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春を迎えた。
本日、学園の入学式です。
新品の制服に、友人達に囲まれてキャッキャッしているのは、アデリア・クリスナー侯爵家の次女。
周りにいる学生達が、私をチラ見もしないし、コソコソ話している様子もない。
「平和で良かったわ」
思わず出た言葉に、友人の一人が、不思議そうな顔したけど、噂話を言っている方と言われている方では、気に留め方が違う。
『姉』に対しての噂話に、憐れみも嘲笑も含めた表現に、当事者ではなく妹としてだって嫌な気持ちになったし、それは忘れない。でも言った方は、忘れているのだろう。
今、私と共に笑っている友人達だって、もしも姉様が、あの日醜聞を犯したら…
私の側にいないだろう。
ある日突然…
人は、簡単に態度を変えるし、印象も変える。
私は、あの日みんなの意識が変わった時を見た。
もう誰も、月の女神や花の妖精など呼ぶ人はいない。去年の学生会のメンバーは、今までにない最悪な人選だったと言われている。
「ねぇ、アディー、あの二人、あなたのお姉様とレミニカ公爵令息じゃない?」
と目線を誘導され見た二人組。
「そうね、姉様達だわ」
姉様は、三年生にいる。
見る限りだと、姉様の荷物持ちは、ライド様だ。
「アディーのお姉様の婚約者でいいのよね?今でも…公爵令息の…」
姉様よりも悪名になったライド様。
みんな噂のと言いたいのでしょうが、私にとっては、姉様の時より関係ないからね。
もう、私に言わないで。
「あれが二人の新たな関係なんでしょう。関わって得はしないわ。私は逃げるが勝ちよ」
と言って、声をかけずに歩き出した。
流石に一月経てば、もう新鮮味には欠けるネタ話。友人も黙った。私がみんなにご紹介したネタだもの。
もうあの二人のことは放置している。
身分が高いだけに、八つ当たりされても嫌だからね。
あれから、わかった事は二人は、似た気性だということ。我が家で言い争う姿を見たけど、仲直りもすぐしていた。謎で不思議な二人だ。それをお似合いというのかはわからないけど。
レミニカ公爵家から、正式な謝罪があった。この婚約は政略なものだから続行だけど、エナの件はレミニカ公爵家側にも公開し、モルツ侯爵家と三家の話し合いにより、賠償金という形で、レミニカ家、モルツ家からガッポリもらったそう。
母様は、鬱憤を晴らすかのように、ニ家には嫌味を言ったらしい。父様の疲れた顔は、10年ぐらい老けた感があった。
姉様のこのお金のおかげで、私は自由恋愛でいいと両親から言われている。
うっふふ、これが一番嬉しい。
まぁ、私があの時一番頑張ったのだから、当然よね。
あの日、結局、私は姉様を呼び戻しただけだったけど。
あ、一番大事なこと。
あの残念な卒業パーティーを見ていたわ。嫌な気持ちに耐えて、確実に両親に伝えた。
両家から適当なことを言われても、知らなかったら鵜呑みにしてしまうもの。ある意味一番大事な役割を果たしたわけだわ。
目撃者ね、私は。
あんな気性の激しい公爵令息も嫌だし、お花畑の王子も、視野の狭い伯爵令息も優柔不断な王子も嫌だもの。
私が恋するなら…
穏やかで、優しい人がいいわ、なんて話したら、姉様は、
「馬鹿ね、アデリア、結婚するならそうかもしれないけど、恋愛はヒリヒリするのが楽しいんじゃない、顔に身分も大事!」
…姉様、あなた嵌められそうになったというのに。好きだ、惚れた、こうしてくれなかった…思いが強くなると、他人に見せれる姿じゃないわ、みっともない。
「何よ、その目は」
「いえ、姉様、今、お幸せですか?」
「うーん、微妙かしら?ドキドキもヒリヒリも足りなくて、何か今のライド様パッとしないわね…魅力が無いわね」
私には、その気持ちは全くわからないわ。セシリア様とライバル関係にいたかったってこと?ライド様もエドモンド王子と争うライバル関係が楽しかったのかしら?
そんな会話を思い出した。
まぁ結局似たもの同士なのよね~
「アディー、聞いてる?ほら、あの方私達と同じ新入生よね、凄くカッコいいわよ」
友人達が騒いでいる。
その横を走りすぎて行く男子学生。
「セシリアー、待ってよ、逃げないでよーーー」
全力疾走のセシリア様と追いかけているエドモンド王子…
療養していた身体の弱いはずなのに…そして儚さはどこにいったのだろう?
髪を振り乱し、表情も必死さと悲壮感が漂っている。
そんなに嫌がっても、もう脳内花畑のエドモンド王子様の引き取り手は、モルツ家しかないのに…R指定の醜聞がね~、そんなことはしてないと思うけど、劇が公開されちゃったからねー…3ピー…
エナの件は、やっぱりというべきかモルツ家は知らないの一点張り。
セシリア様とエナの手紙のやり取りは、深い意味はなかった、書く事がなかったから、私達の共通の知り合い、ルチアーノ様のことを聞いただけ、と涙を溜めながら言い訳をしていたと聞いた。悪女なのか小物なのか…
エナは母様が書いた紹介状で、クリスナー家御用達の商会で働いている。
つい先日買い物に行けば、エナは、商会で良い出会いがあったそうで、我が家に感謝していた。
どこでも春は恋の季節なんだろうか?
「ねぇ、あなた、このハンカチ落とさなかった?」
と友人達が、かっこいいと騒いでいた彼に、声をかけた人を見た。今年の新入生を押しのけるように入り込んだのは、リリシアさん。力づくで周りを押さえているにも関わらず、ニコニコ笑顔は完璧だ。平民の逞しさは凄い。
彼女は二年生だ。特待生のままだけど、貴族のご令嬢に対して、虚偽をみんなに伝え、ランファーノ様を怒らせたり、誘導していたことが問題になったと姉様が言った。
「当然よ、何が、ルドルフ様助けて~よ、第一王子はスパっとあのメンバーとの関係を切ったそうよ。それでも学生会の印象は消えないし、優柔不断の印象は拭えないわ。噂が無くなるまで、隣国に留学に行ったわよ。婚約者がいなくて本当に良かったわよね、王族として首の皮一枚繋がった状態」
と笑っていた。ルドルフ王子様は、お可哀想に~とは思ったけど、人を見る目がなかったのは、王としての資質を不安になるよね。
良いお嫁さんを隣国で見つけてきて欲しいものだ。
「何をしているんです、リリシアさん!」
と厳しい口調の声がかかった。怖そうな女性教諭に連れて行かれたリリシアさん。
しっかり、学園長から注意を受け、学園内における様々な協力的要請があった場合、速やかに奉仕すること。
これが罰則らしい。
「学生会の仕事を放置して、急にどこに行くんですか?あなたには、後二年間罰則があるのですから、今度問題を起こしたら、退学なのですよ。殿方ばかり追い回さず、きちんと仕事をしなさい」
リリシアさんのドレスにジュースをかけたランファーノ様が、リリシアさんに指示しているわ。
重そうな箱を持たせている…
彼女、学生会に入ったみたいだわ。
完全に下僕扱いだわ、こちらも…
リチャード様は、今どうしていらっしゃるのかしら?彼だけは聞いてない。
聞こえないというのは、みんな知らない、表に出ていないのだろう。
…考えるのはやめようと思う。
「アディー、早く、中に入りましょう」
「ええ、今行くわ」
「さっきから、呆けてばかりじゃない。今日から、私達だって、学園の一年生よ。子供じゃないんだから、しっかりしなきゃ」
「そうね、楽しまなきゃね」
友人達に囲まれて、キャッキャッはしゃぎながら講堂に入る。
思い切り誰かの足を踏んでしまった。
「ごめんなさい」
「…前向いて歩きなよ。まぁ俺も端の席に座って足を横に出していたのが悪かったんだけどな。気にしてないよ。転ばせなくて良かったって安堵しているぐらいだから」
と少しばかりの崩れた笑顔を見て…
そして、私は一目惚れをしてしまった。
顔が、良いーーー
ドキドキするわ。
さぁ、これから始まるのは…
やっと
私の話らしい…。
本日、学園の入学式です。
新品の制服に、友人達に囲まれてキャッキャッしているのは、アデリア・クリスナー侯爵家の次女。
周りにいる学生達が、私をチラ見もしないし、コソコソ話している様子もない。
「平和で良かったわ」
思わず出た言葉に、友人の一人が、不思議そうな顔したけど、噂話を言っている方と言われている方では、気に留め方が違う。
『姉』に対しての噂話に、憐れみも嘲笑も含めた表現に、当事者ではなく妹としてだって嫌な気持ちになったし、それは忘れない。でも言った方は、忘れているのだろう。
今、私と共に笑っている友人達だって、もしも姉様が、あの日醜聞を犯したら…
私の側にいないだろう。
ある日突然…
人は、簡単に態度を変えるし、印象も変える。
私は、あの日みんなの意識が変わった時を見た。
もう誰も、月の女神や花の妖精など呼ぶ人はいない。去年の学生会のメンバーは、今までにない最悪な人選だったと言われている。
「ねぇ、アディー、あの二人、あなたのお姉様とレミニカ公爵令息じゃない?」
と目線を誘導され見た二人組。
「そうね、姉様達だわ」
姉様は、三年生にいる。
見る限りだと、姉様の荷物持ちは、ライド様だ。
「アディーのお姉様の婚約者でいいのよね?今でも…公爵令息の…」
姉様よりも悪名になったライド様。
みんな噂のと言いたいのでしょうが、私にとっては、姉様の時より関係ないからね。
もう、私に言わないで。
「あれが二人の新たな関係なんでしょう。関わって得はしないわ。私は逃げるが勝ちよ」
と言って、声をかけずに歩き出した。
流石に一月経てば、もう新鮮味には欠けるネタ話。友人も黙った。私がみんなにご紹介したネタだもの。
もうあの二人のことは放置している。
身分が高いだけに、八つ当たりされても嫌だからね。
あれから、わかった事は二人は、似た気性だということ。我が家で言い争う姿を見たけど、仲直りもすぐしていた。謎で不思議な二人だ。それをお似合いというのかはわからないけど。
レミニカ公爵家から、正式な謝罪があった。この婚約は政略なものだから続行だけど、エナの件はレミニカ公爵家側にも公開し、モルツ侯爵家と三家の話し合いにより、賠償金という形で、レミニカ家、モルツ家からガッポリもらったそう。
母様は、鬱憤を晴らすかのように、ニ家には嫌味を言ったらしい。父様の疲れた顔は、10年ぐらい老けた感があった。
姉様のこのお金のおかげで、私は自由恋愛でいいと両親から言われている。
うっふふ、これが一番嬉しい。
まぁ、私があの時一番頑張ったのだから、当然よね。
あの日、結局、私は姉様を呼び戻しただけだったけど。
あ、一番大事なこと。
あの残念な卒業パーティーを見ていたわ。嫌な気持ちに耐えて、確実に両親に伝えた。
両家から適当なことを言われても、知らなかったら鵜呑みにしてしまうもの。ある意味一番大事な役割を果たしたわけだわ。
目撃者ね、私は。
あんな気性の激しい公爵令息も嫌だし、お花畑の王子も、視野の狭い伯爵令息も優柔不断な王子も嫌だもの。
私が恋するなら…
穏やかで、優しい人がいいわ、なんて話したら、姉様は、
「馬鹿ね、アデリア、結婚するならそうかもしれないけど、恋愛はヒリヒリするのが楽しいんじゃない、顔に身分も大事!」
…姉様、あなた嵌められそうになったというのに。好きだ、惚れた、こうしてくれなかった…思いが強くなると、他人に見せれる姿じゃないわ、みっともない。
「何よ、その目は」
「いえ、姉様、今、お幸せですか?」
「うーん、微妙かしら?ドキドキもヒリヒリも足りなくて、何か今のライド様パッとしないわね…魅力が無いわね」
私には、その気持ちは全くわからないわ。セシリア様とライバル関係にいたかったってこと?ライド様もエドモンド王子と争うライバル関係が楽しかったのかしら?
そんな会話を思い出した。
まぁ結局似たもの同士なのよね~
「アディー、聞いてる?ほら、あの方私達と同じ新入生よね、凄くカッコいいわよ」
友人達が騒いでいる。
その横を走りすぎて行く男子学生。
「セシリアー、待ってよ、逃げないでよーーー」
全力疾走のセシリア様と追いかけているエドモンド王子…
療養していた身体の弱いはずなのに…そして儚さはどこにいったのだろう?
髪を振り乱し、表情も必死さと悲壮感が漂っている。
そんなに嫌がっても、もう脳内花畑のエドモンド王子様の引き取り手は、モルツ家しかないのに…R指定の醜聞がね~、そんなことはしてないと思うけど、劇が公開されちゃったからねー…3ピー…
エナの件は、やっぱりというべきかモルツ家は知らないの一点張り。
セシリア様とエナの手紙のやり取りは、深い意味はなかった、書く事がなかったから、私達の共通の知り合い、ルチアーノ様のことを聞いただけ、と涙を溜めながら言い訳をしていたと聞いた。悪女なのか小物なのか…
エナは母様が書いた紹介状で、クリスナー家御用達の商会で働いている。
つい先日買い物に行けば、エナは、商会で良い出会いがあったそうで、我が家に感謝していた。
どこでも春は恋の季節なんだろうか?
「ねぇ、あなた、このハンカチ落とさなかった?」
と友人達が、かっこいいと騒いでいた彼に、声をかけた人を見た。今年の新入生を押しのけるように入り込んだのは、リリシアさん。力づくで周りを押さえているにも関わらず、ニコニコ笑顔は完璧だ。平民の逞しさは凄い。
彼女は二年生だ。特待生のままだけど、貴族のご令嬢に対して、虚偽をみんなに伝え、ランファーノ様を怒らせたり、誘導していたことが問題になったと姉様が言った。
「当然よ、何が、ルドルフ様助けて~よ、第一王子はスパっとあのメンバーとの関係を切ったそうよ。それでも学生会の印象は消えないし、優柔不断の印象は拭えないわ。噂が無くなるまで、隣国に留学に行ったわよ。婚約者がいなくて本当に良かったわよね、王族として首の皮一枚繋がった状態」
と笑っていた。ルドルフ王子様は、お可哀想に~とは思ったけど、人を見る目がなかったのは、王としての資質を不安になるよね。
良いお嫁さんを隣国で見つけてきて欲しいものだ。
「何をしているんです、リリシアさん!」
と厳しい口調の声がかかった。怖そうな女性教諭に連れて行かれたリリシアさん。
しっかり、学園長から注意を受け、学園内における様々な協力的要請があった場合、速やかに奉仕すること。
これが罰則らしい。
「学生会の仕事を放置して、急にどこに行くんですか?あなたには、後二年間罰則があるのですから、今度問題を起こしたら、退学なのですよ。殿方ばかり追い回さず、きちんと仕事をしなさい」
リリシアさんのドレスにジュースをかけたランファーノ様が、リリシアさんに指示しているわ。
重そうな箱を持たせている…
彼女、学生会に入ったみたいだわ。
完全に下僕扱いだわ、こちらも…
リチャード様は、今どうしていらっしゃるのかしら?彼だけは聞いてない。
聞こえないというのは、みんな知らない、表に出ていないのだろう。
…考えるのはやめようと思う。
「アディー、早く、中に入りましょう」
「ええ、今行くわ」
「さっきから、呆けてばかりじゃない。今日から、私達だって、学園の一年生よ。子供じゃないんだから、しっかりしなきゃ」
「そうね、楽しまなきゃね」
友人達に囲まれて、キャッキャッはしゃぎながら講堂に入る。
思い切り誰かの足を踏んでしまった。
「ごめんなさい」
「…前向いて歩きなよ。まぁ俺も端の席に座って足を横に出していたのが悪かったんだけどな。気にしてないよ。転ばせなくて良かったって安堵しているぐらいだから」
と少しばかりの崩れた笑顔を見て…
そして、私は一目惚れをしてしまった。
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