間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜

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第3章 少年期 学園編

13話 初めての冒険者ギルドそしてテンプレ?


 どうも僕です!たった今、盛大にフラグを建設してしまった僕です!

 その瞬間がコチラ!

(後は父様に任せて今は冒険者ギルドに行くことだけ考えよう、でも、ギルドでも絡まれたりしないよね・・・)

天華『アトリー、それフラグになりませんか?』

(あ、・・・・・・・)

 はい!、見ての通り学園内でのやり取りに辟易していた僕は冒険者ギルドに行くことに思考をチェンジして気分を変えようとした瞬間にうっかりポロッとテンプレなフラグを建設してしまいました。(反省(T ^ T))

 そして、つい今しがた馬車が冒険者ギルドに到着したようです!

(わぁ~、着いちゃったー、どうしよう絡まれるかな?)

夜月『どうだろうな、アトリーの事は大体広まっているし冒険者もわざわざ公爵家の子供に絡んでこないと思うぞ?』

(あ、確かに僕って特徴しかないからすぐに公爵家の子供って分かるよね!、それに学園の制服も着てるからわざわざ学生に絡んできたりしないよ!うん!よし!張り切って冒険者ギルドを堪能しよう!)

ジュール『私も楽しみ~!』

天華『はしゃぎ過ぎてこけちゃダメですよ?足元に気をつけて下さいね?』

夜月『まぁ、絡まれたとしてもアトリーに害を成す事はできんだろうさ、好きなだけ楽しんだら良い』

 馬車に乗り込む時に体を小さくして僕の膝の上に乗った皆んなを撫で回し癒された僕は先程の事は開き直る事にしてテンションを高めに冒険者ギルドを楽しむ事にした。

(うん、皆んなも一緒に楽しもうね♪)

 急にニコニコご機嫌になった僕を見ながら微笑ましい表情で馬車から降りていつも通りに僕達が降りる用意をしているカインとオーリーとアミ、
先に下ろして貰ったソルもニコニコご機嫌で僕が降りるのを待っている、その後すぐに夜月とジュールが体を大きくさせ降りると外のざわめきが大きくなった、元々僕達の馬車が停まった時点で注目を集めてはいた様だけど夜月達が降りた事でより注目を集めたみたいだ。

「「「「「ザワッ」」」」」

「え!、魔物⁉︎」

「いや、使役獣だろう?」

「何言ってんだよ!あれは公爵家の紋章だろ!だから、あの二体の動物は聖獣様だ!」

「マジか!でもなんでこんな所に?何の様だよ?」

「俺が知るかよ!あ、でも聖獣様方は常に公爵家のご子息様と一緒にいるって聞いたことがあるからご子息がギルドに用があるんじゃないか?」

「そうかぁ?じゃああの小さい坊主がそのご子息様かな?」

「いや、違うと思うぞ、ご子息様の髪色は銀髪だって話だからな」

「じゃあ違うか、お?他にも貴族の子供見たいのが出てきたぞ?あれも違うなぁ」

「そうだな、ってお前先っきから言葉遣い悪すぎだぞ!」

 こんなやり取りが外から聞こえてきた。

(おやおや?何やら情報通な人が最低1人いるみたいだね、こんな人がクラスにいる他国の留学生の中に1人でもいると良かったのに…)

天華『ですね…』

(まぁ、良いか僕もさっさと降りてギルド内に移動しよう)

カイン「アトリー様」

 カインが手を差し出し降りる手伝いをしてくれて、降りる、いつも通り周りをフリーズさせて その間に皆んなを連れて冒険者ギルドの入り口前に移動する。
(車道からギルド入り口まで結構 遠いから前みたいに護衛騎士達に囲まれて移動したよ!)

「わぁ、凄い!想像ではもっと無骨な感じだと思った、でも全然そんな感じしないね!」

ソル「そうですね、建物の高さも意外と高い様ですし」

イネオス「僕の街にあるのはもっと小じんまりしてますよ、建物の素材もここの様な石材ではなく大半が木造ですし、多分ここが王都のギルドだからここまで大きいんだと思います」

「それもそうか、今度 領都のギルドにも行ってみようかな」

ベイサン「場所によって形が違うみたいですが、あの看板だけは大きさも書いてある絵も一緒だって聞いた事があります」

ソル「それは僕も聞いたことがありますね」

「へぇ、絵だけではなくて大きさも一緒なんだ」

 ベイサンが言った看板は大通りから分かりやすいように建物から並行に突き出た棒にぶら下がる様に付いている約1メートルほどの木板の看板の事だった。

(規定のサイズで統一してるのか、確かにあの看板があればここが冒険者ギルドだって一目瞭然だね)

「よし、中に入ろう」

へティ「中はどの様になってるんでしょうね、楽しみです」

「そうだね、外側は掃除されて綺麗だったから中も綺麗なのかな?」

 へティとウキウキしがら冒険者ギルドの入り口をくぐった、入口を入ってすぐに感じた感想は“広い“、元々 建物自体が大きいのは分かっていたが入ってすぐの空間が建物3階分の吹き抜けのホールが広がっていた横の広さは普通乗用車(セダン型)4台が余裕で縦列駐車できそうな横幅に奥行きは大型バスが3台は縦列駐車で入りそうだ。
 この広い空間の突き当たりには上にあがる階段があるようでその手前にあるインフォメーションみたいな扇状の受付カウンターの両脇から上がれる様だ、受付カウンターには綺麗な受付嬢が3人いる(やっぱり受付のお姉さんは美人がデフォルトなのかな?)、その手前のホールの床には色のついた石材のタイルで幾何学的な模様が描かれており一瞬(ここは高級ホテルのフロントロビー受付かな?)っと思ったりもした。
 そんな広いホールを支えている両端の太い柱はギリシャ神殿の石柱を思い出させる、等間隔に配置された石柱のホールとは反対側の空間に目をやれば右側は手前に中位の石柱の間にボードの様な物がありその奥には銀行の受付みたいな仕切りがある受付カウンターがあった、多分そこが冒険者の依頼受付カウンターなのだろうと推測した。
 そして、左側はたくさんのテーブルと椅子のセットが互いに邪魔にならに程度に感覚をあけ沢山 設置してあり その間をエプロンをつけた若い女性が料理や食器を持って行き交っている、その奥には調理場らしき区画がありそこからエプロン姿の女性(配膳係)が料理を受け取って配膳しているので間違いなくここは食堂もしくは酒場なんだろう今はお昼時なのでお酒を飲んでいる人は少なそうだ。

「おぉ、中央を挟んで左右は全然雰囲気が違うね」

へティ「そうですね、・・・あちらは食事ができる所なんですね」

「そうみたいだね、美味しそうな良い匂いもしているから腕のいい料理人がいるみたいだね、昼食をここでとってみるのも良いかもね」

ソル「アトリー様、ここでの食事は流石に急すぎるかと、お屋敷の方で昼食の準備が整ってるそうなので今回は諦めて下さい」

「そうか、仕方ないね今回は諦めるよ」

へティ「またの機会にとっておきましょう、アトリー様」

イネオス「次 来た時の楽しみにしましょう」

「うん、そうだね、よし、それじゃあ本題のギルド登録をして貰いに行こうか、この場合は右側の受付に行けば良いのかな?」

ベイサン「まず中央の受付に聞いた方がいいじゃないですか?」

「うーん、そうした方がいいかな?まぁ、間違っていたら正しい所を教えてくれるだろうし中央の受付に聞いてみようか」

 広いホールの中央付近で周りを見回しながら話していた僕達に近づいてきた人物が、

?「おい、君達、それだけお供を連れてるって事は貴族の子供だろ?なんでこんな所にいるんだ?しかも使役獣まで連れて」

と、茶髪で茶色の目をした軽装備に腰にロングソードをさげたいかにも冒険者といった格好をした二十代半ばのちょっとヤンキー風の男性が話しかけて来た。

(こ、これは、テンプレ来たー!フラグ回収か⁉︎)

オーリー「こちらの方々に何か御用でしょうか?」

 オーリーがすぐに僕達の前に出て男性に対応した、それぞれの専属使用人達が自分の主人の近くにやって来て話しかけてきた彼と周りを警戒している、それに大人数で入ったら迷惑になるだろうからと一緒に入って来ている護衛騎士4人も僕達の両側で警戒態勢に入った。

軽装の冒険者「え、あ、いや、そう警戒するな、貴族の子供が使役獣を連れてまでここに依頼を出しに来た訳でも無いだろうから気になって話しかけただけだよ、もし見学に来たのなら早めに出た方はいい、ここ最近は治安がいいとは言えないからな」

(普通にいい人だったー!)

天華『良かったですね、フラグ回収じゃなくて』

(だね!でも今治安が悪いって何でだろうね?大通り沿いの大きなギルドなのに)

天華『そうですね?なぜでしょうね?』

??「おいおい、いいじゃねえかっ、少しぐらい見学してもよっ、ひっくっ、うぃー、それよりよっ、メイドの姉ちゃん、っく、綺麗な顔してんなぁっく、良かったらっ、お酌してくんねぇか、ひっくっと、ガキどもは好きなだけ見学させておけば良いじゃねぇかっ、うくっ、なぁ?」

(うぁっ酒臭い!てかっ、テンプレの二重トラップ⁉︎)

 急に酔っ払ったかなり厳つい顔したスキンヘッドのガタイが良い冒険者がオーリーに絡み始めた。

オーリー「お断りします、私の役目は主人のお世話と護衛ですので、アトリー様どうぞお気になさらずに御用を済ませましょう」

 キッパリ断り相手の返答を待たずに先に進めた。

酔っ払い冒険者「あぁん?護衛だと?ひっくっ、どのガキだぁ?・・・、おぉぉ?なんだ、綺麗なガキじゃねぇか、お前さんもこっちで一緒にお酌してくれてもいいんだぜぇ?いっく、こっち来いよっ!」

へティ「え、きゃっ!」

軽装の冒険者「お、おい、やめろ!」

「っ‼︎、へティ!」

「「「「「‼︎」」」」」

オーリー「アトリー様!」

 オーリーの言葉で僕達に目を向け、僕の左側で男の手前にいたへティを見て男が捕まえようと手を伸ばしてきた、僕はとっさにへティの前に腕を伸ばし庇った、それと同時にオーリーが動き男の手首を掴み止め、軽装の冒険者が酔っ払いの冒険者を後ろから腕を回し羽交締めににしている。

(おぉ、後ろの冒険者さんはかなり やり手だね、後ろに回るのが早かった)

酔っ払い冒険者「おぉう?手を離せよっ!いてぇーな!心配しなくてもちゃんと相手してやるって、うっく、それにしてもお前は男か?でも美人だなっく、うぃ~、よし!お前も来い!ちょうど暇してたんだ!一緒に飲め!ひっく」

(僕、まだ、未成年なんだけど、この人飲み過ぎだね)

軽装の冒険者「おい!そろそろ やめとけ!お前、分かってんのか?相手は貴族だぞ⁉︎切り捨てられても知らねえぞ!」

 酔っ払い冒険者の更なる絡みに護衛騎士達が両側からジリジリと間合いを詰めながらいつでも冒険者の男を斬れる体勢に入っていたが軽装の冒険者が止めに入っているのでまだ抜剣していない、夜月とジュールも僕とへティの隣で臨戦体勢に入ってる、だが男の手首を掴んでいるオーリーは徐々に手に力を入れ始めて、

グッーグッ、ギリッ、ポキッ

酔っ払い冒険者「ぐっ!いでぇーっ!!」

軽く骨が折れたような音がした後、酔っ払いの男が痛みを訴えながら喚き出した。

(あー、あれは腕の骨が1本折れたね)

酔っ払い冒険者「いでぇーよぉー!腕が!腕が!折れた!俺の腕がぁー!」

軽装の冒険者「お、おい、暴れるな!」

???「おい!何やってんだ!お前!他国に来てまで見っともない事するな!」

ガシッ  バキッ! ヒューン ドサッ

 突然、周りの見物人をかき分けながら酔っ払い冒険者に近寄り怒鳴った挙句、胸ぐらを掴んで殴り飛ばした。

(ほぇーーー!な、殴り飛ばしたー!3メートルは飛んだ!てか誰⁉︎)

???「申し訳ない!うちのパーティーの馬鹿がご迷惑をお掛けしました!」

ガバッ!

 物凄い勢いで頭を下げたのは真っ赤な髪にムッキムキの体をした“女性“だった。

(女の人?や、やべーこの人ムッキムキだ!シックスパックだ!てか何でお腹周りだけ出てるの⁉︎)

天華『1番気になる所はそこですか?アトリー・・・・』

 天華の呆れた様な声が聞こえたが僕は謝ってきた女性の腹筋が気になって仕方がないのだった。

オーリー「貴方があの冒険者のパーティーリーダーですか?」

女性冒険者「いえっ、私では無いですが、パーティーの一員として謝ります!あいつは普段は気のいい奴で酒を飲むと美人に絡む癖があるだけなんです!いつもは私か仲間が一緒にいて止めるんです、今日は私と2人で飲んでたら私がお手洗いに行っている間にあなた方に絡んでしまったみたいなんです!なので目を離した自分が悪いので!あのっ、すみませんでしたっ!」

 もう一度謝った女性。

オーリー「あなた方は他国からいらした冒険者ですね?」

女性冒険者「は、はい!“ノルテ魔王国“から護衛依頼できました!」

オーリー「そうですか、では、お聞きしますが、あなた方の国では貴族の子息に手を出して謝るだけで許して貰えると思いますか?」

ニッコリッ

 オーリーがとてもいい笑顔で言い放った言葉に顔色を悪くした女性冒険者や野次馬達。

女性冒険者「い、いえ、こ、公開鞭打ち100回の刑です・・・」

カイン「おや?ノルテ魔王国の処罰は随分と優しいですね?こちらでは“最悪“の場合“斬首刑“です」

 僕達の後ろでこの状況を見て背後の警戒をしていたカインが脅す様に言った。

女性冒険者「ざ、斬首刑・・・」

 女性は血の気が引いた表情で殴り飛ばした酔っ払い冒険者を見た、殴り飛ばされた影響で床に転がったまま気絶している彼の運命は今まさに風前の灯・・・とは、ならなかった。

「もうっ、2人共、意地悪はそのへんまでにしたら?斬首刑なんてよっぽど悪いことしなきゃならないでしょう?この程度でいちいち斬首刑にしていたらお酒好きが皆んな いなくなってしまうよ・・・、そ・れ・よ・り、ねぇお姉さんは魔族の人でしょ?」

女性冒険者「え、あ、はい、そうですが・・・」

 魔族と聞いて周りの冒険者数人が顔を顰めた、

*魔族とは・・・
 この世界では悪の象徴ではなくウェルセメンテ王国がある中央大陸“ディアマンディ大陸“の南西、地図で見ると左下にある中規模の大陸“スマラクト大陸“にある2つの国に古くから住んでいる色んな特徴を持った少数種族達の総称が魔族と呼ばれている、魔族の特徴は総じて何かの力に特化しその力に応じた身体的特徴が見られる、ある意味 獣人と大差ないが獣人と違い魔力量も多く高い身体能力に加え 使う魔法も強力なので他の種族から恐れられたり毛嫌いされている。
 その中で人族の国の中で魔族と敵対している国もある、特に隣国の“ズューウス王国“もその一つなので隣国出身の冒険者達が顔を顰めたのだろう。
(だが僕には関係ない!)

「やっぱり!凄いね!大きな男の人を腕だけであんなに飛ばすなんて!力が凄く強いんだね!やっぱりその筋肉のおかげなの⁉︎僕はいくら訓練してもそんなに筋肉つかないんだよね…、腹筋うらやましい・・・」

(いいよねぇ~シックスパック、トレーニング不足かな?)

 自分のお腹をさすりながらそう言うと。

女性冒険者「え?、ん、と、その、坊やがまだ成長途中だからじゃ無いかな?体がしっかり育った後の方がちゃんと筋肉がつくと思うよ?それに無理は禁物だよ」

「!、そうかな?皆んなもそう言うんだよね、やっぱり大きくならないと筋肉つかないかな?」

女性冒険者「あんまり小さい時から筋肉ばかり鍛えると私みたいに身長伸びなくなるよ?」

「そうなの?お姉さん身長高いと思うけど」

女性冒険者「ううん、私の種族はもっと身長高いよ、同い年の女の子は私より30センチは高いし」

「え!そんなに⁉︎」

(このお姉さん160センチ以上はありそうなのにそれより30センチも高いの?て、事は190センチ⁉︎高っ!身長高っ!)

ソル「アトリー様、アトリー様っ」

「うん?何?ソル」

ソル「どうなさるんです?」

「何を?」

ソル「あの冒険者の処分です」

「あ、・・・そうだね、うーん、うん!お姉さんが殴ったからもういいんじゃない?あ、でもヘティに怖い思いさせたからなぁ」

 僕が考え込んでいると女性冒険者は不安そうな顔で僕を見ていた。

(うーん、そもそも酔っ払うと絡みぐせが出るのがいけないんだよね・・・)

「うーん、あ、そうだそしたら、この国にいる間は禁酒して貰うとかはどうかな?」

女性冒険者「き、禁酒?ですか?」

「うん、そう、他の人がお酒飲んでる時に自分だけ飲めないの、お酒好きならかなり堪えるんじゃないかな?」

軽装の冒険者「そりゃ辛いかもしれないが隠れて飲んでたら分からないんじゃないか?」

「うん、そこはね、ジュール、お願い」

 横にいたジュールにあることをお願いした。

ジュール『オーケー!』「わふっ」

ジュール「ワァオーーン!」

 ジュールが吠えると殴り飛ばされて床に倒れている酔っ払い冒険者が淡く光った、光が収まると何事も無かった様に酔っ払い冒険者から安らかな寝息が聞こえた。

ジュール『これで二、三週間はお酒を飲もうとしてもお酒がお水になるって!』「わうっ」

「ふふっ分かった、有り難うジュール」

 お礼を言いながらワシワシとジュールを撫で回し毛並みを堪能した。

女性冒険者「あ、あのっ、な、何が・・・」

「ふふっ、今ので彼は二、三週間お酒が飲めなくなってしまいました、飲もうとしてもお酒がお水になってしまうんだって」

「「「「「えぇぇー!!」」」」」

カイン「これはまた、変則的な神罰が降りましたね」ボソッ

オーリー「えぇ、そうですね、でも領地での揉め事でも似たようなことをなさっていましたね」ボソッ

「ふふっこれで自分だけお酒が飲めない状況になったから処罰は無し!これが僕からの罰でいいでしょ?オーリー、カイン?」

オーリー&カイン「「はい、アトリー様」」

「よし!、へティもこれでいい?それか君から別に罰を与える?」

へティ「いいえ、私もそれでいいです、お気遣い有り難う御座いますアトリー様、それにあの冒険者の方を避けようとしたら避けれたのにちゃんと出来なくて悔しいですわっ」

イネオス「あー、へティの負けず嫌いが出た」

ベイサン「へティ、さっきのは彼が酔っていたから予測が付かなかっただけだって、そんなに悔しがらなくてもいいじゃないか」

へティ「それではダメですわっ!私達今から“冒険者“になるんですから!ちゃんと感知できなければいけません!」

 悔しがるへティをベイサンが宥めるがやっぱり悔しさの方が上回るみたい。

「「「「ザワッ、」」」」

「え!今、“冒険者“になるって言わなかったか⁉︎」

「お、おい、マジか⁉︎」

「い、いや、なるって言ったって、登録するだけじゃねぇか?」

「えー、あんな可愛い坊やもなるの⁉︎それはそれでいいかも!可愛いし♪」

「でも、あれだろ、“例の加護持ち“で聖獣連れてる公爵家の三男ってのは、あの真ん中の坊主?の事だろ?それがなんで冒険者なんかになるんだ?意味分かんねぇよ」

「えぇ!、あの噂の貴族の子供があの子なの⁉︎」

 周りで野次馬をしていた冒険者達が僕達が冒険者登録に来た事に驚き騒いでいた。

軽装の冒険者「な、なぁ、君達、本当に冒険者になりに来たのか?それになんか有名そうだし、その、使役獣が聖獣だって聞こえたんだが・・・・・」

「?、そうだけど?確かにこの子達は神様から授かった聖獣達だよでも僕達は家族だから使役はしてないよ?それに僕が冒険者になっちゃダメなのかな?」

「「「「「「「えぇーーー!本当だった!!」」」」」」」

 今日1番のギルド内に驚愕の声が響き渡った瞬間だった・・・













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