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9章:王都学園復学編
学園の行事に参加
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冒険科の時は、学園近郊の森や山で課題を渡されて、採取や魔物討伐だったが、Sクラスは行軍にでるらしい。 2泊3日で、森の中で過ごすサバイバルのようなもの。 そんな行軍に参加する事になった。
朝から馬車でエルダの街を超えた先にある森が今回の目的地。
リラ王女は、危険という事で不参加だ。
グループは、15名と14名に分かれている。 いつのまにグループ分けしたのか知らない。
15名のほうが第二王子が引き連れて、14名がドリル令嬢が引き連れていく。 俺たちはドリル令嬢のグループ。 Sクラスに派閥があるのか、14名中8名が女性で男は6人だ。 第二王子側は、男が11名で女が4人。 男女比半端ない。
それプラス、各グループに騎士が6名、荷物持ちや世話で従者がついてくる。 俺たちにはもちろん従者なんていない。
「今まで、日帰りでの行軍でしたが今回は山の中で夜営も入ります。 ここの森は、コボルト、ゴブリン、ウルフ、グリスビーベアが生息していますが、まれにビックジャガー、ジャンアントベア、エルモもいるので工程ルートは気をつけて選んでください。 ゴールは山頂になります。 山頂には、実技の先生方3名待機してますので報告してくださいね。 山頂で一泊して、帰りは馬車で下山します。」ってエリオットがいう。 へぇーそういう工程だったのか。 俺ら、工程さえも知らない。
「では各グループでルートを決めてください。」ってなんかみな集まってルートを決めてる。
「ノアール君達ちょっとよろしいですか?」ってエリオットに呼ばれた。
「本来、ノアール君達はこの課題も参加しなくてよいのですが、グループ分けで男女比率差が多くなってしまいました。 サイナス令嬢がリーダーですが、万が一というよりビックジャガー級の魔物や、群勢の魔物では厳しくなると思うのでその時だけ討伐していただく形でよろしいでしょうか?」
「つまり、低級魔物はあいらやらせて、俺らは手出し無用ってことでいいのか?」
「はい。彼らの勉強になりませんので」
「ふーん、別にいいぞ」
お散歩気分でいけばいいって事か。 グリは鷲になって俺の肩にいる。
ルート決まって、比較的時間はかかるがなだらかなルートを選んだようだ。 賢明な判断だよな。
「にしてもみんな軽防具つけるんっすね。」
「まぁ普通はそうだろ、俺らいらないし」ってタバコふかしつつ最後尾を離れて歩いている。
ちょくちょく離れては、エルモ、ビックジャガー、ジャンアントベアー狩りしてる。
「にしても、今の人間って弱いよな。 っていっても王都周辺がだな」
「うっす。 イーストエンドは、結構ましっす。」
俺たちがそんな会話している間、グループの奴らは前方でゴブリン5匹に半分で討伐っていうか銃乱射してる。
「魔石をとるのは男の仕事か?」ってルーシ。
俺たち除く男4人の生徒が、もくもくと剥ぎ取り作業をしている。 手際悪いな、なんていうのが俺の感想。
「知らん、少なくとも冒険者は男女関係なく剥ぎ取りするがな。 ザイとエイラはそうだったし。 前世もウルカと赤鳥にはさせてたな」
あれ? そういや、最初ウルカ嫌がったが、腹パンさせてやらせたな。 初めての時は何度かゲロってた。 本当使えない奴だったな。
「ノアール、赤鳥は女だったのか?」
「姉貴、ラミさん女っすよ。」
グリ:「いい女だが、ノアールの兄貴一途だったな」
「おい、それ初耳だ。 いや待て、何度か夜這いにきてたな」
「ノアール、抱いたのか?」
「鳥だし、抱いてないな。 グリは?」
グリ:「一回か。 ノアールの兄貴が処刑されたときに、仕方なく。 王国燃やすっていうからな。」
「それで、次元渡って別世界にいったんっすか?」
グリ:「ああ、ノアールの兄貴いない世界より、他の世界で男を探せっていったな」
「では戻ってくるのか?」
「再生すると前の記憶ないから、大丈夫じゃねぇー。 それに再生するときに性別変わるし、今は男だろ」
「そういえば、そう言ってたっす。」
そんな話ししつつ、今日泊まる夜営の地についた。
朝から馬車でエルダの街を超えた先にある森が今回の目的地。
リラ王女は、危険という事で不参加だ。
グループは、15名と14名に分かれている。 いつのまにグループ分けしたのか知らない。
15名のほうが第二王子が引き連れて、14名がドリル令嬢が引き連れていく。 俺たちはドリル令嬢のグループ。 Sクラスに派閥があるのか、14名中8名が女性で男は6人だ。 第二王子側は、男が11名で女が4人。 男女比半端ない。
それプラス、各グループに騎士が6名、荷物持ちや世話で従者がついてくる。 俺たちにはもちろん従者なんていない。
「今まで、日帰りでの行軍でしたが今回は山の中で夜営も入ります。 ここの森は、コボルト、ゴブリン、ウルフ、グリスビーベアが生息していますが、まれにビックジャガー、ジャンアントベア、エルモもいるので工程ルートは気をつけて選んでください。 ゴールは山頂になります。 山頂には、実技の先生方3名待機してますので報告してくださいね。 山頂で一泊して、帰りは馬車で下山します。」ってエリオットがいう。 へぇーそういう工程だったのか。 俺ら、工程さえも知らない。
「では各グループでルートを決めてください。」ってなんかみな集まってルートを決めてる。
「ノアール君達ちょっとよろしいですか?」ってエリオットに呼ばれた。
「本来、ノアール君達はこの課題も参加しなくてよいのですが、グループ分けで男女比率差が多くなってしまいました。 サイナス令嬢がリーダーですが、万が一というよりビックジャガー級の魔物や、群勢の魔物では厳しくなると思うのでその時だけ討伐していただく形でよろしいでしょうか?」
「つまり、低級魔物はあいらやらせて、俺らは手出し無用ってことでいいのか?」
「はい。彼らの勉強になりませんので」
「ふーん、別にいいぞ」
お散歩気分でいけばいいって事か。 グリは鷲になって俺の肩にいる。
ルート決まって、比較的時間はかかるがなだらかなルートを選んだようだ。 賢明な判断だよな。
「にしてもみんな軽防具つけるんっすね。」
「まぁ普通はそうだろ、俺らいらないし」ってタバコふかしつつ最後尾を離れて歩いている。
ちょくちょく離れては、エルモ、ビックジャガー、ジャンアントベアー狩りしてる。
「にしても、今の人間って弱いよな。 っていっても王都周辺がだな」
「うっす。 イーストエンドは、結構ましっす。」
俺たちがそんな会話している間、グループの奴らは前方でゴブリン5匹に半分で討伐っていうか銃乱射してる。
「魔石をとるのは男の仕事か?」ってルーシ。
俺たち除く男4人の生徒が、もくもくと剥ぎ取り作業をしている。 手際悪いな、なんていうのが俺の感想。
「知らん、少なくとも冒険者は男女関係なく剥ぎ取りするがな。 ザイとエイラはそうだったし。 前世もウルカと赤鳥にはさせてたな」
あれ? そういや、最初ウルカ嫌がったが、腹パンさせてやらせたな。 初めての時は何度かゲロってた。 本当使えない奴だったな。
「ノアール、赤鳥は女だったのか?」
「姉貴、ラミさん女っすよ。」
グリ:「いい女だが、ノアールの兄貴一途だったな」
「おい、それ初耳だ。 いや待て、何度か夜這いにきてたな」
「ノアール、抱いたのか?」
「鳥だし、抱いてないな。 グリは?」
グリ:「一回か。 ノアールの兄貴が処刑されたときに、仕方なく。 王国燃やすっていうからな。」
「それで、次元渡って別世界にいったんっすか?」
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「では戻ってくるのか?」
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「そういえば、そう言ってたっす。」
そんな話ししつつ、今日泊まる夜営の地についた。
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