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○~第1章~○ 精子:テツオ
1射精目! 草食系精子
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ここは自然豊かな国、キンタマーニ王国――
※インドネシアにあるキンタマーニ村とはなんら関係ありません。
僕たちはここで生まれた。
僕たちの生きる目的はただ一つ。
そう。
“受精”すること。
と言っても、それは学校で教え込まれたことであって……。実際受精がどんなものかなんて全然見当もつかない。
いつか僕に“その日”が来るなんて全くイメージできないからだ。
僕だけじゃない。周りの皆もきっとそうだ。
いや、周りだけじゃない。この王国いる僕たち世代はきっとそうだ。
ただなんとなく生きてる――
僕のじいちゃんがよく言っている。
「お前らの世代は草食系精子だ! ワシらの時代は皆ガツガツしてたわい!」
※ちなみにじいちゃんは、軍の射精召集から逃げ回り、御年70歳を迎える。
草食系精子……
確かに言われてみればそうかもしれない。
この平和なキンタマーニ王国で、知った仲間と穏やかに一生を過ごすのも、それはそれで有りだと思っていた。
そう。
あの日までは……
『Sオナ!』
~SランクDNAの精子だけど、今回どう見てもオナ○ニーです~○~○
○~第1章~○ 精子:テツオ編
「さーて。今日もDNAいっぱい採掘するか!」
「そうだな。昨日はお前にDNA採掘数負けたから、今日はぜってー負けねー!」
この威勢のいい男2人がいる場所は、キンタマーニ王国最北にある、ヒ・マラ山DNA採掘場である。
名前の通り、射精される精子たちに与えるDNAを、このヒ・マラ山で採掘しているのだ。
今日もいつもの職人達、いつもの仕事、いつもの会話が繰り広げられるはずだった。
しかし……
ガキンッ!!
それは今までにない感触と接触音だった。
中学校を卒業し、高校にも行かずツルハシ一本でこの世界に入り、気付けば勤続35年の大ベテラン精子でも、この感触は“アレ”だと直観した。
「お、おい。今の……」
「ああ。間違いない。とうとう当たっちまった……」
男たちは、震える体をグッと堪えながら丁寧に採掘をすすめる。
結局、“ソレ”は2メートルを超えるほどの金色の球体であった。(以下金玉)
すると間もなく金玉は光だし、どんどんとその光の強さを増していった。
男たちは直視できなくなり、とっさに目を瞑り両手で覆ったが、その上からでも眩しさが伝わってくるほどの光だった。
その後、金玉の光の強さは一気に加速し、キンタマーニ王国全土を包み込んだ。
「パパ、あの光はなに?」
「見て! マラ山(流行りの略語)の頂上が光ってる!」
「白内障で全てがぼやけてりゅ!」
王国の全精子が、ヒ・マラ山を見上げた瞬間だった。
そして、金玉の光は一筋の光に収束し、キンタマーニ王国城下町に居たある精子の頭部を照らした。
「熱っつ!」
それが、この物語の主人公、西野テツオである。
※インドネシアにあるキンタマーニ村とはなんら関係ありません。
僕たちはここで生まれた。
僕たちの生きる目的はただ一つ。
そう。
“受精”すること。
と言っても、それは学校で教え込まれたことであって……。実際受精がどんなものかなんて全然見当もつかない。
いつか僕に“その日”が来るなんて全くイメージできないからだ。
僕だけじゃない。周りの皆もきっとそうだ。
いや、周りだけじゃない。この王国いる僕たち世代はきっとそうだ。
ただなんとなく生きてる――
僕のじいちゃんがよく言っている。
「お前らの世代は草食系精子だ! ワシらの時代は皆ガツガツしてたわい!」
※ちなみにじいちゃんは、軍の射精召集から逃げ回り、御年70歳を迎える。
草食系精子……
確かに言われてみればそうかもしれない。
この平和なキンタマーニ王国で、知った仲間と穏やかに一生を過ごすのも、それはそれで有りだと思っていた。
そう。
あの日までは……
『Sオナ!』
~SランクDNAの精子だけど、今回どう見てもオナ○ニーです~○~○
○~第1章~○ 精子:テツオ編
「さーて。今日もDNAいっぱい採掘するか!」
「そうだな。昨日はお前にDNA採掘数負けたから、今日はぜってー負けねー!」
この威勢のいい男2人がいる場所は、キンタマーニ王国最北にある、ヒ・マラ山DNA採掘場である。
名前の通り、射精される精子たちに与えるDNAを、このヒ・マラ山で採掘しているのだ。
今日もいつもの職人達、いつもの仕事、いつもの会話が繰り広げられるはずだった。
しかし……
ガキンッ!!
それは今までにない感触と接触音だった。
中学校を卒業し、高校にも行かずツルハシ一本でこの世界に入り、気付けば勤続35年の大ベテラン精子でも、この感触は“アレ”だと直観した。
「お、おい。今の……」
「ああ。間違いない。とうとう当たっちまった……」
男たちは、震える体をグッと堪えながら丁寧に採掘をすすめる。
結局、“ソレ”は2メートルを超えるほどの金色の球体であった。(以下金玉)
すると間もなく金玉は光だし、どんどんとその光の強さを増していった。
男たちは直視できなくなり、とっさに目を瞑り両手で覆ったが、その上からでも眩しさが伝わってくるほどの光だった。
その後、金玉の光の強さは一気に加速し、キンタマーニ王国全土を包み込んだ。
「パパ、あの光はなに?」
「見て! マラ山(流行りの略語)の頂上が光ってる!」
「白内障で全てがぼやけてりゅ!」
王国の全精子が、ヒ・マラ山を見上げた瞬間だった。
そして、金玉の光は一筋の光に収束し、キンタマーニ王国城下町に居たある精子の頭部を照らした。
「熱っつ!」
それが、この物語の主人公、西野テツオである。
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