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2章:妖精石編
妖精石集め 後編
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シリルが不機嫌な理由がわからない俺シュン。
すると、シリルがギールをみて不貞腐れている。
「その女がきた時、ちょうどギールが俺の部屋へ入る時だったんだぞ。 それで、俺まであの女にいろいろいわれたぞ」といってエールをのむ。
「魔王様、ほんと、あの女のタイミングが良いのか悪いのかで。。」とへこんでいるギール。
あはは、なるほどな。そういう事か。
「シリル、ハンバーグ用意してあんから、なかで食べるぞ」って俺がいうと、シリルがニコニコしはじめる。
「お! シュンさんのハンバーグ、久しぶりだぞ」といい機嫌を直してダイニングに向かうのであった。
ダイニングテーブルに向かいながら、俺がリンに「ハンバーグにしてよかっただろ」というと、リンも「ああ。」という。
さっきまで不機嫌だったシリルの変わりように、
「魔王様、機嫌直るの早いっすね。 てか、不貞腐れる顔も可愛いし、あの笑顔なんすかねー」ってオルク。
「俺も久々にみましたよ。 魔王様のあの笑顔。」と言っているギールに、リンが苦笑しながら「シュンのハンバーグでシリルは機嫌が直るし、さっきあった事は忘れてる」というのだった。
そしてダイニングでは、既にシュンのハンバーグを堪能しているシリルがニコニコしている。
「シュンさん、お代わりあるか?」
「あんよ」と苦笑いしながらいう俺。
「お! うれしいぞ。 お代わりだぞ」と催促してきた。
そして、ハンバーグを焼きながら、エールをのむ俺。
「オルクは、引き続き人間社会を旅しつつよ、様子をみながら、もしもの時は神獣達に伝達たのむな」
「了解です。」ってオルクだ。
「シュンさん、例の手紙はおいてきたぞ」ってシリル。
「あーそれでいい。 あとは、人間たちの問題だ」って俺だ。
「妖精石の解析はおわったのか?」ってリンに聞かれた。
俺がタバコに火をつけながら一服する。
「まだだけんどよ、ちょこっとだけな。 んで、色の組み合わせがよ、昔アークに聞いたことあんだ。 だから、解析はアークいねぇーと話になんねーな」
「シュンが珍しいな」ってリン。
「あー、アークがいた世界の話だからよ。 詳しくは聞いてないんだよな。」って俺。
「なるほどな」と納得するリン
「つう分けで、俺らは一旦撤退だな」って言っておく。
人間共でなんとかしてくれるならそれが一番だけどな。
◇◇◇
ここは王都のギルドマスター室。
ジンは疲れた顔をしながら、エリッサの話を聞いている。
「マスター、ギール君とカシル君の実家はどこですか? 私が説得しに行ってきます」ってこれで何度目だ。
「何度も言っているがね、彼らの自由だ。 それに、これも何度もいっているが、実家はしらない。」というが、エリッサが「有り得ませんよね。 マスター嘘おっしゃってますよね。 未成年を預かっておいて、保護者を知らないなんて。 実家教えてくれるまで、私はここを動きませんよ」っていう。
もう勘弁してくれ。
「もし、知っていていも個人情報だ。 教えるわけにはいかん」
「担任としてですね、将来有望な子を導かなきゃいけないんです。 しかも、大人の私達が、彼らの将来を考えていかないといけないんです」と熱弁する。
ジンがやや怒りながら「エリッサ先生、それはあなたの意見だ!」といい、「いい加減にしてくれ。 儂は忙しい。」と怒鳴ると、校長があらわれ「マスター申し訳ありません。 いますぐ連れ出します」といって、エリッサを羽交い絞めにして部屋から出るのだった。
やっと煩い時間から解放されたジンは執務机の所の席に座る。
「ありゃ、カシルも嫌がるわけだ」と独り愚痴りながら、書類の整理をするのだった。 すると、自分宛の手紙があり、封を見る。
蝋印をみては何度も見直したあと、ジンは「まさかな」といいながらギルドマスターの規約の『黒帝の章』を開き、手紙の蝋印を比べるのだった。
「儂の代でみるとはな」と独り言いいながら、手紙を読み「傍観者であっていただきたい」と閉じるのであった。
手紙には、
【 我は、傍観者だ。 ただ、歴史を見誤り、秩序を乱した場合 我調整者として異物の排除に現れる。 白銀の黒帝 】と書いてあった。
そして、もう一つ同じ封筒があり、そこには蝋印は、なく封を開けると手紙には、【今の所は大丈夫そうだ】とだけ書いてあった。
その日、同じ手紙が国王と魔道国家のフロークス家に届けられ、秘密裏に3人が集まり相談するのである。
今回は国王含め、古の盟約については途絶えていないのであった。
すると、シリルがギールをみて不貞腐れている。
「その女がきた時、ちょうどギールが俺の部屋へ入る時だったんだぞ。 それで、俺まであの女にいろいろいわれたぞ」といってエールをのむ。
「魔王様、ほんと、あの女のタイミングが良いのか悪いのかで。。」とへこんでいるギール。
あはは、なるほどな。そういう事か。
「シリル、ハンバーグ用意してあんから、なかで食べるぞ」って俺がいうと、シリルがニコニコしはじめる。
「お! シュンさんのハンバーグ、久しぶりだぞ」といい機嫌を直してダイニングに向かうのであった。
ダイニングテーブルに向かいながら、俺がリンに「ハンバーグにしてよかっただろ」というと、リンも「ああ。」という。
さっきまで不機嫌だったシリルの変わりように、
「魔王様、機嫌直るの早いっすね。 てか、不貞腐れる顔も可愛いし、あの笑顔なんすかねー」ってオルク。
「俺も久々にみましたよ。 魔王様のあの笑顔。」と言っているギールに、リンが苦笑しながら「シュンのハンバーグでシリルは機嫌が直るし、さっきあった事は忘れてる」というのだった。
そしてダイニングでは、既にシュンのハンバーグを堪能しているシリルがニコニコしている。
「シュンさん、お代わりあるか?」
「あんよ」と苦笑いしながらいう俺。
「お! うれしいぞ。 お代わりだぞ」と催促してきた。
そして、ハンバーグを焼きながら、エールをのむ俺。
「オルクは、引き続き人間社会を旅しつつよ、様子をみながら、もしもの時は神獣達に伝達たのむな」
「了解です。」ってオルクだ。
「シュンさん、例の手紙はおいてきたぞ」ってシリル。
「あーそれでいい。 あとは、人間たちの問題だ」って俺だ。
「妖精石の解析はおわったのか?」ってリンに聞かれた。
俺がタバコに火をつけながら一服する。
「まだだけんどよ、ちょこっとだけな。 んで、色の組み合わせがよ、昔アークに聞いたことあんだ。 だから、解析はアークいねぇーと話になんねーな」
「シュンが珍しいな」ってリン。
「あー、アークがいた世界の話だからよ。 詳しくは聞いてないんだよな。」って俺。
「なるほどな」と納得するリン
「つう分けで、俺らは一旦撤退だな」って言っておく。
人間共でなんとかしてくれるならそれが一番だけどな。
◇◇◇
ここは王都のギルドマスター室。
ジンは疲れた顔をしながら、エリッサの話を聞いている。
「マスター、ギール君とカシル君の実家はどこですか? 私が説得しに行ってきます」ってこれで何度目だ。
「何度も言っているがね、彼らの自由だ。 それに、これも何度もいっているが、実家はしらない。」というが、エリッサが「有り得ませんよね。 マスター嘘おっしゃってますよね。 未成年を預かっておいて、保護者を知らないなんて。 実家教えてくれるまで、私はここを動きませんよ」っていう。
もう勘弁してくれ。
「もし、知っていていも個人情報だ。 教えるわけにはいかん」
「担任としてですね、将来有望な子を導かなきゃいけないんです。 しかも、大人の私達が、彼らの将来を考えていかないといけないんです」と熱弁する。
ジンがやや怒りながら「エリッサ先生、それはあなたの意見だ!」といい、「いい加減にしてくれ。 儂は忙しい。」と怒鳴ると、校長があらわれ「マスター申し訳ありません。 いますぐ連れ出します」といって、エリッサを羽交い絞めにして部屋から出るのだった。
やっと煩い時間から解放されたジンは執務机の所の席に座る。
「ありゃ、カシルも嫌がるわけだ」と独り愚痴りながら、書類の整理をするのだった。 すると、自分宛の手紙があり、封を見る。
蝋印をみては何度も見直したあと、ジンは「まさかな」といいながらギルドマスターの規約の『黒帝の章』を開き、手紙の蝋印を比べるのだった。
「儂の代でみるとはな」と独り言いいながら、手紙を読み「傍観者であっていただきたい」と閉じるのであった。
手紙には、
【 我は、傍観者だ。 ただ、歴史を見誤り、秩序を乱した場合 我調整者として異物の排除に現れる。 白銀の黒帝 】と書いてあった。
そして、もう一つ同じ封筒があり、そこには蝋印は、なく封を開けると手紙には、【今の所は大丈夫そうだ】とだけ書いてあった。
その日、同じ手紙が国王と魔道国家のフロークス家に届けられ、秘密裏に3人が集まり相談するのである。
今回は国王含め、古の盟約については途絶えていないのであった。
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