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3章:襲撃編
武道大会の日、その時オット達は
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Side:オット
魔界の魔族が襲撃しにくるといわれている武道大会の日。
俺、ラーツとシンは一緒にいる。 というか襲撃がレイナだがっていう聖女によって予知されてるなら普通は中止しねぇーかって突っ込みたい。
なのに、襲撃がわかってるなら今、戦うべきとかいう勇者レツの言葉で盛り上がって結局開催されてるよ。
俺、ラーツ、シンは、正直そんなのに巻き込まれたくないから勇者レツに同調せず、大会の日はダンジョンでも行こうぜって思ったが結局警備で俺たちは会場の袖の所にいる。
「なんで、おれらも警備なんだ。 ダンジョンのほうがよかったのによ」って文句いっているラーツ。
俺も同感だ。
「戦闘要員じゃなくていいじゃん」ってシン。
そうだな。 ダンジョン行くなら、仲間になれとか散々クラスメイトにいわれて、仕方なく警備にまわるしかなかったしな。
「でもよ、散々クラスメイトのやつらにもすげー非難されたな」って俺だ。
「裏切り者とかよ、弱腰とかいわれたな」ってラーツ。
「本当だよ。裏切ってもいねぇーってのにな」って俺は苦笑いしかできない。
「大切な仲間を守りたくないのかとかいわれたね。 レツには、俺たちはこの日のために召喚されたとかいわれたし」ってシンの表情は暗い。
来るか来ないかもわからない者に、正直ここまでよく信じ込んでるレツ含めたやつらのほうが怖い。
大切な仲間っていわれてもな。
「自分の命を守るので精一杯だってな」ってラーツだ。 本当その通りだよ。
「ほんとにな。 そういやシンは、卒業したらどうすんだ?」って暇な警備だから聞いてみた。
「雷神の斧に入れてもらう事になったよ。 当面、ラーツと腐れ縁だね」ってシンは苦笑いしてる。
なるほどな。 雷神の斧は、傭兵団だが中立で、今回の警備にも参加してないし、噂じゃぶれることなくダンジョン攻略を目指している傭兵団だ。
「いいじゃねぇーか、彼女なしの童貞同士仲良くしようぜ」ってラーツが笑っていってるよ。
おいおい、お前らまだ童貞なのかよって心の中で突っ込んでおいた。
「いいコンビだな」って笑って言っておいた。
「オットとは学園卒業までは仲良くしようぜ」ってラーツだ。 そうだな。
「オットは、どっかいちゃうの?」ってシンが聞いてきた。 そうか知らないのか。
「学園卒業したら、故郷に帰るんだ。 そしたら、たぶん2度とあえねぇーな」って俺が返事しておいた。
「そうなの。 でも、会いにいけたらいくね」ってシン。
「ああ、会えるかもな」って俺は笑って言っておいた。 ラーツは渋い顔してるけどな。
まぁ、そんな会話しつつ、何も危険も感じない場所の警備をしている俺たちだった。
◇◇◇
俺たちがそんな会話していると、突然昼間だというのに空が真っ暗になった。
闘技会場じゃぁ、大人の部の準決勝中で、観客、来賓としてい来ている国王、魔道国家の王、各要人たちも騒然となる。 俺たちの警備している所からその場所がよく見えた。
一方、来賓席。
「まさか、本当じゃったのか」と驚いている王国の国王。
そして、真っ暗な空には黄金の魔法陣が浮かびあがったらと思ったら、陽褐色の肌にコウモリ型の羽に濃紺の髪と赤い瞳で2本の角を頭に蓄えた屈強な身体付きの魔族が男女含め30名ほど闘技場内に降り立つのだった。
魔界の魔族が襲撃しにくるといわれている武道大会の日。
俺、ラーツとシンは一緒にいる。 というか襲撃がレイナだがっていう聖女によって予知されてるなら普通は中止しねぇーかって突っ込みたい。
なのに、襲撃がわかってるなら今、戦うべきとかいう勇者レツの言葉で盛り上がって結局開催されてるよ。
俺、ラーツ、シンは、正直そんなのに巻き込まれたくないから勇者レツに同調せず、大会の日はダンジョンでも行こうぜって思ったが結局警備で俺たちは会場の袖の所にいる。
「なんで、おれらも警備なんだ。 ダンジョンのほうがよかったのによ」って文句いっているラーツ。
俺も同感だ。
「戦闘要員じゃなくていいじゃん」ってシン。
そうだな。 ダンジョン行くなら、仲間になれとか散々クラスメイトにいわれて、仕方なく警備にまわるしかなかったしな。
「でもよ、散々クラスメイトのやつらにもすげー非難されたな」って俺だ。
「裏切り者とかよ、弱腰とかいわれたな」ってラーツ。
「本当だよ。裏切ってもいねぇーってのにな」って俺は苦笑いしかできない。
「大切な仲間を守りたくないのかとかいわれたね。 レツには、俺たちはこの日のために召喚されたとかいわれたし」ってシンの表情は暗い。
来るか来ないかもわからない者に、正直ここまでよく信じ込んでるレツ含めたやつらのほうが怖い。
大切な仲間っていわれてもな。
「自分の命を守るので精一杯だってな」ってラーツだ。 本当その通りだよ。
「ほんとにな。 そういやシンは、卒業したらどうすんだ?」って暇な警備だから聞いてみた。
「雷神の斧に入れてもらう事になったよ。 当面、ラーツと腐れ縁だね」ってシンは苦笑いしてる。
なるほどな。 雷神の斧は、傭兵団だが中立で、今回の警備にも参加してないし、噂じゃぶれることなくダンジョン攻略を目指している傭兵団だ。
「いいじゃねぇーか、彼女なしの童貞同士仲良くしようぜ」ってラーツが笑っていってるよ。
おいおい、お前らまだ童貞なのかよって心の中で突っ込んでおいた。
「いいコンビだな」って笑って言っておいた。
「オットとは学園卒業までは仲良くしようぜ」ってラーツだ。 そうだな。
「オットは、どっかいちゃうの?」ってシンが聞いてきた。 そうか知らないのか。
「学園卒業したら、故郷に帰るんだ。 そしたら、たぶん2度とあえねぇーな」って俺が返事しておいた。
「そうなの。 でも、会いにいけたらいくね」ってシン。
「ああ、会えるかもな」って俺は笑って言っておいた。 ラーツは渋い顔してるけどな。
まぁ、そんな会話しつつ、何も危険も感じない場所の警備をしている俺たちだった。
◇◇◇
俺たちがそんな会話していると、突然昼間だというのに空が真っ暗になった。
闘技会場じゃぁ、大人の部の準決勝中で、観客、来賓としてい来ている国王、魔道国家の王、各要人たちも騒然となる。 俺たちの警備している所からその場所がよく見えた。
一方、来賓席。
「まさか、本当じゃったのか」と驚いている王国の国王。
そして、真っ暗な空には黄金の魔法陣が浮かびあがったらと思ったら、陽褐色の肌にコウモリ型の羽に濃紺の髪と赤い瞳で2本の角を頭に蓄えた屈強な身体付きの魔族が男女含め30名ほど闘技場内に降り立つのだった。
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