【白銀の黒帝:21】元皇族らしけど、自由に生きたい

八木恵

文字の大きさ
59 / 85
3章:セロウノ大陸編

結界塔の地下室

しおりを挟む
「ははは、まさか、あの化け物が生きていたとはな」ってフレディだ。 俺、ギースは、ヴィンス、含む魔道国家組スコットとバーナードと共に、結界塔の地下2階にある牢屋にいる。 地下が2階になってたとはな。

牢屋越しにいるのは、フレディ含む幼少期にまぁイジメてくれた奴らと、学園長に、まぁ高貴な貴族だ。 あーバルトデュッヘの当主もいるけどな。

「知り合いか!って俺たちをどうるするんだ!」ってヴィンス。
「あははは、化け物以外は、われらSクラスの礎になってもらうだけだ。 化け物は俺の礎だ」って、表向きは好青年を気取ってたフレディがゲスな顔になる。 そんな事を言われたって、さっぱり意味わからんって顔のヴィンスだ。

「どういう意味だよ」ってヴィンス。 
「明日にはわかる」って笑いながら言うフレディ。 そう言って、彼らは嬉しそうに地下牢から去っていった。

なんで、こうなった。。

◇◇◇
あれは数時間前の話だ。 2年の前期の終業式。 さっさと帰って、魔の森に行く予定だ。

「お前ら魔道国家出身者、今から学園長室にいく」って俺のクラスの担任だ。
嫌な予感しかしない。 生徒している以上、行くしかないから仕方なく担任についていった。

んで、学園長室、しかも隠し扉の所だ。
「先生、ここが学園長室ですか」ってスコット。
「ああ、バナハン学園長は、研究者の権威でもあるしな、いろいろと隠匿するために、学園長室は一般の生徒は知らせてない」っ返事。

ほうほう、盗聴と盗撮してたから、知ってるけどさ、その研究辞めたほうがいいって。
「学園長が俺たちに何の用事ですか?」って今度は、バーナードだ。
「それは入ってから説明があるが、入室前にこれをつけてくれって」って、言われて渡されたのは首につける通行許可証だ。 見た目はね。 はぁ~、嫌な予感しかしない。

仕方なく、つけて入室した。
「君たち全員に、間者の疑いがある。」っていきなりバナハン学園長だ。
んで、転移魔法陣起動されて、結界塔の地下2階の牢屋行きだ。
この転移魔法陣も魔大陸のものだ。 バナハンの奴、どうやって手に入れた!って心の中で叫んでおいた。

「「ここどこだよ!」」ってスコットとバーナード。
「ああ、本当だよ」ってヴィンス。

「ここは、結界塔の地下2階だ」って牢屋越しにいるバナハンだ。 他にも兵士みたいなのがいる。
説明どうもありがとうって感じだ。

「ヴィンス・ウォーレン君、いや、ヴィンス・フローシア王太子殿下といったほうがいいかな」ってバナハンだ。
「何言ってんですか、学園長。 俺が、魔道国家の王家なわけないでしょう」ってヴィンスだ。
「ほう、しらを切るのかい。 じゃぁ、スコット・カーナイル、それにバーナード・カーヴェル、真相はどうなんだ」
「バ、バナハン学園長の、いう通りです」って苦しみながら言うスコットは言ったあと気絶した。
「そ、その通りです」ってバーナードも同じで苦しんで気絶した。
「おい、スコットにバーナードどうしたって」って驚いているヴィンス。
「王太子殿下以外のネックレスには、魔法発動禁止以外に従属が付与してある。 自分の意志に贖ったため彼らは気絶したまでだ。」ってバナハン。

そうそう、奴隷の首輪と一緒の構造だ。 さすがに王太子のヴィンスには、魔法発動禁止だけみたいだけどな。
俺、凄く冷静。 全部つける前からわかったたしな。解除してあるし。 それに、ヴィンスがフローシア家だってな。 そりゃ、この学園入る前にカルロに頼まれてたからな。

「いつから気づいた」ってヴィンス。 開き直ったぞ。
「最近ですな。 魔道国家にいる王太子殿下が影武者だってきづきましてな、それで、もしやって事で調べたら君にたどりついてまでです。」
「そうか、だが、ギースは関係ない」
「ああ、魔道国家に関係ないがな。 バルトデュッヘ家が用事があるようだ」って言って、フレディやらバルトデュッヘの当主やらがきた。 つまり、冒頭に戻るわけだ。

◇◇◇
それから、牢屋で起きているのは俺とヴィンスのみ。
他の牢屋にも人の気配はする。 が、あいつらみんな魔力がゼロだ。 もうじき死ぬんだな。 薄暗いけど、たぶんEとかFクラスの人間なのかもしれない。 そんな事を考えていた。

「ギース、驚いたか」ってヴィンスが小声だ。 気絶して倒れている、スコットとバーナードを快方してる。
優しい奴だな。
「いや、興味ないし」
「本当、お前ってそうだな。」って呆れてた声だ。
「それより、お前って、いや辞めておくよ」ってヴィンスだ。
まぁ、さっきのフレディの言っていた事だろう、とりあえず彼なりに気を使ってくれたらしい。

一応、牢屋には毛布もあって、その晩っていうか俺はやることあるから、ヴィンスを眠らせて、ようやく侵入できた結界塔の地下を捜索しに牢を脱獄してやった。 
地上は魔法発動禁止だが、地下は違う。 夜中はここは出入口にはすべて神級の侵入禁止の結界だ。 
しかもシュンさんの結界がはってある。 どう気配をさぐったって人はいない。
馬鹿な奴らだな。

ただ、俺は、まさかあんな事になるなんて、その時は気づいてなかった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

コミカライズ決定!【完結】魔王様、溺愛しすぎです!

綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
コミカライズ決定です! 詳細は許可が出てから改めて発表しますので、しばらくお待ちください(*´꒳`*) 「パパと結婚する!」  8万年近い長きにわたり、最強の名を冠する魔王。勇者を退け続ける彼の居城である『魔王城』の城門に、人族と思われる赤子が捨てられた。その子を拾った魔王は自ら育てると言い出し!? しかも溺愛しすぎて、周囲が大混乱!  拾われた子は幼女となり、やがて育て親を喜ばせる最強の一言を放った。魔王は素直にその言葉を受け止め、嫁にすると宣言する。  シリアスなようでコメディな軽いドタバタ喜劇(?)です。 【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう 【表紙イラスト】しょうが様(https://www.pixiv.net/users/291264) 挿絵★あり 【完結】2021/12/02 ※2025/12/25,コミカライズ決定! ※2022/08/16 第3回HJ小説大賞前期「小説家になろう」部門 一次審査通過 ※2021/12/16 第1回 一二三書房WEB小説大賞、一次審査通過 ※2021/12/03 「小説家になろう」ハイファンタジー日間94位 ※2021/08/16、「HJ小説大賞2021前期『小説家になろう』部門」一次選考通過作品 ※2020年8月「エブリスタ」ファンタジーカテゴリー1位(8/20〜24) ※2019年11月「ツギクル」第4回ツギクル大賞、最終選考作品 ※2019年10月「ノベルアップ+」第1回小説大賞、一次選考通過作品 ※2019年9月「マグネット」ヤンデレ特集掲載作品

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。 ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。 だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。 クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。 まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。 閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。 追伸、 雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。 気になった方は是非読んでみてください。

私と義弟の安全は確保出来たので、ゆっくり恋人を探そうと思います

織り子
恋愛
18歳で処刑された大公家の令嬢、セレノア・グレイス。 目を覚ますと――あの日の6年前に戻っていた。 まだ無邪気な弟ルシアン、笑う両親。 再び訪れる“反逆の運命”を知るのは、彼女だけ。 ――大公家に産まれた時点で、自由な恋愛は諦めていた。だが、本当は他の令嬢達の話を聞くたびにうらやましかった。人生1度きり。もう少し花のある人生を送りたかった。一度でいいから、恋愛をしてみたい。 限られた6年の中で、セレノアは動き出す。 愛する家族を守るため、未来を変えるために。 そして本当の願い(恋愛)を叶えるために。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!

犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。 そして夢をみた。 日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。 その顔を見て目が覚めた。 なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。 数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。 幼少期、最初はツラい状況が続きます。 作者都合のゆるふわご都合設定です。 日曜日以外、1日1話更新目指してます。 エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。 お楽しみ頂けたら幸いです。 *************** 2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます! 100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!! 2024年9月9日  お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます! 200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!! 2025年1月6日  お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております! ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします! 2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております! こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!! 2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?! なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!! こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。 どうしよう、欲が出て来た? …ショートショートとか書いてみようかな? 2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?! 欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい… 2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?! どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…

処理中です...