【白銀の黒帝:12】妖精と妖精の楽園

八木恵

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5章:訓練編

それからのライオネルとレック

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それから、数か月後、ようやくライオネルの1つめの武器が解放され、同時期にレックの武器も解放される。
魔武器の使い方を教えつつ、魔の森の入り口付近の魔物であれば2人で討伐できるまでになった。
また、数十単位の魔物討伐、盗賊討伐なども平常心のまま出来るようになるのだった。 

そして、月日はながれ、15歳になるライオネルとレックであった。 
ライオネルの身長は、180CMでレックが176CMである。 
成長していく子供達をみて、シリルがぶーぶー不貞腐れていたのは笑えた。

ウッドデッキのベンチで、俺は指定席に座りエールをのみながらタバコをふかしている。 
リンはその隣に座っている。 シリルも胡坐をかいてエールをのんでいる。 
ライオネルとレックはジュースである。

「あと1か月半で、ライとレックは迷宮都市へいくわけだが、まぁお前らは基礎を教えてんが、及第点だな。 
 あとは、迷宮都市いってお前らの努力次第だな」
「「はい。師匠」」と返事だ。
「んで、もうすぐ15歳だし、ちょっとしたプレゼントを用意した。 ただ、今から俺とリンとシリルは3週間いなくなる。」
「こやつらか?」って言って大魔王が現れた
「きたな、銀髪がライで、茶髪がレックだ。」って俺。
「ライ、レック、俺たちが3週間いねぇーい間、ルシファがお前らの面倒みんからな」というと、ライオネルとレックが「「よろしくお願いします」」というのだった。


「俺らは行くけど、食料と酒は用意してあんから。まぁいつも通りな」
「ああ、わかってるぞ。 シリルは残らないのか?」って大魔王。
「面倒だからいいぞ。」
「相変わらず、淡泊だな。」って突っ込む大魔王だ。
「俺がいると面倒になるからいいんだぞ」
「あはは、確かにな」って大魔王だ。

本当に確かにその通りだな。 そんなんで、俺とリンが立ち上がり「シリル、いくぞ」といい、シリルが「おう、またなのだぞ」といい3人は一緒に魔界へ行くのである。

◇◇◇
どこかに行ってしまったシュン達。 残されたライオネルとレックはちょっと不安である。
というか、美形の男性、今度は色気がある男性だ。 
ギール先生しかり、オルクさんもしかりで、この魔の森に来る人達はみな美形ぞろいだと、心の中でつっこむライオネルとレックである。

「ルシファさん、これから何するんですか?」ってライオネル。
「知らないかもしれないが、シュンは、極度の女嫌いでな、リン以外の女性が近づくのも駄目なんだ。 
それで、お主達が迷宮都市いって女性との接し方にこまるだろうって事で、我が、おぬしたちに女性の扱い方を指導するためにきたんだ」
「確かに、ここに来てからリンさん以外の女性って僕ら話してもないな」ってレック。
「ああ、おれもだ。 訓練ばっかだったから、考えてなかったっけど、実際こまるよな」というライオネル。 

そんな2人に、大魔王がニヤリわらっている。
「というわけで、われが女性達を用意した」とパチンと指をはじくと、5名の可愛い系、清楚系、妖艶系、綺麗系の10代後半から20代前半の女性が「「「こんにちわ」」といって現れるのだった。 もちろん、人化しサキュバス達だ。

「彼女達は、我の友人だ」といいライオネルとレックに紹介する。 
久しぶりの女性の登場、思春期にはいる彼らは既に顔を真っ赤にしている。 
大魔王はそれを見て、「鍛えがいがありそうだ」と笑うのであった。 
その日の夜は、いつも同室だが、シュンが拡張して別々の部屋でお互い仲のよくなった女性と過ごすのである。 
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