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女の子同士の恋愛って難しいけど、女性としてやよいのこと愛したい
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「あー、無事着いたぁーっっ」
「美来さん、お疲れ様でした」
久しぶりの運転、しかも初めての都内での運転……こ、こわかった……
ハンドルにもたれ掛かり、脱力した。
最初、電車で行こうかとしたんだけど、ホテルから車で10分のところにアウトレットモールがあって、その横に小さな遊園地もあると知ったので、タクシーを使うよりもレンタカー借りたほうがいいかってことになった。
やよいは免許持ってなくて、私は高校生の時に免許取ったんだけど、大学で上京してからは車なんて持ってないから運転する機会ないし、実家の田舎道なんかと違って都内は道が入り組んでて車多いし、気軽にレンタカー借りるなんて言うんじゃなかったって、走り出してすぐに後悔した。
でも、せっかくのデートでしかも旅行なのに、絶対に事故なんておこしたくない。
「悪いけど、運転に集中するから話しかけないでね!!」
そんなわけで、ひらすら無言で目的地に向かうという、くそつまんない道中となってしまった。やよいに申し訳ない。
私たちが着いたのはホテルではなく、アウトレットモール。ここで水着を買ってから、ホテルに行き、そこに併設されてるプールで着ようという計画だ。
アウトレットモールは広大な敷地にたくさんのお店が入ってて、歩いてるだけで目が回りそう。買い物って目的のもの買うために行くことしかなくて、ウィンドウショッピングとかしないし、色々回って歩くのかと考えるだけで、正直疲れる。
そんな私に反して、やよいはウキウキした様子だった。
「私、下調べしてきたんです。美来さん、このお店行きませんか?」
やよいが私にスマホの画面を見やすいように傾ける。
私たちの年代に人気のあるスポーツブランドのお店で、水着の種類がアクティブ系からカジュアル系、ガーリー系と豊富に揃ってるみたい。
「いいね、じゃあそこ行こ」
やよいが下調べしてくれたおかげで歩き回ることなく、グーグル先生の導きにより時間を無駄にすることなく、その場所に辿り着くことができた。
ここの店舗は都内にもいくつかあるけど、その中でもこの支店が日本で一番大きいそうで、水着のフロアだけでもズラーッと陳列されていた。
「こんだけあると、何がいいか迷うね」
圧倒されていると、やよいがフフッと笑った後、私に話しかけた。
「あの……美来さんにちょっと、お願いがあるんですけど」
「お願い? 何?」
「私の水着を選んでもらいたいなぁと思って。せっかくだから、美来さんが私に着てもらいたい水着を着てみたいんです」
だったら……
「じゃあさ、お互いの水着を選ぶのはどう?」
「それ、いいですね! じゃあお互いに購入して、今は見せずに後で何を買ったのか見せ合いっこしましょ♪」
やよいはいつもよりテンションが高くて、このデートを楽しんでるが伝わってきて、それを見てる私まで嬉しくなった。
「いいよ」
やよいに似合う水着かぁ。どれ着ても似合うだろうけど……何がいいんだろう。
とりあえず、可愛い水着が揃ってそうな辺りに行ってみることにした。
フリルやリボン、花柄やドット柄……私が着たことないような水着が並んでる。形はワンピース、タンキニ、ビキニ、スポーツタイプと様々だ。
水玉のワンピースの可愛い水着をとってみたけど……これって、いつものやよいのイメージだよね。
やよいは胸がコンプレックスって言ってたから、こういうのを着たがるだろうけど、せっかくリゾートホテルに行くわけだし、いつもと違う感じのやよいが見てみたいなぁ。
ぐるっと見回すと、マネキンが着せられている水着に目が釘付けになった。
「なにこれ、めちゃめちゃ可愛い……」
マネキンを見てると、店員さんに声を掛けられた。
「これ、フラワービキニって言うんですよ。お花がたくさんついてて可愛いですよね。試着されますかぁ?」
「いや、私じゃなくて……」
いやいや、こんなん私、絶対似合わないって分かってるし。
「あの、これってどこにありますか?」
「こちらになります」
恥ずかしすぎて顔から火が出そうになりながらも、店員さんに案内してもらう。
胸の部分にたくさん花がついてて、その下にはオーガンジー素材のフリルがついてる。下のパンツにも同じようにフリルがついていた。私だったらすぐに洗濯でダメにしちゃうやつだけど、やよいなら大切に扱ってくれるはず。
白とピンクのバラ、白とオレンジのパンジー、白と黄色のマーガレットの3種類があって、どれもそれぞれ可愛いけど、やよいに似合うのはバラだと思う。
それに、ビキニって言っても胸に花がたくさんついてるおかげで胸元がそこまで強調されないから、いやらしい感じになってない。
よし、これに決めた!
「美来さん、お疲れ様でした」
久しぶりの運転、しかも初めての都内での運転……こ、こわかった……
ハンドルにもたれ掛かり、脱力した。
最初、電車で行こうかとしたんだけど、ホテルから車で10分のところにアウトレットモールがあって、その横に小さな遊園地もあると知ったので、タクシーを使うよりもレンタカー借りたほうがいいかってことになった。
やよいは免許持ってなくて、私は高校生の時に免許取ったんだけど、大学で上京してからは車なんて持ってないから運転する機会ないし、実家の田舎道なんかと違って都内は道が入り組んでて車多いし、気軽にレンタカー借りるなんて言うんじゃなかったって、走り出してすぐに後悔した。
でも、せっかくのデートでしかも旅行なのに、絶対に事故なんておこしたくない。
「悪いけど、運転に集中するから話しかけないでね!!」
そんなわけで、ひらすら無言で目的地に向かうという、くそつまんない道中となってしまった。やよいに申し訳ない。
私たちが着いたのはホテルではなく、アウトレットモール。ここで水着を買ってから、ホテルに行き、そこに併設されてるプールで着ようという計画だ。
アウトレットモールは広大な敷地にたくさんのお店が入ってて、歩いてるだけで目が回りそう。買い物って目的のもの買うために行くことしかなくて、ウィンドウショッピングとかしないし、色々回って歩くのかと考えるだけで、正直疲れる。
そんな私に反して、やよいはウキウキした様子だった。
「私、下調べしてきたんです。美来さん、このお店行きませんか?」
やよいが私にスマホの画面を見やすいように傾ける。
私たちの年代に人気のあるスポーツブランドのお店で、水着の種類がアクティブ系からカジュアル系、ガーリー系と豊富に揃ってるみたい。
「いいね、じゃあそこ行こ」
やよいが下調べしてくれたおかげで歩き回ることなく、グーグル先生の導きにより時間を無駄にすることなく、その場所に辿り着くことができた。
ここの店舗は都内にもいくつかあるけど、その中でもこの支店が日本で一番大きいそうで、水着のフロアだけでもズラーッと陳列されていた。
「こんだけあると、何がいいか迷うね」
圧倒されていると、やよいがフフッと笑った後、私に話しかけた。
「あの……美来さんにちょっと、お願いがあるんですけど」
「お願い? 何?」
「私の水着を選んでもらいたいなぁと思って。せっかくだから、美来さんが私に着てもらいたい水着を着てみたいんです」
だったら……
「じゃあさ、お互いの水着を選ぶのはどう?」
「それ、いいですね! じゃあお互いに購入して、今は見せずに後で何を買ったのか見せ合いっこしましょ♪」
やよいはいつもよりテンションが高くて、このデートを楽しんでるが伝わってきて、それを見てる私まで嬉しくなった。
「いいよ」
やよいに似合う水着かぁ。どれ着ても似合うだろうけど……何がいいんだろう。
とりあえず、可愛い水着が揃ってそうな辺りに行ってみることにした。
フリルやリボン、花柄やドット柄……私が着たことないような水着が並んでる。形はワンピース、タンキニ、ビキニ、スポーツタイプと様々だ。
水玉のワンピースの可愛い水着をとってみたけど……これって、いつものやよいのイメージだよね。
やよいは胸がコンプレックスって言ってたから、こういうのを着たがるだろうけど、せっかくリゾートホテルに行くわけだし、いつもと違う感じのやよいが見てみたいなぁ。
ぐるっと見回すと、マネキンが着せられている水着に目が釘付けになった。
「なにこれ、めちゃめちゃ可愛い……」
マネキンを見てると、店員さんに声を掛けられた。
「これ、フラワービキニって言うんですよ。お花がたくさんついてて可愛いですよね。試着されますかぁ?」
「いや、私じゃなくて……」
いやいや、こんなん私、絶対似合わないって分かってるし。
「あの、これってどこにありますか?」
「こちらになります」
恥ずかしすぎて顔から火が出そうになりながらも、店員さんに案内してもらう。
胸の部分にたくさん花がついてて、その下にはオーガンジー素材のフリルがついてる。下のパンツにも同じようにフリルがついていた。私だったらすぐに洗濯でダメにしちゃうやつだけど、やよいなら大切に扱ってくれるはず。
白とピンクのバラ、白とオレンジのパンジー、白と黄色のマーガレットの3種類があって、どれもそれぞれ可愛いけど、やよいに似合うのはバラだと思う。
それに、ビキニって言っても胸に花がたくさんついてるおかげで胸元がそこまで強調されないから、いやらしい感じになってない。
よし、これに決めた!
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