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第一章
第五十話 エピローグ【第一章 完】
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白い光が、まぶたを通って網膜に差し込む。
その眩しさに少し眉根を寄せながら、エリスは少しずつ薄目を開いた。
世界の輪郭が、ぼんやりとして形を結ばない。
「……!」
「……!!」
遠くのほうで、何か声が聞こえる気がする。
――誰じゃ?何を、叫んでおる?
「……様!」
「……さま!!」
少しずつ、声が近づいてくる感覚。
だがそれは、実はすぐ目の前で呼びかけられていたようだった。
――……ああ、なんじゃ……。
「――お嬢様!」
「――エリスさま!!」
「……コウガ、リィ。涙と鼻水を拭けい。大変なことになっておるぞ」
結ばれた輪郭は、よく見知った顔。
涙をボロボロ流してエリスの顔を覗き込む、コウガとリィ、二人の顔だった。
「おおお!お嬢様が目を覚まされた!!」
「大丈夫ですか、エリスさま!!」
さらにエリスの顔近くまで殺到する二人のうち、とりあえずコウガの方だけを手で押し退けながら、エリスはゆっくりと身体を起こした。
そこは、昼下がりの庭園……だった場所。
すっかりめちゃくちゃに荒らされてしまったその場所に、エリスは帰ってきていた。
「お嬢様!あのクソ野郎はどうしたんだ!?」
肉食動物のように喉を鳴らして顔を突き出したのは、オリヴィスだ。
「……安心せい、ギタギタにしてやったわ。奴が現れることはもう二度とないじゃろう」
コウガとオリヴィスが揃って、おお、と感嘆の声を上げる。
「流石はエリスお嬢様ですね。あれほどの相手を倒してしまうなんて」
ウィスカーは、魔力の余韻を漂わせていた。
見れば満身創痍だったはずの三人の身体は、僅かな傷痕を残してほぼ完治している。ウィスカーが回復魔法を使ったのだろう。
――しかし。
エリスの浮かない顔に気がついたのは、コウガだ。
「お嬢様、何か気になることでも?」
「……カイエは、黒幕ではなかった。さらに後ろに、何者かがいる。わらわの命が欲しい、何者かがな」
その場にいた全ての者が、その言葉に絶句する。
まだ敵はいる。先程の激闘を思い返し、皆の身体に緊張が走った。
誰も口を開かない。重い静寂が辺りを包む。
そんな空気の中……手を握ったり開いたりしながら、エリスは身体の感覚を確かめていた。
――魔力は……やはり持ち帰ることはできなかったか……。
エリスがかつての姿、力を一時的にでも取り戻せたのは、魔界に超々高密度で満ちる、闇の魔力のお陰だった。
地上に戻った今、その全ては、再び失われてしまっていた。
あのカイエを従えるほどの力を持つ、神と呼ばれる謎の敵。そんな脅威に対し、今のエリスの状態はあまりに心許ないものだった。
魔界に残れ、というアドラの提案は、冷静に見れば間違いなく最善手と言えただろう。
――じゃがな?
エリスが、ギリッと奥歯を噛み締める。
――なぜわらわが……魔王たるわらわが、尻尾を巻いて逃げ出さねばならぬのじゃ!
――ふん。別に……今の生活が惜しいわけでは全くない。……こんな面倒で不自由で騒がしい生活など、な。じゃが……それでも、神などとほざく輩の影を恐れて手放すなど、癪、極まりないわ!!
いつ相手が次の手を打ってくるかわからない。
だがそれまでに、必ず魔王の力を取り戻し、この地上で堂々と迎え撃つ。
燃え立つような怒りと……そして、わずかな焦燥を抱いて、エリスは心の中で叫んでいた。
――来るなら来てみよ!返り討ちにしてくれる!わらわのものは、わらわが必ず自分自身の手で……!!
「――お嬢様!!」
「んああ!?」
顔を険しく歪めていたエリスは、突然の大声にバタバタと体勢を崩した。
「なんじゃコウガ!突然……」
「俺は……もっと強くなります!!」
「……は?」
「もう二度と!お嬢様を、危険な目に遭わさぬよう……俺は、強くなります!!」
未だ涙の跡を周りに残しながら……だがコウガの眼には、尋常でない決意と気迫が漲っていた。
「例えどんな奴が敵として現れても!俺が必ず、お嬢様を護り抜いてみせます!!」
「……コウガ」
「ズリぃぞ!自分ばっか良い格好するんじゃねえ!……お嬢様、あたしも、必ず強くなるから!!『聖拳』の名に賭けて、もっともっと強くなってみせるから!!次こそ――絶対護ってみせるから!」
オリヴィスがコウガを押し退けながら……真っ直ぐにエリスを見つめ、力強く、そう言った。
「オリヴィス……」
「わ、わたしも!」
リィが、小さい体で一生懸命前に乗り出して、手を上げた。
「わたしも、魔法をいっぱい勉強して、お菓子作り以外でも、エリスさまのお役に立てるように頑張ります!」
「……リィ」
「ふふふ。では、僭越ながら私が教師をしましょうか。リィさんなら、すぐに一流の魔導士になれると思いますよ」
ウィスカーが微笑む。
「はい!お願いします!頑張って強くなって……わたしもエリスさまを、お護りします!!」
リィが、その小さな手をぐっと握り込んだ。
――お主ら……。
……魔王エリスは、ずっと一人だった。
生まれた時から……いや、生まれる前から、ずっと一人だった。一人で、人々の嘆きが生み出す地獄の業火を、耐え抜いてきた。
魔王軍を作り上げた後も……屈強な部下たちを、大勢揃えても。絶対強者として君臨したエリスはやはり、一人だった。
だから誰も……そんなことを、言ってはくれなかった。
――わらわを護る、か。
考えたこともなかった。
いや、かつての地獄の中で……望んだことは、あったのかも知れない。
――なにを、偉そうに……。まったく、こやつらは。
ふっと、エリスの肩から力が抜ける。
先ほどまで胸を締め付けていた、棘のある鎖は消え……
強敵の脅威に晒されている状況は変わらないにも関わらず、エリスの心は……不思議と穏やかだった。
「ふふ」
思わず小さな笑みをもらしたエリスは、慌てて口元を押さえる。
それから、一度空を見上げ……ぐっと強気の表情をつくって皆の顔を順に指差した。
「ふん。ど阿呆どもめ。カイエの力を見たじゃろうが。死ぬ気で努力せねば、とても到達できぬレベルじゃぞ?明日から地獄の猛特訓じゃ。……まさか口だけではないじゃろうな?」
「無論です!!このコウガ、必ずやお嬢様をお護りするに足る力を身につけて見せます!」
率先して、コウガが己の胸を叩いた。他の皆も、揃って力強く頷く。
その様子を見て、エリスは少しだけ目を細めた。
「……ふふ。まぁ――期待、しておるわ」
「はい!!」
再び綻んだ口元を、エリスは、今度は隠そうとはしなかった。
「さあ、善は急げだ!早速修行を開始するぞ!……そして、聖女様の剣として恥じぬ力を!!」
「……ん?」
コウガの言葉に怪訝な表情を向けたエリスの横から、先ほどまで使用人たちの様子を見ていたシェリルがひょっこりと顔を出した。
「あら、コウガさん、その、聖女の剣って、イイんじゃない?ほら、二つ名として」
「ぬ?な、なるほど……【聖女の剣】コウガ……これは良いですな!!いかがですか、お嬢様!?」
晴れやかな顔を見せるコウガの頬を、オリヴィスが肘鉄で押し退ける。
「だから、さっきからでしゃばりすぎだっつーの!あんたは【変態騎士】で十分だろ!」
「だからそれを言うなと!……あ、いや、お嬢様が考案された二つ名に異議があるとかそういうことではないのですが」
「よし、じゃああたしの【聖拳】は、聖女の拳の略ってことにするかな」
「な?!パクリは許さんぞオリヴィス!」
「あらぁ、聖女様の名前を使ったのはウチが最初よ?【聖女様のお墨付き】ウィンベル商会をどうぞご贔屓に!だもん」
シェリルがカラカラと笑う。
「ふむ。私も、【エルフの至宝】という呼ばれ方は少し面はゆい感じだったのです。これを機に、何か考えましょうかね」
「あ、じゃあさ。【聖女のヴァッテリー】なんてどうだ?魔力あるし」
「使い捨てですね……」
オリヴィスの提案に苦笑するウィスカー。
「わ、わたしも二つ名欲しいです!……聖女の……何がいいでしょう?」
ホンモノの聖女が小さな首を傾げる。
途端に騒がしくなった、侯爵邸の庭園。
その様子を眺めながら……
「いや……あのな?」
エリスは半笑いを浮かべる。
そして……両手を振り上げ、思いっきり叫んだ。
「だから、わらわは聖女などではない!」
――第一章 完――
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
後書き
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
これにて、魔王エリスの奮闘記は一旦の区切りとなります。
もしお時間ありましたら、ひと言で構いませんので、是非感想をお聞かせいただけますと嬉しいです。
また、本作品は『第15回ファンタジー小説大賞』に参加しております。もし楽しかったと思っていただけましたら、投票ボタンをポチッと押していただけますと幸せです。どうぞ、よろしくお願いいたします。
その眩しさに少し眉根を寄せながら、エリスは少しずつ薄目を開いた。
世界の輪郭が、ぼんやりとして形を結ばない。
「……!」
「……!!」
遠くのほうで、何か声が聞こえる気がする。
――誰じゃ?何を、叫んでおる?
「……様!」
「……さま!!」
少しずつ、声が近づいてくる感覚。
だがそれは、実はすぐ目の前で呼びかけられていたようだった。
――……ああ、なんじゃ……。
「――お嬢様!」
「――エリスさま!!」
「……コウガ、リィ。涙と鼻水を拭けい。大変なことになっておるぞ」
結ばれた輪郭は、よく見知った顔。
涙をボロボロ流してエリスの顔を覗き込む、コウガとリィ、二人の顔だった。
「おおお!お嬢様が目を覚まされた!!」
「大丈夫ですか、エリスさま!!」
さらにエリスの顔近くまで殺到する二人のうち、とりあえずコウガの方だけを手で押し退けながら、エリスはゆっくりと身体を起こした。
そこは、昼下がりの庭園……だった場所。
すっかりめちゃくちゃに荒らされてしまったその場所に、エリスは帰ってきていた。
「お嬢様!あのクソ野郎はどうしたんだ!?」
肉食動物のように喉を鳴らして顔を突き出したのは、オリヴィスだ。
「……安心せい、ギタギタにしてやったわ。奴が現れることはもう二度とないじゃろう」
コウガとオリヴィスが揃って、おお、と感嘆の声を上げる。
「流石はエリスお嬢様ですね。あれほどの相手を倒してしまうなんて」
ウィスカーは、魔力の余韻を漂わせていた。
見れば満身創痍だったはずの三人の身体は、僅かな傷痕を残してほぼ完治している。ウィスカーが回復魔法を使ったのだろう。
――しかし。
エリスの浮かない顔に気がついたのは、コウガだ。
「お嬢様、何か気になることでも?」
「……カイエは、黒幕ではなかった。さらに後ろに、何者かがいる。わらわの命が欲しい、何者かがな」
その場にいた全ての者が、その言葉に絶句する。
まだ敵はいる。先程の激闘を思い返し、皆の身体に緊張が走った。
誰も口を開かない。重い静寂が辺りを包む。
そんな空気の中……手を握ったり開いたりしながら、エリスは身体の感覚を確かめていた。
――魔力は……やはり持ち帰ることはできなかったか……。
エリスがかつての姿、力を一時的にでも取り戻せたのは、魔界に超々高密度で満ちる、闇の魔力のお陰だった。
地上に戻った今、その全ては、再び失われてしまっていた。
あのカイエを従えるほどの力を持つ、神と呼ばれる謎の敵。そんな脅威に対し、今のエリスの状態はあまりに心許ないものだった。
魔界に残れ、というアドラの提案は、冷静に見れば間違いなく最善手と言えただろう。
――じゃがな?
エリスが、ギリッと奥歯を噛み締める。
――なぜわらわが……魔王たるわらわが、尻尾を巻いて逃げ出さねばならぬのじゃ!
――ふん。別に……今の生活が惜しいわけでは全くない。……こんな面倒で不自由で騒がしい生活など、な。じゃが……それでも、神などとほざく輩の影を恐れて手放すなど、癪、極まりないわ!!
いつ相手が次の手を打ってくるかわからない。
だがそれまでに、必ず魔王の力を取り戻し、この地上で堂々と迎え撃つ。
燃え立つような怒りと……そして、わずかな焦燥を抱いて、エリスは心の中で叫んでいた。
――来るなら来てみよ!返り討ちにしてくれる!わらわのものは、わらわが必ず自分自身の手で……!!
「――お嬢様!!」
「んああ!?」
顔を険しく歪めていたエリスは、突然の大声にバタバタと体勢を崩した。
「なんじゃコウガ!突然……」
「俺は……もっと強くなります!!」
「……は?」
「もう二度と!お嬢様を、危険な目に遭わさぬよう……俺は、強くなります!!」
未だ涙の跡を周りに残しながら……だがコウガの眼には、尋常でない決意と気迫が漲っていた。
「例えどんな奴が敵として現れても!俺が必ず、お嬢様を護り抜いてみせます!!」
「……コウガ」
「ズリぃぞ!自分ばっか良い格好するんじゃねえ!……お嬢様、あたしも、必ず強くなるから!!『聖拳』の名に賭けて、もっともっと強くなってみせるから!!次こそ――絶対護ってみせるから!」
オリヴィスがコウガを押し退けながら……真っ直ぐにエリスを見つめ、力強く、そう言った。
「オリヴィス……」
「わ、わたしも!」
リィが、小さい体で一生懸命前に乗り出して、手を上げた。
「わたしも、魔法をいっぱい勉強して、お菓子作り以外でも、エリスさまのお役に立てるように頑張ります!」
「……リィ」
「ふふふ。では、僭越ながら私が教師をしましょうか。リィさんなら、すぐに一流の魔導士になれると思いますよ」
ウィスカーが微笑む。
「はい!お願いします!頑張って強くなって……わたしもエリスさまを、お護りします!!」
リィが、その小さな手をぐっと握り込んだ。
――お主ら……。
……魔王エリスは、ずっと一人だった。
生まれた時から……いや、生まれる前から、ずっと一人だった。一人で、人々の嘆きが生み出す地獄の業火を、耐え抜いてきた。
魔王軍を作り上げた後も……屈強な部下たちを、大勢揃えても。絶対強者として君臨したエリスはやはり、一人だった。
だから誰も……そんなことを、言ってはくれなかった。
――わらわを護る、か。
考えたこともなかった。
いや、かつての地獄の中で……望んだことは、あったのかも知れない。
――なにを、偉そうに……。まったく、こやつらは。
ふっと、エリスの肩から力が抜ける。
先ほどまで胸を締め付けていた、棘のある鎖は消え……
強敵の脅威に晒されている状況は変わらないにも関わらず、エリスの心は……不思議と穏やかだった。
「ふふ」
思わず小さな笑みをもらしたエリスは、慌てて口元を押さえる。
それから、一度空を見上げ……ぐっと強気の表情をつくって皆の顔を順に指差した。
「ふん。ど阿呆どもめ。カイエの力を見たじゃろうが。死ぬ気で努力せねば、とても到達できぬレベルじゃぞ?明日から地獄の猛特訓じゃ。……まさか口だけではないじゃろうな?」
「無論です!!このコウガ、必ずやお嬢様をお護りするに足る力を身につけて見せます!」
率先して、コウガが己の胸を叩いた。他の皆も、揃って力強く頷く。
その様子を見て、エリスは少しだけ目を細めた。
「……ふふ。まぁ――期待、しておるわ」
「はい!!」
再び綻んだ口元を、エリスは、今度は隠そうとはしなかった。
「さあ、善は急げだ!早速修行を開始するぞ!……そして、聖女様の剣として恥じぬ力を!!」
「……ん?」
コウガの言葉に怪訝な表情を向けたエリスの横から、先ほどまで使用人たちの様子を見ていたシェリルがひょっこりと顔を出した。
「あら、コウガさん、その、聖女の剣って、イイんじゃない?ほら、二つ名として」
「ぬ?な、なるほど……【聖女の剣】コウガ……これは良いですな!!いかがですか、お嬢様!?」
晴れやかな顔を見せるコウガの頬を、オリヴィスが肘鉄で押し退ける。
「だから、さっきからでしゃばりすぎだっつーの!あんたは【変態騎士】で十分だろ!」
「だからそれを言うなと!……あ、いや、お嬢様が考案された二つ名に異議があるとかそういうことではないのですが」
「よし、じゃああたしの【聖拳】は、聖女の拳の略ってことにするかな」
「な?!パクリは許さんぞオリヴィス!」
「あらぁ、聖女様の名前を使ったのはウチが最初よ?【聖女様のお墨付き】ウィンベル商会をどうぞご贔屓に!だもん」
シェリルがカラカラと笑う。
「ふむ。私も、【エルフの至宝】という呼ばれ方は少し面はゆい感じだったのです。これを機に、何か考えましょうかね」
「あ、じゃあさ。【聖女のヴァッテリー】なんてどうだ?魔力あるし」
「使い捨てですね……」
オリヴィスの提案に苦笑するウィスカー。
「わ、わたしも二つ名欲しいです!……聖女の……何がいいでしょう?」
ホンモノの聖女が小さな首を傾げる。
途端に騒がしくなった、侯爵邸の庭園。
その様子を眺めながら……
「いや……あのな?」
エリスは半笑いを浮かべる。
そして……両手を振り上げ、思いっきり叫んだ。
「だから、わらわは聖女などではない!」
――第一章 完――
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
後書き
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
これにて、魔王エリスの奮闘記は一旦の区切りとなります。
もしお時間ありましたら、ひと言で構いませんので、是非感想をお聞かせいただけますと嬉しいです。
また、本作品は『第15回ファンタジー小説大賞』に参加しております。もし楽しかったと思っていただけましたら、投票ボタンをポチッと押していただけますと幸せです。どうぞ、よろしくお願いいたします。
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感想どうもありがとうございます!久しぶりに感想頂いたーと思ったら、すごく評価頂いていて、とても嬉しいです!
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もう3票を使ってしまったのが悔やまれます。
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感想ありがとうございます!投票したかったと言ってくださったお気持ちだけで、自分にとっては十二分です!嬉しいです!!
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応援しておるので、日々精進に励めよ。
嘘です。大ファンです。頑張ってください。
感想ありがとうございます!思わず、笑ってしまいました笑。ファンだと言っていただいてとても嬉しいです。今後とも応援お願いいたします!