらないからなぁ…』
TSURU PLv.300
神様(そのゲームは、リリースして1週間も経って無いぞ…)
神様『課題は…集中力が、絶望的に無いことだな…』
神様(「定期テスト」まで…1週間…このテストで、俺が良い点取って瑠華のやる気を上げるしか無い…)
神様(人にものを教える前に…先ずは実力証明だな…)
神様(まっ!せっかくの入学早々の夏休み…のんびりしたいしな…特に、この世界に来て「漫画」や「ゲーム」と言う面白いものに出会えた。)
神様(1週間もあれば…十分だ。)
「そして実力テスト当日…」
神様(おっ…此処勉強した所だ。この調子で良い点取れば…瑠華にも勧められる…)
神様(勉強のコツは理解の面白さだな…まあ人によって違うが…)
神様(これで良い点…)
テスト結果「学年順位」
1位 宮廷 冴 きゅうてい さえ
498/500
2位 真白 時 ましろ とき
480/500
3位 七夕 まつり たなばた まつり
475/500
4位 宝文 湊 ほうふみ みなと
470/500
5位 神様 かみさま
450/500
6位 海神 巫女 みかみ みこ
430/500
7位 寝子 姫菜 ねこ ひめな
425/500
8位 星数 悠世 ほしくず ゆうせい
410/500
9位 苺 爽歌 いちご そうか
398/500
10位 林檎 詩音 りんご うたね
372/500
神様(流石に取りすぎたか…)
生徒A『おい!転入生3人共凄いぞ!』
神様(あいつらが何やら注目させているな…)
神様『さて…アイツらは…』
86位 守護 沙雨 しゅもり さおめ
175/500
87位 陸原 未彩 ろくはら みさ
100/500
88位 甘咲 瑠華 あまさき るか
95/500
89位 仙ヶ藁 千鶴 せんがわらちづる
80/500
90位 守護 夢理 しゅもり ゆめり
10/500
神様(此奴ら…似たもの同士だな…)
一方…職員室では…
先生 A『合計で10点は初だな…』
先生 B『これは…』
先生 C『学園長が何と言うか…もしかしたら理事長も動くやも…』
学園長『これは…史上初ですね…』
理事長『これは失言になるが…10点は「まぐれ」では?』
神様(これじゃあ…逆効果か?やる気を更に損ねてしまうと後々響く…)
神様(瑠華に会ったらなんて言われるか…)
瑠華『あっ!神様さん…此処に居ましたか…』
神様(あれ?意外に怒ってない?)
神様『なんか…すまん』
瑠華『何をです?(汗)』
瑠華『そんなことよりも…勉強教えて下さいね…』
神様『ああ勿論だ。』
「その夜…守護(しゅもり)家では…」
執事『旦那様…夢理お嬢様と沙雨お嬢様のテスト結果が届いております。』
父『ふむ…拝見しよう…』
どらごん
2点
先生の評価 なんか頑張りましょう!!
あと…「ん」が逆です。
イカちゃん
35点
先生の評価 ?
父『これはどうしたものか…』
執事『この爺も涙が出そうです。』
神様『これではダメだな…』
神様『まずは、皆んなで部活動の方向性を決めるか…』
瑠華『方向性?』
千鶴(これじゃあ…この部活が、どんどん開拓される。)
千鶴(ほとんど、帰宅部だったのに…)
神様『ああ…具体的には、「目標」だな…』
神様『この部活内容には、それらしき最終目標が見当たらない。』
神様『俺が言いたいのは…』
神様『これでは!ダラダラしてしまう!』
3人「この人!?面倒くさい!?」
神様『勉強は、あくまで「自主」でやることだ…』
神様『その結果が、部活動による進展がないことに繋がっているんだな…』
3人「確かに!?」
神様『それでは、お前たちにいくつか質問をする。』
神様『この質問の中で、1つでも納得がいく回答ができなければ…俺は、これを部活とは認めない…認められない。』
瑠華(どうしょう…全然自信ない…)
神様『テストで良い点とは、具体的にどんな点数なのか?』
瑠華『それは…30点です。』
神様『ハードルが低いな…』
神様『この部活動のスケジュールは、どの様なものなのか?』
瑠華『テストの答案用紙を見せ合うぐらいでしょうか…』
千鶴『どれだけ…点数が低いのかも競ってたね…』
未彩『うんうん…その後は、他の話で盛り上がって部活の話を1ミリもしてなかったけど…』
神様『それでは、カエルの合唱と変わらないな…』
「ゲコゲコゲコ!!」
3人「どんな例え!?」
神様『せめて部員たちで、反省会を開くほどのことをしないとな…』
神様『テストで、良い点を取ったあとは何をするのか?』
瑠華『遊びます。』
千鶴『帰宅します。』
未彩『親に自慢します。』
神様『皆んなで分析しろよ!研鑽を積んでくれ!予習と復習はどうした?』
神様『それでは意味がないぞ!』
神様『ええと…この部活を作った理由は?』
瑠華『ただの「口実」の為です。この学校は、必ず部活に入る必要があります。なので、部活に入っている理由を作る為です。』
神様「ダメだ…1番部長にそぐわない…」
神様「それより…この部員メンバー自体だわ…」
神様『そもそも、この部活は何を目指しているのか?』
瑠華『皆んなの理想郷を目指しています。』
神様「誤魔化すな!!」
千鶴『それで…神様は何を掲げたいの?』
未彩『私たちに出来ることなら…賛同するけど…』
神様『それはもちろん…』
神様『全国模試1桁だろ…皆んなでな…』
3人「あっ…これ…私たちに出来ないことだ…」
「この後、神様を何とか説得して勉強会を定期的に開く部活動となった。」
それから…
神様『勉強を始めて…まだ10分も経っていないが…』
瑠華『あっ!みっちゃん…今日もブログ上げてる。また…新しいカフェ見つけたんだ!みっちゃんは、本当に良い店見つけるの上手いなぁ…』
瑠華『千鶴ちゃんは、ネトゲでもうこんなにレベル上げてる…ハマったら止まらないからなぁ…』
TSURU PLv.300
神様(そのゲームは、リリースして1週間も経って無いぞ…)
神様『課題は…集中力が、絶望的に無いことだな…』
神様(「定期テスト」まで…1週間…このテストで、俺が良い点取って瑠華のやる気を上げるしか無い…)
神様(人にものを教える前に…先ずは実力証明だな…)
神様(まっ!せっかくの入学早々の夏休み…のんびりしたいしな…特に、この世界に来て「漫画」や「ゲーム」と言う面白いものに出会えた。)
神様(1週間もあれば…十分だ。)
「そして実力テスト当日…」
神様(おっ…此処勉強した所だ。この調子で良い点取れば…瑠華にも勧められる…)
神様(勉強のコツは理解の面白さだな…まあ人によって違うが…)
神様(これで良い点…)
テスト結果「学年順位」
1位 宮廷 冴 きゅうてい さえ
498/500
2位 真白 時 ましろ とき
480/500
3位 七夕 まつり たなばた まつり
475/500
4位 宝文 湊 ほうふみ みなと
470/500
5位 神様 かみさま
450/500
6位 海神 巫女 みかみ みこ
430/500
7位 寝子 姫菜 ねこ ひめな
425/500
8位 星数 悠世 ほしくず ゆうせい
410/500
9位 苺 爽歌 いちご そうか
398/500
10位 林檎 詩音 りんご うたね
372/500
神様(流石に取りすぎたか…)
生徒A『おい!転入生3人共凄いぞ!』
神様(あいつらが何やら注目させているな…)
神様『さて…アイツらは…』
86位 守護 沙雨 しゅもり さおめ
175/500
87位 陸原 未彩 ろくはら みさ
100/500
88位 甘咲 瑠華 あまさき るか
95/500
89位 仙ヶ藁 千鶴 せんがわらちづる
80/500
90位 守護 夢理 しゅもり ゆめり
10/500
神様(此奴ら…似たもの同士だな…)
一方…職員室では…
先生 A『合計で10点は初だな…』
先生 B『これは…』
先生 C『学園長が何と言うか…もしかしたら理事長も動くやも…』
学園長『これは…史上初ですね…』
理事長『これは失言になるが…10点は「まぐれ」では?』
神様(これじゃあ…逆効果か?やる気を更に損ねてしまうと後々響く…)
神様(瑠華に会ったらなんて言われるか…)
瑠華『あっ!神様さん…此処に居ましたか…』
神様(あれ?意外に怒ってない?)
神様『なんか…すまん』
瑠華『何をです?(汗)』
瑠華『そんなことよりも…勉強教えて下さいね…』
神様『ああ勿論だ。』
「その夜…守護(しゅもり)家では…」
執事『旦那様…夢理お嬢様と沙雨お嬢様のテスト結果が届いております。』
父『ふむ…拝見しよう…』
どらごん
2点
先生の評価 なんか頑張りましょう!!
あと…「ん」が逆です。
イカちゃん
35点
先生の評価 ?
父『これはどうしたものか…』
執事『この爺も涙が出そうです。』
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる