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七英雄
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第6話 七英雄
オルフェン『と言っても…王国へは、随分と距離がある…』
クレイヴ『転移魔法陣か…』
オルフェン『ああ…そうだ…』
オルフェン『あとは、王国軍に任せる…』
クレイヴ『此奴らは…』
オルフェン『この場合は、王国の治療魔法師に回すことになっている。』
オルフェン『君の強さを見誤ったな…』
ーーー
グレイブルグ王国
王都 ラグナベアス
「七英雄様がお見えになられた!」
「オルフェン様!」
「我らの勇士に万歳!」
クレイヴ『七英雄?』
オルフェン『自分で言うのも何だけど…王国最強の称号を持つ7人の軍将のことだよ…』
オルフェン『それには、偉大な戦果を挙げることが条件だ。』
クレイヴ『なるほどな…』
クレイヴ『それにしても…盛大な歓迎だな…』
オルフェン『まあね…』
オルフェン『国王陛下は、城内の王宮殿にいらっしゃる…一応、言っておくけど…無礼の無いようにね…』
クレイヴ『無作法なことはしないさ…多分…』
「オルフェン様!皆様が揃っております!」
「七英雄の間へ!」
オルフェン『このまま…陛下へ謁見と考えていたが…まずは、七英雄と顔合わせといこう…』
オルフェン『そこの衛兵…オウガン殿は?』
「オウガン様は、円卓の座に着いておられます。」
オルフェン(また随分と治療が早いこと…)
クレイヴ(これ相対したら不味くね!?)
「データの再提案」
「ーーー」
クレイヴ(これは…そうかそれなら…)
エルナーク城 城内
七英雄の間
「諸君…静粛にしたまえ…お客人だ。」
コンッコンッ…
オルフェン『うちの大将は、規則にうるさくてね…』
クレイヴ『ああ…』
クレイヴ(上司に1人は居るタイプだな…)
「入りたまえ…オルフェン…」
オルフェン『これは!これは!王子殿下!遠征から遥々のご帰還!』
オルフェン『お見えするのは、お久方ぶりであります!』
クレイヴ(此奴…こんなキャラだっけ?)
「私への陰言は、この際…寛容するとして…」
オルフェン「バレてた!?」
クレイヴ「寛大なお方だな…」
「どうぞ…席にかけたまえ…」
ガタッ
「其方(そちら)のお客人である…旅の者に、粗相があったこと…私からお詫びしたいと思ってね…」
グレイブルグ王国 王子
ウィルヘルム・グレイブルグ
ウィルヘルム『我が国では、多岐に渡る領土開拓に向けての争いが続いていたのも事実…』
ウィルヘルム『そんな…緊迫の最中で起こった問題だ。これは、七英雄の主としての失態…』
「あの…発言を…」
ウィルヘルム『許可するよ…シャルミーユ公…』
グレイブルグ王国 七英雄の1人
ルチアーニ・シャルミーユ
ルチアーニ『この者は、我が領土となる地に無断で立ち入ったとお聞きしました。』
ルチアーニ『それに、正当防衛の面はあれど…王国軍の一兵士に反撃したのも事実…』
ルチアーニ『それも…決して容赦のない行いをです。』
ルチアーニ『彼は、それだけに飽き足らず…其処の七英雄率いる王国軍を壊滅寸前まで追い詰めました。』
ルチアーニ『これは、王国への攻撃として捉えられるのでは?』
オウガン『貴様は何を申しておる?』
オウガン『儂は、敗北などしておらん…』
ルチアーニ『あら…その様でしたか…これはご失礼を…』
ウィルヘルム(何かおかしい…この違和感は一体…)
「我が国の敵は、征服戦争が幕を閉じた今…魔王軍へと成り変わりました。」
「我らが団結すれば…栄光を掴めるよう…きっと我らを勝利へと導いて下さる…」
「すべては、セラムと共に…」
グレイブルグ王国 七英雄の1人
レオポルト・ファウセル
「それはそうと…次は、どの王国を獲(と)るか…」
グレイブルグ王国 七英雄の1人
アウル・スタンデール
「…」
グレイブルグ王国 七英雄の1人
オベロート・グラッドレー
クレイヴ(上手いこと馴染んでるかな…誤魔化しは成功した様だな…ワハハ!)
クレイヴ(種明かしだな…オウガンとの、一切の面識を無いものにする為に、今さっき「スキップ」で飛ばした。)
「スキップ」
・自身が意のままに、すべての出来事及び不条理を飛ばすことができる。
・例えば、自身にとって不都合となる一切の繋がり、其処に行き着くまでの流れや動きを飛ばすことで、それすら無かったことにできる。
ウィルヘルム『この様に、皆の意見に耳を傾けるのも…主としての責務…』
ウィルヘルム『これも…何かの縁…』
ウィルヘルム『私は、「古の竜空洞」の調査に向かう。旅の者が、腕が立つことは先ほど聞いているよ…そこで、面倒ごとは承知の上だが…共に調査に向かって欲しい。』
オルフェン『なるほど…大体予想していたが…』
クレイヴ『…』
クレイヴ(古の竜空洞か…どんな場所だ?)
「古の竜空洞」
・グレイブルグ王国の、地下に存在する大空洞。厳重な警備の奥には、古来から王家より王位を継ぐ神聖な場所とされている。今までは…
クレイヴ(いろいろと闇が深そうだな…)
レオポルト『あの地は、王家にとって神聖な場所…見ず知らずの者をですか…』
ルチアーニ『見るからに怪しい者と…』
オウガン『…』
アウル『あの地は、逃げ場など無い…もし、その時が来たら叩き斬れば良いだろう…』
オベロート『此奴が…同胞を…』
ウィルヘルム『これは、父上からのご命令だ。』
ウィルヘルム『異論は無いね?それでは決まりだ。』
ーーー
オルフェン『クレイヴ…』
クレイヴ『ん?』
オルフェン『俺は、お前を信じているぞ…』
クレイヴ『大丈夫さ…俺は、人に危害を加えるつもりは無い…これからもな…』
オルフェン『それもそうだが…そうじゃない…』
クレイヴ『どうした?どうした?』
オルフェン『この国を救ってくれ…俺の勘がそう言っている…』
クレイヴ『何だ…そんなことか…』
クレイヴ『俺に任せろ…俺は、その為にこの力を得たと思っている。』
ーーー
一方…
グレイブルグ王国 城内
オウガン『オベロートか…其方も、あの者が気がかりの様だな…』
オベロート『…』
オウガン『儂は、ずっと気がかりであった…其方がな…』
オベロート『気付いて居たか…』
オベロート『それなら、君は此処で消えて貰うよ…それに…』
オベロート『敗退した者など…不要だ。』
オルフェン『と言っても…王国へは、随分と距離がある…』
クレイヴ『転移魔法陣か…』
オルフェン『ああ…そうだ…』
オルフェン『あとは、王国軍に任せる…』
クレイヴ『此奴らは…』
オルフェン『この場合は、王国の治療魔法師に回すことになっている。』
オルフェン『君の強さを見誤ったな…』
ーーー
グレイブルグ王国
王都 ラグナベアス
「七英雄様がお見えになられた!」
「オルフェン様!」
「我らの勇士に万歳!」
クレイヴ『七英雄?』
オルフェン『自分で言うのも何だけど…王国最強の称号を持つ7人の軍将のことだよ…』
オルフェン『それには、偉大な戦果を挙げることが条件だ。』
クレイヴ『なるほどな…』
クレイヴ『それにしても…盛大な歓迎だな…』
オルフェン『まあね…』
オルフェン『国王陛下は、城内の王宮殿にいらっしゃる…一応、言っておくけど…無礼の無いようにね…』
クレイヴ『無作法なことはしないさ…多分…』
「オルフェン様!皆様が揃っております!」
「七英雄の間へ!」
オルフェン『このまま…陛下へ謁見と考えていたが…まずは、七英雄と顔合わせといこう…』
オルフェン『そこの衛兵…オウガン殿は?』
「オウガン様は、円卓の座に着いておられます。」
オルフェン(また随分と治療が早いこと…)
クレイヴ(これ相対したら不味くね!?)
「データの再提案」
「ーーー」
クレイヴ(これは…そうかそれなら…)
エルナーク城 城内
七英雄の間
「諸君…静粛にしたまえ…お客人だ。」
コンッコンッ…
オルフェン『うちの大将は、規則にうるさくてね…』
クレイヴ『ああ…』
クレイヴ(上司に1人は居るタイプだな…)
「入りたまえ…オルフェン…」
オルフェン『これは!これは!王子殿下!遠征から遥々のご帰還!』
オルフェン『お見えするのは、お久方ぶりであります!』
クレイヴ(此奴…こんなキャラだっけ?)
「私への陰言は、この際…寛容するとして…」
オルフェン「バレてた!?」
クレイヴ「寛大なお方だな…」
「どうぞ…席にかけたまえ…」
ガタッ
「其方(そちら)のお客人である…旅の者に、粗相があったこと…私からお詫びしたいと思ってね…」
グレイブルグ王国 王子
ウィルヘルム・グレイブルグ
ウィルヘルム『我が国では、多岐に渡る領土開拓に向けての争いが続いていたのも事実…』
ウィルヘルム『そんな…緊迫の最中で起こった問題だ。これは、七英雄の主としての失態…』
「あの…発言を…」
ウィルヘルム『許可するよ…シャルミーユ公…』
グレイブルグ王国 七英雄の1人
ルチアーニ・シャルミーユ
ルチアーニ『この者は、我が領土となる地に無断で立ち入ったとお聞きしました。』
ルチアーニ『それに、正当防衛の面はあれど…王国軍の一兵士に反撃したのも事実…』
ルチアーニ『それも…決して容赦のない行いをです。』
ルチアーニ『彼は、それだけに飽き足らず…其処の七英雄率いる王国軍を壊滅寸前まで追い詰めました。』
ルチアーニ『これは、王国への攻撃として捉えられるのでは?』
オウガン『貴様は何を申しておる?』
オウガン『儂は、敗北などしておらん…』
ルチアーニ『あら…その様でしたか…これはご失礼を…』
ウィルヘルム(何かおかしい…この違和感は一体…)
「我が国の敵は、征服戦争が幕を閉じた今…魔王軍へと成り変わりました。」
「我らが団結すれば…栄光を掴めるよう…きっと我らを勝利へと導いて下さる…」
「すべては、セラムと共に…」
グレイブルグ王国 七英雄の1人
レオポルト・ファウセル
「それはそうと…次は、どの王国を獲(と)るか…」
グレイブルグ王国 七英雄の1人
アウル・スタンデール
「…」
グレイブルグ王国 七英雄の1人
オベロート・グラッドレー
クレイヴ(上手いこと馴染んでるかな…誤魔化しは成功した様だな…ワハハ!)
クレイヴ(種明かしだな…オウガンとの、一切の面識を無いものにする為に、今さっき「スキップ」で飛ばした。)
「スキップ」
・自身が意のままに、すべての出来事及び不条理を飛ばすことができる。
・例えば、自身にとって不都合となる一切の繋がり、其処に行き着くまでの流れや動きを飛ばすことで、それすら無かったことにできる。
ウィルヘルム『この様に、皆の意見に耳を傾けるのも…主としての責務…』
ウィルヘルム『これも…何かの縁…』
ウィルヘルム『私は、「古の竜空洞」の調査に向かう。旅の者が、腕が立つことは先ほど聞いているよ…そこで、面倒ごとは承知の上だが…共に調査に向かって欲しい。』
オルフェン『なるほど…大体予想していたが…』
クレイヴ『…』
クレイヴ(古の竜空洞か…どんな場所だ?)
「古の竜空洞」
・グレイブルグ王国の、地下に存在する大空洞。厳重な警備の奥には、古来から王家より王位を継ぐ神聖な場所とされている。今までは…
クレイヴ(いろいろと闇が深そうだな…)
レオポルト『あの地は、王家にとって神聖な場所…見ず知らずの者をですか…』
ルチアーニ『見るからに怪しい者と…』
オウガン『…』
アウル『あの地は、逃げ場など無い…もし、その時が来たら叩き斬れば良いだろう…』
オベロート『此奴が…同胞を…』
ウィルヘルム『これは、父上からのご命令だ。』
ウィルヘルム『異論は無いね?それでは決まりだ。』
ーーー
オルフェン『クレイヴ…』
クレイヴ『ん?』
オルフェン『俺は、お前を信じているぞ…』
クレイヴ『大丈夫さ…俺は、人に危害を加えるつもりは無い…これからもな…』
オルフェン『それもそうだが…そうじゃない…』
クレイヴ『どうした?どうした?』
オルフェン『この国を救ってくれ…俺の勘がそう言っている…』
クレイヴ『何だ…そんなことか…』
クレイヴ『俺に任せろ…俺は、その為にこの力を得たと思っている。』
ーーー
一方…
グレイブルグ王国 城内
オウガン『オベロートか…其方も、あの者が気がかりの様だな…』
オベロート『…』
オウガン『儂は、ずっと気がかりであった…其方がな…』
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