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営業部第一課。
「永井。異動の発表出てたぞ」
部長が私のデスクに紙を置いた。
「あ……ありがとう、ございます……」
そういや、私もそろそろだよね。
まぁ、ここの仕事には未練が然程あるわけではないけど……
でも、まぁ未練があることもあるわけで……
視線が自然とそちらに向いてしまう。
それに、新しい部署とか面倒くさいなぁ……
渡された書類に視線を落とす。
えっと……
『営業部第一課 永井 沙也
同課にて、営業事務の職務から営業担当へ変更』
「ギャーーーーーッ!!」
な、何よ……営業担当って……
えぇーっ、外回り!? 勘弁してよぉぉ……夏とか暑いし、冬とか寒いし、最悪……
「異動、なくてよかったな」
部長にポンッと頭を軽く叩かれる。
一瞬、なのに…置かれた手の熱が伝わって……熱い。
「永井がいるなら俺も安心してこの部署を去れるな」
「えっ!!」
「名古屋支社へ転勤だ。支社長だから栄転だがな」
ウ、ソ……
「頑張れよ、営業」
部長は今度は私の肩に手を軽く置いて、去っていった。
頑張れる、ワケ……ないじゃん……
なんで、そんなこと言うの。
「……永井、先輩」
突然大きな影が私をスッポリ覆った。
「わわっ!!
田中ぁ……いきなり声、かけないでよ」
「スンマセン」
ほんっと、ビックリした。
「……あの、俺……」
「えっ、何よ?」
もう、私は色々忙しいんだから。
気持ちの整理、つけなきゃいけないし……
「俺……頑張りますから」
「あぁ、なんか同じ営業なっちゃったみたいだから、よろしくね」
「……仕事も、永井先輩も……」
ボソッと呟いた声は聞き取れなくて。
「えっ、なんか言ったぁ?」
「……何でもないっす……」
これから、田中との間に何かあるなんて、この時の私は予想すらしてなかった……
「永井。異動の発表出てたぞ」
部長が私のデスクに紙を置いた。
「あ……ありがとう、ございます……」
そういや、私もそろそろだよね。
まぁ、ここの仕事には未練が然程あるわけではないけど……
でも、まぁ未練があることもあるわけで……
視線が自然とそちらに向いてしまう。
それに、新しい部署とか面倒くさいなぁ……
渡された書類に視線を落とす。
えっと……
『営業部第一課 永井 沙也
同課にて、営業事務の職務から営業担当へ変更』
「ギャーーーーーッ!!」
な、何よ……営業担当って……
えぇーっ、外回り!? 勘弁してよぉぉ……夏とか暑いし、冬とか寒いし、最悪……
「異動、なくてよかったな」
部長にポンッと頭を軽く叩かれる。
一瞬、なのに…置かれた手の熱が伝わって……熱い。
「永井がいるなら俺も安心してこの部署を去れるな」
「えっ!!」
「名古屋支社へ転勤だ。支社長だから栄転だがな」
ウ、ソ……
「頑張れよ、営業」
部長は今度は私の肩に手を軽く置いて、去っていった。
頑張れる、ワケ……ないじゃん……
なんで、そんなこと言うの。
「……永井、先輩」
突然大きな影が私をスッポリ覆った。
「わわっ!!
田中ぁ……いきなり声、かけないでよ」
「スンマセン」
ほんっと、ビックリした。
「……あの、俺……」
「えっ、何よ?」
もう、私は色々忙しいんだから。
気持ちの整理、つけなきゃいけないし……
「俺……頑張りますから」
「あぁ、なんか同じ営業なっちゃったみたいだから、よろしくね」
「……仕事も、永井先輩も……」
ボソッと呟いた声は聞き取れなくて。
「えっ、なんか言ったぁ?」
「……何でもないっす……」
これから、田中との間に何かあるなんて、この時の私は予想すらしてなかった……
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