22 / 76
2章:ギルド編
番なし隊発足の前に
しおりを挟む
伝承って言葉に気になっているイアス達。
どう説明すっかな。
「あれだ、俺らたまーに、人間社会にくるんだよ。 今みたいにな」って俺
「どういう意味っすか?」ってイアスだ。
そりゃそうなるよな。 俺はタバコをふかして一服だ。
「お前ら0番隊隊長しってんか?」
「そりゃ知ってますよ。 今も最後のランクXで世界最強っていわれていて、ギルドの外に銅像まであるんすから。」
「ほんと、あの銅像ぶっこわしてぇー」って俺の本音。
「あれ、駄目っすよ。 ギルド隊員みんなのあこがれっすから」ってイル。
「あれが、あこがれだっって」ってリン大爆笑だ。
「キラキラしすぎだぞ」とお腹をかかえて笑うシリル。 ったく、俺がどんだけ迷惑してんだが。
「リンとシリル、笑いすぎだってーんだ」
「名前が違うんすけど」ってイアスに突っ込まれた。
「ああ、今まで偽名つかってんだ。 俺の名前はシュンで、ランがリンな、カシルは本当はシリルだ。」
「なんで偽名まで?」
「一部のやつが、俺らの名前をしってんだ。 おれら?
特に、俺がギルドにいると大変な事になんで、ジムと話して偽名にしてんだ。
外じゃ、いままで通り偽名な。 偽名つかってる理由も、俺らの正体に関係すんだけど、俺が0番隊隊長の白銀の黒帝っていわれてるもんで、リンが相棒の暗殺者、んでシリルが、黒帝の縁者だけど、魔界の魔王な。」というと、イアス達が口をあけて唖然としてる。
しばらく時が止まってる感じだ。 そしたら、
「いやいや、うそでしょ。 1万年以上も前の人物の話っすよ。 って、カシルさんが魔王ってそれが一番、爆笑もんすけど」と突っ込みがはいる。
「銅像と全然ちがうんすけど」ってイル。
「カシルさんが魔王って」とお腹をかかえて笑っているルイ。
「本当なんだぞ」って不貞腐れてるシリルだ。
魔力の質までわからないとシリルが魔王って気づかないからな。
「イアス達、笑いすぎじゃ。 本当の事じゃ。
黒帝様や黒帝の縁者様については、代々の国王と、魔道国家のフローシア家の王、そして代々ギルドマスターが受け継ぐことになっておるんじゃ。」と真面目な顔になるジム。
「さっきいていたランクXが最後じゃないのだ、今も黒帝様が生きているからランクXの称号はだれも受け継ぐことができんのじゃ。」
「そういう事。 俺らの事情ってのは、俺ら不老なもんでよ、この世の理から外れてんだな。
シリルだってこうみえて、4000年ぐれーいきてんじゃね」
「うん、もう数えてないからわからないんだぞ」ってシリルだ。 だろうな、魔界と人界じゃ時間軸違うしな。 しかも伝えたのは、魔界軸での年数だし。
「でもマスター、全然、銅像と違うじゃないっすか!」って突っ込むイアス。
「イアス、あたりまえじゃ。 当初から素性も素顔も出してないお方の顔なんで誰もしらないのじゃ。
ギルドにある絵もフード被ってらっしゃるしな。 んで、想像であの像となっておるだけじゃ」ってジム。
「想像でもありゃないよな」とタバコをふかしていうと、イアスが「英雄視しているお方が、実はただ単に殺しが好きだったなんて言えないっすもんね」って言われた。
「そりゃ勝手にそう思われてるだけでよ、当時は、あれだ全部任務だからやった事だしな」
「ああ、今も任務中だ。 ただ依頼主がかわっているだけだ」っていうリン。 その通りだな。
「その任務ってのが終わったらいなくなるんで、おれが副隊長って事っすか?」
「ああ、そういうことじゃ」
「でも、なんで番なしで?」
「一時の話じゃ。 それに、1番隊隊長もお前らの取り扱いに困っておるしな。 正式発足じゃないしな。」
「番無しのコートと戦闘服じゃ」といって各自に渡していく。
「この前、0番隊隊長コートみてぇーっていったのこれか?」
「あー、紋章もなんもないがな。 形は全部0番隊と同じにした」
「うおぉーまじっすか」と驚いてるイアス。
「もしかして、おれらが使ってる訓練場って」ってルイ
「0番隊達の専用訓練場じゃ。 0番隊しかはいれんようになっておって、開かずの間じゃったんだ」っていうジム。
「あれは俺が忘れてたんだってぇーの。 中の設備は変えてあんけど」
「なんかいろいろ聞きたい事あんすけど」というイアスだ。
「話せる内容だったら、はなすけど。 おめぇーら 行きつけの飲み屋とかねぇーの?」
「ありますよ。 あんま人が多くないほうがいいんすよね?」
「あったりめぇーだ」
「あるんすけど、そこ高いんで奢ってくれます?」
「別にかまわねぇーよ。 シリル、おめぇーはフード被ってろよ」って俺。
「わかったぞ。」といってポンチョのフードを被るシリルはちょっと不貞腐れてる。
「これでいいのかだぞ」というと、リンが「ああ、それでいい」といって、イアス達に口外・書面禁止の魔術をかけたあと6人でマスター室を退室していく。
◇◇◇
「隊長、そっち出口じゃ」ってマスター室の隣のドアだ。
「おれら、こっちから出れるんだ」といって黒帝カードで開錠。
「なんすかこのドア」ってイアス。
「ギルドの裏口にでれるんだ。 受付通らずにすむだろ」といって階段を降りると裏口にでるのだった。
「なるほど、それで俺ら全然隊長たちみることなかったんすね」って言われて、「そういうこと」といい裏口からでていくのである。
どう説明すっかな。
「あれだ、俺らたまーに、人間社会にくるんだよ。 今みたいにな」って俺
「どういう意味っすか?」ってイアスだ。
そりゃそうなるよな。 俺はタバコをふかして一服だ。
「お前ら0番隊隊長しってんか?」
「そりゃ知ってますよ。 今も最後のランクXで世界最強っていわれていて、ギルドの外に銅像まであるんすから。」
「ほんと、あの銅像ぶっこわしてぇー」って俺の本音。
「あれ、駄目っすよ。 ギルド隊員みんなのあこがれっすから」ってイル。
「あれが、あこがれだっって」ってリン大爆笑だ。
「キラキラしすぎだぞ」とお腹をかかえて笑うシリル。 ったく、俺がどんだけ迷惑してんだが。
「リンとシリル、笑いすぎだってーんだ」
「名前が違うんすけど」ってイアスに突っ込まれた。
「ああ、今まで偽名つかってんだ。 俺の名前はシュンで、ランがリンな、カシルは本当はシリルだ。」
「なんで偽名まで?」
「一部のやつが、俺らの名前をしってんだ。 おれら?
特に、俺がギルドにいると大変な事になんで、ジムと話して偽名にしてんだ。
外じゃ、いままで通り偽名な。 偽名つかってる理由も、俺らの正体に関係すんだけど、俺が0番隊隊長の白銀の黒帝っていわれてるもんで、リンが相棒の暗殺者、んでシリルが、黒帝の縁者だけど、魔界の魔王な。」というと、イアス達が口をあけて唖然としてる。
しばらく時が止まってる感じだ。 そしたら、
「いやいや、うそでしょ。 1万年以上も前の人物の話っすよ。 って、カシルさんが魔王ってそれが一番、爆笑もんすけど」と突っ込みがはいる。
「銅像と全然ちがうんすけど」ってイル。
「カシルさんが魔王って」とお腹をかかえて笑っているルイ。
「本当なんだぞ」って不貞腐れてるシリルだ。
魔力の質までわからないとシリルが魔王って気づかないからな。
「イアス達、笑いすぎじゃ。 本当の事じゃ。
黒帝様や黒帝の縁者様については、代々の国王と、魔道国家のフローシア家の王、そして代々ギルドマスターが受け継ぐことになっておるんじゃ。」と真面目な顔になるジム。
「さっきいていたランクXが最後じゃないのだ、今も黒帝様が生きているからランクXの称号はだれも受け継ぐことができんのじゃ。」
「そういう事。 俺らの事情ってのは、俺ら不老なもんでよ、この世の理から外れてんだな。
シリルだってこうみえて、4000年ぐれーいきてんじゃね」
「うん、もう数えてないからわからないんだぞ」ってシリルだ。 だろうな、魔界と人界じゃ時間軸違うしな。 しかも伝えたのは、魔界軸での年数だし。
「でもマスター、全然、銅像と違うじゃないっすか!」って突っ込むイアス。
「イアス、あたりまえじゃ。 当初から素性も素顔も出してないお方の顔なんで誰もしらないのじゃ。
ギルドにある絵もフード被ってらっしゃるしな。 んで、想像であの像となっておるだけじゃ」ってジム。
「想像でもありゃないよな」とタバコをふかしていうと、イアスが「英雄視しているお方が、実はただ単に殺しが好きだったなんて言えないっすもんね」って言われた。
「そりゃ勝手にそう思われてるだけでよ、当時は、あれだ全部任務だからやった事だしな」
「ああ、今も任務中だ。 ただ依頼主がかわっているだけだ」っていうリン。 その通りだな。
「その任務ってのが終わったらいなくなるんで、おれが副隊長って事っすか?」
「ああ、そういうことじゃ」
「でも、なんで番なしで?」
「一時の話じゃ。 それに、1番隊隊長もお前らの取り扱いに困っておるしな。 正式発足じゃないしな。」
「番無しのコートと戦闘服じゃ」といって各自に渡していく。
「この前、0番隊隊長コートみてぇーっていったのこれか?」
「あー、紋章もなんもないがな。 形は全部0番隊と同じにした」
「うおぉーまじっすか」と驚いてるイアス。
「もしかして、おれらが使ってる訓練場って」ってルイ
「0番隊達の専用訓練場じゃ。 0番隊しかはいれんようになっておって、開かずの間じゃったんだ」っていうジム。
「あれは俺が忘れてたんだってぇーの。 中の設備は変えてあんけど」
「なんかいろいろ聞きたい事あんすけど」というイアスだ。
「話せる内容だったら、はなすけど。 おめぇーら 行きつけの飲み屋とかねぇーの?」
「ありますよ。 あんま人が多くないほうがいいんすよね?」
「あったりめぇーだ」
「あるんすけど、そこ高いんで奢ってくれます?」
「別にかまわねぇーよ。 シリル、おめぇーはフード被ってろよ」って俺。
「わかったぞ。」といってポンチョのフードを被るシリルはちょっと不貞腐れてる。
「これでいいのかだぞ」というと、リンが「ああ、それでいい」といって、イアス達に口外・書面禁止の魔術をかけたあと6人でマスター室を退室していく。
◇◇◇
「隊長、そっち出口じゃ」ってマスター室の隣のドアだ。
「おれら、こっちから出れるんだ」といって黒帝カードで開錠。
「なんすかこのドア」ってイアス。
「ギルドの裏口にでれるんだ。 受付通らずにすむだろ」といって階段を降りると裏口にでるのだった。
「なるほど、それで俺ら全然隊長たちみることなかったんすね」って言われて、「そういうこと」といい裏口からでていくのである。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる