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第四十一話 怪力と愚か者と家族愛と
新たなる武器
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「あれベネット、そう言えばメイトリクスから何を貰ったんだ?」
「あ、忘れ物ばっかりッスね。オラがバッファローから出ていくとき、いろいろとほっといて荷物厳選したんで。ハイ……」
(どうやら落ち込んでた理由はケガだけじゃなさそうだな……)
ベネットでなくとも、大切な人から何か貰ったらうれしい。それが忘れ物を届けただけ……少し残念に思えるのはワガママだろうか。
「なんだいそうだったのかい。だったらこいつで元気を出してくれればいいんだけど」
そう言ってベラは椅子から立ち上がり、ボタンをはずしケースを開けた。
「なんだなんだ? ……おぉっ、こ、これは!」「え、何ッスか?」
ケースの中に入っていたのは……大型のアックスだった。カバーがつけられた大きな片刃と持ち手部分、四つくらいのパーツに分かれている。
特徴的なのは、ピンク色の鉱石がこびりついたような独特の装飾だった。斧の刃も、カラフルで美しいピンク色だ。
「じゃーん! どうだいコレ。その名もジェムアックス! ヘヘッ、組み立ててみるから見といてくれよ」
そう言ってベラは斧の金属部分を掴んだ。カバー付きとはいえ危なっかしい!
「危ないってそんなとこ持ったら! オラに任せとけよお袋!」
と言う訳でベネットが代わりに組み立てる。大きなアックスなので、部屋を傷つけないよう慎重に……。
「よし、できたッス」「おー、綺麗でカッコいいじゃん!」
ベネットと同じくらい大きなアックスが出来上がった! 刃の部分が大きな逸品だ。室内だからカバーは外していないが、おそらく切れ味も相当いいはずだ。
「なかなか高かったからねえ。良いもんだろう?」
「ど、どうしたんッスかこれ!」
「フン、分かってんだろ? アタシと……アリアスからのプレゼントだよ。アンタにやる」
「え……」
「分かってるんじゃないのかい。アリアスは不器用なだけなんだよ。アンタに対してあんなこと言ってるのも、本心なんかじゃないって」
「う……」
「確かにアイツはひどいことをした。アンタにとって大切なアックスを足蹴にした。それは怒るのも無理ないさ。ただ……本当にアリアスは、バカで不器用なだけなんだ。分かってやってくれないかい?」
興奮した様子のベネットだが、だんだんとそのムードがしぼんでいくように感じた。
「……本当にいいッス。オラは受け取れないッス」
「え?」「……」
「なんでだよ! こんないいアックスを貰えるんだ。貰っておけって!」
驚いて反論するナガレ。だがベネットは首を横に振った。
「あ、忘れ物ばっかりッスね。オラがバッファローから出ていくとき、いろいろとほっといて荷物厳選したんで。ハイ……」
(どうやら落ち込んでた理由はケガだけじゃなさそうだな……)
ベネットでなくとも、大切な人から何か貰ったらうれしい。それが忘れ物を届けただけ……少し残念に思えるのはワガママだろうか。
「なんだいそうだったのかい。だったらこいつで元気を出してくれればいいんだけど」
そう言ってベラは椅子から立ち上がり、ボタンをはずしケースを開けた。
「なんだなんだ? ……おぉっ、こ、これは!」「え、何ッスか?」
ケースの中に入っていたのは……大型のアックスだった。カバーがつけられた大きな片刃と持ち手部分、四つくらいのパーツに分かれている。
特徴的なのは、ピンク色の鉱石がこびりついたような独特の装飾だった。斧の刃も、カラフルで美しいピンク色だ。
「じゃーん! どうだいコレ。その名もジェムアックス! ヘヘッ、組み立ててみるから見といてくれよ」
そう言ってベラは斧の金属部分を掴んだ。カバー付きとはいえ危なっかしい!
「危ないってそんなとこ持ったら! オラに任せとけよお袋!」
と言う訳でベネットが代わりに組み立てる。大きなアックスなので、部屋を傷つけないよう慎重に……。
「よし、できたッス」「おー、綺麗でカッコいいじゃん!」
ベネットと同じくらい大きなアックスが出来上がった! 刃の部分が大きな逸品だ。室内だからカバーは外していないが、おそらく切れ味も相当いいはずだ。
「なかなか高かったからねえ。良いもんだろう?」
「ど、どうしたんッスかこれ!」
「フン、分かってんだろ? アタシと……アリアスからのプレゼントだよ。アンタにやる」
「え……」
「分かってるんじゃないのかい。アリアスは不器用なだけなんだよ。アンタに対してあんなこと言ってるのも、本心なんかじゃないって」
「う……」
「確かにアイツはひどいことをした。アンタにとって大切なアックスを足蹴にした。それは怒るのも無理ないさ。ただ……本当にアリアスは、バカで不器用なだけなんだ。分かってやってくれないかい?」
興奮した様子のベネットだが、だんだんとそのムードがしぼんでいくように感じた。
「……本当にいいッス。オラは受け取れないッス」
「え?」「……」
「なんでだよ! こんないいアックスを貰えるんだ。貰っておけって!」
驚いて反論するナガレ。だがベネットは首を横に振った。
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