2 / 14
箱入り令嬢は密かに慕う執事に夜伽の手解きを受け、快楽に沈む
2
スペンサーに誘導されて部屋へ戻ると、そこにはメイドたちが待ち構えていた。
メイド長のハンナがバスタオルを手に、案内する。
「湯浴みの準備が整っておりますので、お嬢様こちらへどうぞ」
いつもは部屋にない猫足のバスタブが置かれていて、アリアは目を瞠った。
え、ここでお風呂に入るの……?
みんなの、見てる前で? って、ここにはスペンサーもいるのに!
アリアは、慌てて胸の前で両手を振った。
「い、いえ! け、結構です。だ、大丈夫ですからっっ!!」
「いいえ、儀式のために必要なのです」
「だ、だって、こんな大勢の前でなんて恥ずかし過ぎます!! 私ひとりで入れますから」
「いけません。儀式の手順がありますので」
アリアとメイド長とのやりとりに、スペンサーはクスリと笑みを浮かべた。
「では、私は後ほどお伺い致しますので……」
扉が静かに閉められた。
ぁ、良かった。スペンサー、出てってくれた。
はぁ、ビックリしたぁ……
スペンサーが部屋を出て行き、安堵している間もなく、メイドが2人がかりでアリアの服を脱がしにかかる。
「一人で脱げます、からっ」
そう言ったものの、これも儀式の一つだと言われ、おとなしく従うこととなった。
一糸纏わぬ姿になると、さすがに女性同士とは言え羞恥心が込み上がる。ましてや裸なのは自分だけだ。
「あとは、大丈夫ですから」
そう言っても、
「いけません。ここからが大事なのですから」
アリアはバスタブに入らされ、躰の隅々、毛穴という毛穴の一つ一つ、恥ずかしい部分に至るまで丁寧に洗われた。
「夜着はこちらになります」
ハンナに渡されたのは、真っ赤なシースルーのネグリジェだった。裾がフリルになっており、お尻の半分までしか丈がなく、一応胸の部分は重ね布が当てられているため露わにはなっていないものの、少し下を向けば胸の先端がチラリと見えてしまうような危ういデザインとなっていた。
「こ、こんなもの着れません!」
儀式と聞いて、アリアの頭の中では神聖な純白の衣装を想像していたので、このセクシーすぎるランジェリーに驚きの色を隠せなかった。
「でも、スペンサー様からこちらの夜着で、と承っておりますので、お嬢様に着て頂けないと困ります……」
ハンナをはじめ、メイドたちが表情を曇らせた。そこから、すごい圧を感じる。きっと、スペンサーからアリアにこの夜着を着せるようにときつく言われているのだろう。
スペンサーが、これを選んだんだ……
アリアは夜着を手に取り、ゴクリと生唾を飲み込んだ。
恥ずかしい、けど……私の為にスペンサーが選んでくれたのなら、着てみたい。
「わ、かりました。着ます……」
アリアの言葉に、メイド達は全員、安堵の息を漏らした。
メイド長のハンナがバスタオルを手に、案内する。
「湯浴みの準備が整っておりますので、お嬢様こちらへどうぞ」
いつもは部屋にない猫足のバスタブが置かれていて、アリアは目を瞠った。
え、ここでお風呂に入るの……?
みんなの、見てる前で? って、ここにはスペンサーもいるのに!
アリアは、慌てて胸の前で両手を振った。
「い、いえ! け、結構です。だ、大丈夫ですからっっ!!」
「いいえ、儀式のために必要なのです」
「だ、だって、こんな大勢の前でなんて恥ずかし過ぎます!! 私ひとりで入れますから」
「いけません。儀式の手順がありますので」
アリアとメイド長とのやりとりに、スペンサーはクスリと笑みを浮かべた。
「では、私は後ほどお伺い致しますので……」
扉が静かに閉められた。
ぁ、良かった。スペンサー、出てってくれた。
はぁ、ビックリしたぁ……
スペンサーが部屋を出て行き、安堵している間もなく、メイドが2人がかりでアリアの服を脱がしにかかる。
「一人で脱げます、からっ」
そう言ったものの、これも儀式の一つだと言われ、おとなしく従うこととなった。
一糸纏わぬ姿になると、さすがに女性同士とは言え羞恥心が込み上がる。ましてや裸なのは自分だけだ。
「あとは、大丈夫ですから」
そう言っても、
「いけません。ここからが大事なのですから」
アリアはバスタブに入らされ、躰の隅々、毛穴という毛穴の一つ一つ、恥ずかしい部分に至るまで丁寧に洗われた。
「夜着はこちらになります」
ハンナに渡されたのは、真っ赤なシースルーのネグリジェだった。裾がフリルになっており、お尻の半分までしか丈がなく、一応胸の部分は重ね布が当てられているため露わにはなっていないものの、少し下を向けば胸の先端がチラリと見えてしまうような危ういデザインとなっていた。
「こ、こんなもの着れません!」
儀式と聞いて、アリアの頭の中では神聖な純白の衣装を想像していたので、このセクシーすぎるランジェリーに驚きの色を隠せなかった。
「でも、スペンサー様からこちらの夜着で、と承っておりますので、お嬢様に着て頂けないと困ります……」
ハンナをはじめ、メイドたちが表情を曇らせた。そこから、すごい圧を感じる。きっと、スペンサーからアリアにこの夜着を着せるようにときつく言われているのだろう。
スペンサーが、これを選んだんだ……
アリアは夜着を手に取り、ゴクリと生唾を飲み込んだ。
恥ずかしい、けど……私の為にスペンサーが選んでくれたのなら、着てみたい。
「わ、かりました。着ます……」
アリアの言葉に、メイド達は全員、安堵の息を漏らした。
あなたにおすすめの小説
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
藤白ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
抱かれたい騎士No.1と抱かれたく無い騎士No.1に溺愛されてます。どうすればいいでしょうか!?
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ヴァンクリーフ騎士団には見目麗しい抱かれたい男No.1と、絶対零度の鋭い視線を持つ抱かれたく無い男No.1いる。
そんな騎士団の寮の厨房で働くジュリアは何故かその2人のお世話係に任命されてしまう。どうして!?
貧乏男爵令嬢ですが、家の借金返済の為に、頑張って働きますっ!
魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――
ナイトプールで熱い夜
狭山雪菜
恋愛
萌香は、27歳のバリバリのキャリアウーマン。大学からの親友美波に誘われて、未成年者不可のナイトプールへと行くと、親友がナンパされていた。ナンパ男と居たもう1人の無口な男は、何故か私の側から離れなくて…?
この作品は、「小説家になろう」にも掲載しております。
義姉と押し入れに隠れたら、止まれなくなった
くろがねや
恋愛
父の再婚で、義姉ができた。
血は繋がっていない。でも——家族だ。そう言い聞かせながら、涼介はずっと沙耶から距離を取ってきた。
夏休み。田舎への帰省。甥っ子にせがまれて始まったかくれんぼ。急いで飛び込んだ押し入れの中に、先客がいた。
「……涼介くん」
薄い水色の浴衣。下ろした髪。橙色の光に染まった、沙耶の顔。
逃げ場のない暗闇の中で、二人分の体温が混ざり合う。
夜、来て。
その一言が——涼介の、全部を壊した。
甘くて、苦しくて、止まれない。
これは、ある夏の、秘密の話。