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○~第6章~○ 卵管采へGO!
1排卵目! 嫌い! 嫌い! 大っキライ!
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現在アタシと巨大な鉄の塊となった婆やは、オ・マーン公国卵巣エリア外の森の中で身を潜めながら魔法の修行を行っている。
魔法の修行も順調で、多くの魔法を覚えることに成功した。中でも火の魔法は得意で、深く集中すれば小さな町くらいの大きさの炎の玉を作り出すこともできるようになった。
『膣美さま。ここまでよく頑張ってこられました。火の魔法に関しては私が唯一取り逃がした精子、アレックスをも凌ぐほどにございます』
「婆やの話にそのアレックスっていう精子がちょいちょい出るんだけど、そんなに強かったの?」
『強いだけではございません。アレックスが繰り出す魔法は驚くほど…… なんとおっしゃいましょうか…… その…… 美しゅうございました』
「婆やさ、もしかしてその精子のこと好きだったんじゃないの?」
『なっ! 何を仰いますか膣美さま! そそそそんなはずがあるわけございませんでしょうが! 何でこの私があやつのことを好きにならなければならないのでございますか! 汚らわしいにも程があるあります! あー! 汚らわしい汚らわしい! もしも万が一あやつがこの国にやって来たのなら必ずやこの手で…… この左手一本で葬ってみせます!』
(ああ、好きなんだ)
『膣美さま! 話は逸れてしまいましたが本当に頑張らなければならないのはこれからなのでございます』
「いよいよ卵管采エリアに向けて出発ってわけね!」
そう。
頑張った修行の目的は一つ! 強くなって強くなって子宮城にいる子宮・子宮公爵…… つまりアタシのママにその強さを認めてもらわなければならない。
そのためにはこの先にある卵管采エリアを突破しなきゃなんない。
『はい膣美さま。この森を抜けると卵管采エリアに入るのでございますが、そこには門番と白血球ゴリラが多数待ち構えているはずです』
「そいつらをやっつければ言いってわけね!」
『そうです。今の膣美さまのお力なら勝てると算段してございますが……』
「してございますが?」
『問題はその後にございます。門番や白血球ゴリラを見事倒すことができればいよいよ卵管采エリアに入れるのでございますが、そこには千触手観音というエリアを守るロボがいるのでございます』
「せ、千触手? ロ、ロボ? ロボってあのロボ? お掃除とか勝手にしてくれる的な?」
『はい。そのロボの解釈で間違いございません』
※ファンタジー感が30%ダウンした代わりにSF感が30%アップしました!
#ジャンル変更検討中やで
婆や曰く、その千触手観音というロボは元々襲ってくる精子討伐用のロボとして開発されたらしいのだが、今やアタシたちはオ・マーン公国内でテロリストとして指名手配中…… だから卵管采エリアに入れば襲ってくるに違いないということなのだ。
「ロ、ロボになんて勝てっこないじゃない! ましてや“千触手”観音とかコンプライアンス的に大丈夫なの?」
『一応対策は考えているのでございますが……』
「どんな?」
『相手はあくまでもロボでございますので、姿形さえ見つからなければそのまま卵管采エリアを突破できるものと考えます』
「えっ!? それじゃあアタシの純粋な透明の能力を使えば余裕じゃん!」
『はい…… そのはずでございますが…… その……』
「は!? なによその気持ちの悪い返答は!」
『こ、これに関してはなかなかハッキリと申し上げることが……』
「なによ! 婆やらしくない! ハッキリ言ったらどうなの!」
『承知いたしました。ではご遠慮なく申し上げます。千触手観音はロボにございますので、姿形を消せば確かに見つからずに済むことと存じます』
「それさっきも聞いたじゃないの!」
『ですが…… ですが膣美さま。千触手観音には匂い感知器がついているのでございます!』
!?
(え? 匂い感知器?)
「ってなによそれ! まるでアタシが臭いみたいじゃんww 婆やったら冗談やめてよねっ!」
『……………………』
「……………………」
『……………………』
「…………臭いの?」
『それはもう』
「はあ!?」
『ち、膣美さま! 違うのでございます。これには訳があるのでございます!』
「どんな訳よ! もう信じらんない! 婆や嫌い! 嫌い! 嫌い! 大っキライ!」
※CVみやむーでお楽しみください
アタシは泣きながら巨大化した婆やこと鉄の処女・極キヨ子から飛び出し、森の中を体力が続くまで走って走って走り通した。
(ハア。ハア。もう! なによ婆やったら!なんであんなこと言うのよ……)
体力の限界まで走り通すと、立ち止って自分の足や脇をクンクンと何度も何度も何度も匂いを嗅いだ。
(……多分だけど臭くないじゃない! 帰って婆やにアタシは多分だけど臭くないことを言ってやる!)
そう思い、来た道を戻って帰ろうと後ろを振り返ったアタシは驚愕した。
「え? こ、ここどこなの……」
走ってきたはずの道がなくなっていたのだ。
上を見上げると木々が折り重なって太陽を遮っていた。辺り一面は薄暗く、ジメジメとした陰気な空気が流れている。
そして、風が吹くたびに木や草が揺れ、孤独となったアタシをあざ笑うかのような音がブキミな声に聞こえた。
≪フフフフ…… フフフフ…… ウホッ フフフフ…… フフフフ…… ウホッ≫
白血球ゴリラが混ざっているのだけは分かった。
魔法の修行も順調で、多くの魔法を覚えることに成功した。中でも火の魔法は得意で、深く集中すれば小さな町くらいの大きさの炎の玉を作り出すこともできるようになった。
『膣美さま。ここまでよく頑張ってこられました。火の魔法に関しては私が唯一取り逃がした精子、アレックスをも凌ぐほどにございます』
「婆やの話にそのアレックスっていう精子がちょいちょい出るんだけど、そんなに強かったの?」
『強いだけではございません。アレックスが繰り出す魔法は驚くほど…… なんとおっしゃいましょうか…… その…… 美しゅうございました』
「婆やさ、もしかしてその精子のこと好きだったんじゃないの?」
『なっ! 何を仰いますか膣美さま! そそそそんなはずがあるわけございませんでしょうが! 何でこの私があやつのことを好きにならなければならないのでございますか! 汚らわしいにも程があるあります! あー! 汚らわしい汚らわしい! もしも万が一あやつがこの国にやって来たのなら必ずやこの手で…… この左手一本で葬ってみせます!』
(ああ、好きなんだ)
『膣美さま! 話は逸れてしまいましたが本当に頑張らなければならないのはこれからなのでございます』
「いよいよ卵管采エリアに向けて出発ってわけね!」
そう。
頑張った修行の目的は一つ! 強くなって強くなって子宮城にいる子宮・子宮公爵…… つまりアタシのママにその強さを認めてもらわなければならない。
そのためにはこの先にある卵管采エリアを突破しなきゃなんない。
『はい膣美さま。この森を抜けると卵管采エリアに入るのでございますが、そこには門番と白血球ゴリラが多数待ち構えているはずです』
「そいつらをやっつければ言いってわけね!」
『そうです。今の膣美さまのお力なら勝てると算段してございますが……』
「してございますが?」
『問題はその後にございます。門番や白血球ゴリラを見事倒すことができればいよいよ卵管采エリアに入れるのでございますが、そこには千触手観音というエリアを守るロボがいるのでございます』
「せ、千触手? ロ、ロボ? ロボってあのロボ? お掃除とか勝手にしてくれる的な?」
『はい。そのロボの解釈で間違いございません』
※ファンタジー感が30%ダウンした代わりにSF感が30%アップしました!
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婆や曰く、その千触手観音というロボは元々襲ってくる精子討伐用のロボとして開発されたらしいのだが、今やアタシたちはオ・マーン公国内でテロリストとして指名手配中…… だから卵管采エリアに入れば襲ってくるに違いないということなのだ。
「ロ、ロボになんて勝てっこないじゃない! ましてや“千触手”観音とかコンプライアンス的に大丈夫なの?」
『一応対策は考えているのでございますが……』
「どんな?」
『相手はあくまでもロボでございますので、姿形さえ見つからなければそのまま卵管采エリアを突破できるものと考えます』
「えっ!? それじゃあアタシの純粋な透明の能力を使えば余裕じゃん!」
『はい…… そのはずでございますが…… その……』
「は!? なによその気持ちの悪い返答は!」
『こ、これに関してはなかなかハッキリと申し上げることが……』
「なによ! 婆やらしくない! ハッキリ言ったらどうなの!」
『承知いたしました。ではご遠慮なく申し上げます。千触手観音はロボにございますので、姿形を消せば確かに見つからずに済むことと存じます』
「それさっきも聞いたじゃないの!」
『ですが…… ですが膣美さま。千触手観音には匂い感知器がついているのでございます!』
!?
(え? 匂い感知器?)
「ってなによそれ! まるでアタシが臭いみたいじゃんww 婆やったら冗談やめてよねっ!」
『……………………』
「……………………」
『……………………』
「…………臭いの?」
『それはもう』
「はあ!?」
『ち、膣美さま! 違うのでございます。これには訳があるのでございます!』
「どんな訳よ! もう信じらんない! 婆や嫌い! 嫌い! 嫌い! 大っキライ!」
※CVみやむーでお楽しみください
アタシは泣きながら巨大化した婆やこと鉄の処女・極キヨ子から飛び出し、森の中を体力が続くまで走って走って走り通した。
(ハア。ハア。もう! なによ婆やったら!なんであんなこと言うのよ……)
体力の限界まで走り通すと、立ち止って自分の足や脇をクンクンと何度も何度も何度も匂いを嗅いだ。
(……多分だけど臭くないじゃない! 帰って婆やにアタシは多分だけど臭くないことを言ってやる!)
そう思い、来た道を戻って帰ろうと後ろを振り返ったアタシは驚愕した。
「え? こ、ここどこなの……」
走ってきたはずの道がなくなっていたのだ。
上を見上げると木々が折り重なって太陽を遮っていた。辺り一面は薄暗く、ジメジメとした陰気な空気が流れている。
そして、風が吹くたびに木や草が揺れ、孤独となったアタシをあざ笑うかのような音がブキミな声に聞こえた。
≪フフフフ…… フフフフ…… ウホッ フフフフ…… フフフフ…… ウホッ≫
白血球ゴリラが混ざっているのだけは分かった。
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