20 / 46
3章:帝都編
ハロイド君との会話 前編
しおりを挟む
Side:クロイド
帝都に用事があるついでに、叔母が心配してるというハロイド君15歳に会ってほしいと言われた。
オーランド公爵家、四旗将の1つ槍だ 女性は薙刀を使う。 僕の実家も、その系図の一つだ。
勘当されて、貧乏だった時、叔母だけが手紙と一緒にお金を送ってくれた。
あまり行きたくないけど、恩のある叔母の頼みだ。
手紙によると、ハロイド君は横暴でわがままだったが半年以上前から様子がおかしいと。
ハロイド君の槍の腕前は、上の下、だけど魔法の属性は無属性らしい。
年齢の割には小柄で、2歳下のフロイド君は平均より高く体格も徐々に良くなって、同年代で槍に関して彼に勝てるものはいない、しかも属性魔法は火、風、雷ときている。
こりゃ自暴自棄にもなるよな。 思春期だし。 僕だって嫌になった。
属性魔法、火、水、闇と少しできる槍で帝国で冒険者登録して徐々にランク上げヤマト国で刀術を学んだ。
それで成り上がったけど僕だけど、彼の場合は嫡男、家督は弟に譲ると言ってるらしい。
とりあえず、午後に屋敷についた。
ロイド、ヒルダ、フロイド君、そして元奴隷にしては可愛い少女のアシュリー嬢にあった。
飛び級でフロイド君は学園にはいる。 アシュリー嬢は聖属性らしく貴重だ。
それもあって、奴隷解放と一緒に当縁の伯爵家の養女にして、フロイド君の要望で婚約者になったそうだ。
初めてアシュリーにあって一目惚れしたってフロイド君がいう。
ハロイド君には確かヘンドリック侯爵家の娘でジュリアンって同い年の婚約者がいる。
彼女も薙刀は優秀、属性魔法は火と氷だったと思う。
僕が行った時、ハロイド君は出かけたらしくて夕食まで帰ってこないらしい。
「クロイド、悪いが夕食にはハロイドに食堂になんとかだす。 会話してほしい。」ってロイドだ。
フロイド君とアシュリー嬢は部屋へ戻った後に言われた。
「叔母の頼みだから、構わないけど、僕からみればロイドもヒルダさんも、フロイド君と比べ過ぎだよ。
叔母曰く、小柄でも槍の腕前は上の下だったらしいじゃないか。 あんな重たいのを振るのに努力したと思うよ。」
「しかし、槍聖の直系としては、上を求めてしまうものです。」ってヒルダさん。
「ああ、努力はしてたが、半年前以上からは一切槍の訓練にもでてない。 これでは我が家の恥だ。」ってロイド。
「自暴自棄になってるのかもね。 聞く所じゃ成人の祝いもしてないらしいじゃん。」
「あの子がいないんですもの。」
「そうだ、一日中ふらふらしておるらしい、そんな子に祝いなどできない」
「もともと才能がある人ってそうだよね。 食堂でも一切話さないと思うよ。
その後、談話室で話しするけど、僕とハロイド君だけにしてよ」
「なんでだ?」
「あなた、クロイドさんの言う通りよ。 ここは第三者に任せてみましょう」ってヒルダさんだ。
ロイドは渋々承諾してくれた。
半年以上も家族と会話が無い子が、両親と僕がいる場で会話してくれるわけないってなんでロイドってわからないのかな。
帝都に用事があるついでに、叔母が心配してるというハロイド君15歳に会ってほしいと言われた。
オーランド公爵家、四旗将の1つ槍だ 女性は薙刀を使う。 僕の実家も、その系図の一つだ。
勘当されて、貧乏だった時、叔母だけが手紙と一緒にお金を送ってくれた。
あまり行きたくないけど、恩のある叔母の頼みだ。
手紙によると、ハロイド君は横暴でわがままだったが半年以上前から様子がおかしいと。
ハロイド君の槍の腕前は、上の下、だけど魔法の属性は無属性らしい。
年齢の割には小柄で、2歳下のフロイド君は平均より高く体格も徐々に良くなって、同年代で槍に関して彼に勝てるものはいない、しかも属性魔法は火、風、雷ときている。
こりゃ自暴自棄にもなるよな。 思春期だし。 僕だって嫌になった。
属性魔法、火、水、闇と少しできる槍で帝国で冒険者登録して徐々にランク上げヤマト国で刀術を学んだ。
それで成り上がったけど僕だけど、彼の場合は嫡男、家督は弟に譲ると言ってるらしい。
とりあえず、午後に屋敷についた。
ロイド、ヒルダ、フロイド君、そして元奴隷にしては可愛い少女のアシュリー嬢にあった。
飛び級でフロイド君は学園にはいる。 アシュリー嬢は聖属性らしく貴重だ。
それもあって、奴隷解放と一緒に当縁の伯爵家の養女にして、フロイド君の要望で婚約者になったそうだ。
初めてアシュリーにあって一目惚れしたってフロイド君がいう。
ハロイド君には確かヘンドリック侯爵家の娘でジュリアンって同い年の婚約者がいる。
彼女も薙刀は優秀、属性魔法は火と氷だったと思う。
僕が行った時、ハロイド君は出かけたらしくて夕食まで帰ってこないらしい。
「クロイド、悪いが夕食にはハロイドに食堂になんとかだす。 会話してほしい。」ってロイドだ。
フロイド君とアシュリー嬢は部屋へ戻った後に言われた。
「叔母の頼みだから、構わないけど、僕からみればロイドもヒルダさんも、フロイド君と比べ過ぎだよ。
叔母曰く、小柄でも槍の腕前は上の下だったらしいじゃないか。 あんな重たいのを振るのに努力したと思うよ。」
「しかし、槍聖の直系としては、上を求めてしまうものです。」ってヒルダさん。
「ああ、努力はしてたが、半年前以上からは一切槍の訓練にもでてない。 これでは我が家の恥だ。」ってロイド。
「自暴自棄になってるのかもね。 聞く所じゃ成人の祝いもしてないらしいじゃん。」
「あの子がいないんですもの。」
「そうだ、一日中ふらふらしておるらしい、そんな子に祝いなどできない」
「もともと才能がある人ってそうだよね。 食堂でも一切話さないと思うよ。
その後、談話室で話しするけど、僕とハロイド君だけにしてよ」
「なんでだ?」
「あなた、クロイドさんの言う通りよ。 ここは第三者に任せてみましょう」ってヒルダさんだ。
ロイドは渋々承諾してくれた。
半年以上も家族と会話が無い子が、両親と僕がいる場で会話してくれるわけないってなんでロイドってわからないのかな。
10
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの少年は現実世界で冒険者になる
家高菜
ファンタジー
ある日突然、異世界に勇者として召喚された平凡な中学生の小鳥遊優人。
召喚者は優人を含めた5人の勇者に魔王討伐を依頼してきて、優人たちは魔王討伐を引き受ける。
多くの人々の助けを借り4年の月日を経て魔王討伐を成し遂げた優人たちは、なんとか元の世界に帰還を果たした。
しかし優人が帰還した世界には元々は無かったはずのダンジョンと、ダンジョンを探索するのを生業とする冒険者という職業が存在していた。
何故かダンジョンを探索する冒険者を育成する『冒険者育成学園』に入学することになった優人は、新たな仲間と共に冒険に身を投じるのであった。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
神は激怒した
まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。
めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。
ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m
世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる