【白銀の黒帝：12】妖精と妖精の楽園

7章：妖精の楽園

ゴブリン討伐 前編

大陸全土で妖精を権限しなかった人間達は、黒い妖精の副作用により続々とゴブリン化して混乱している。

そんな様子を水鏡で見ている俺シュン。　他のやつらも爆笑している。
「ったく、やっぱゴブリンかよぉー。　ゴブリンじゃ味気ないが、凶暴化する前に、集めんぞ！」って指示しだずと、手はず通り、シリルと隠居組達は各地へ転移していった。　ちょうど、大陸全土に覆った黒い妖精全てが相克されたしな。

俺？俺はやることがあるから、それやってからな。

【　我、黒帝の縁者なり。これより異物を殲滅する。 場所、人間どものいう楽園だ。】
って、大陸全土に向けてアナウンスした。

んじゃ、俺も担当の所へ向かうか。

一方、混乱していた各国では、アナウンスがはいった瞬間各地でゴブリン化した人間達の姿が消えていくのである。　一瞬の出来事で何がどうなっているのかわからないのであった。

◇◇◇
ここは、楽園の壁から30KM離れた地点。

アナウンスした後、俺シュン、アーク、大魔王、元竜王、そしてシリルによりゴブリンになった人間たち約1,000万人を一斉に楽園の壁付近に転移させ、結界に閉じ込める。　ついでに、俺は、愚王、ルイ、フローシア王も転移させておいた。　自分達のした事ぐらい、ちゃんと見てもらわなきゃな。


「結構な数いんな」って俺がタバコに火をつけて一服してる。
「ああ、1,000万いるな」ってリン。
「ゴブリンだぞ」ってシリルだ。
「ゴブリンだしな、数で楽しむしかねーな」
「壁の中もおるだろ」って大魔王。
「忘れるところだった」って俺は、大剣で白炎をのせて壁を崩すと400万ほどのゴブリンがなだれこんでいる。　とりあえずこいつらが他へいかないように結界でふさいでおいた。　合計1,400万のゴブリンだよ。　本当、数だな。

「愚王、てめーらがやらかした結果だ。　こいつらは、魔物でもねー。魔力の質はまだ人間がのこってんだ。　だが異物になった。よって、排除する」って、俺は愚王、ルイ、フローシア王に宣言しておいた。

余計な事した結果だな。
「んじゃぁ、お前ら適当にな」って俺はタバコの火を消して、大剣に白炎をまとい、結界の中にはいりゴブリンにむかって惨殺をはじめる。　
リンは黒炎を大鎌にまとい、ゴブリンを殲滅していく。　
シリルは双剣で次々と殲滅し、大魔王、元竜王、アークはほぼ素手だけで殲滅していくのであった。

本当、数がいるけどよ、でも、討伐対象、ゴブリンってな。