9 / 37
3)冷たい家族とあったかい家族
3-2
しおりを挟む
◇
四葉と菖を乗せたタクシーの停車した場所は、有名な高級マンションの前だった。
「……え、菖くん、ここに住んでる、の?」
「あ? そうだけど」
クラクラするほど背の高いマンションの周辺は、綺麗に手入れされた低木で囲まれ、エントランスの近くには、小さな人工の川まで流れている。
一緒に『仕事』をした帰りに、度々タクシーで送ってもらうことはあったが、基本的に四葉が先に降りていたので、菖の家まで来るのは初めてだった。
すぐに戻るからとタクシーを待たせると、少し考えた顔をした菖に連れられて、四葉もマンションへ向かう。天井の高い、明るくて開放感のあるエントランスを通り抜け、エレベーターで二十階まで上がった。
「……菖くんて、本当にお金持ちなんだね」
「まーな」
顔よし、スタイルよし、家柄よし。
ひとまず性格を横に置いたとしても、異性なら当たり前に好きになりそうな人物だと改めて実感する。
──そりゃ契約の時に『好きになるな』なんて、言われるわけだ。
鳴崎家といえば、『鳴崎不動産』という名前をテレビCMや新聞広告で見かけるくらいには有名で、都内はもちろん隣県でもそれなりに事業を展開している大企業だ。
菖がそこの息子だという話は聞いていたものの、まったくピンときていなかったのもあり、半信半疑だったのを納得してしまう状況である。
二十階に辿り着き、土足で歩いていいのか躊躇うようなふかふかの廊下をしばらく歩いて、たどり着いた部屋のドアを菖がカードキーを使って開けた。
「お、お邪魔します」
「はいよ」
玄関から伸びる、短い廊下の突き当たりのドアを開けると、驚くような広さのリビングが目に入る。
五、六人は座れそうな大きいソファに、その手前にダイニングテーブル。ドアを開けたすぐ右手にカウンターと、広々としたキッチンがあった。
リビングに入る手前に左へ曲がる廊下があったので、部屋は多分まだあるのだろう。
「適当に座ってろ」
「はい……」
四葉は借りてきた猫のように肩をすくめながら、とりあえず目に入った大きなソファに腰を下ろした。しかし、手触りの良い生地の貼られたソファの、これまで座ったことのないふかふかさに、四葉はさらに緊張する。
──ぜったい高級品……! 汚したら怒られるやつ!
しかし菖はそんな四葉のことなど全く気にせず、通学鞄をソファにポーンと投げ込み、リビングの奥へ向かった。
入ってすぐには見えなかったが、リビングはまだ左奥に続いていて、そこにはジムで見かけるようなトレーニング機材がいくつも置いてある。
さらにその奥には、たくさんの木刀を並べた棚と細長いカゴのようなものがあった。カゴのほうにはいくつか木刀を突き立ててあり、そちらには刃の部分に文字がない。
──あっちは練習用、とかかな。
菖は割れた木刀を袋から取り出すと、棚の下の方に置き、上にある木刀を吟味している。
四葉は菖の言った通り、本当に替えの木刀がたくさんあることに安堵し、それから改めて辺りをキョロキョロと見回した。
大きな窓からは少し白み始めた青空がよく見え、街並みが遠くまで続いている。リビングの壁には絵画が飾られ、ダイニングテーブルも、カウンターの向こうに見えるキッチンも、隅々まで掃除が行き届いていて綺麗だ。
しかし、なんだか綺麗すぎる気もする。
──なんか、あんまり生活感がない、ような。
この時間なら家族、例えば専業主婦の母親などが家にいてもいいはずだ。両親はやはり共働きなのだろうか。広い家だがまるでホテルのようで、なんだか人の気配を感じない。
疑問に思ったのが顔に出たのか、木刀を選ぶ菖がふと口を開いた。
「一人暮らしだから、俺ら以外には誰もいねーよ」
「えっ」
こんな広い部屋に、家族数名でのんびり住めそうな部屋に一人で住んでいるというのは、なかなかに衝撃的な話である。
──こんな広い家に一人きりだなんて。
あらゆるものが高級品で揃えられ、綺麗に整えられているけれど、なんだか妙に寒々しく、寂しく感じてしまう。
「……家事とかも、菖くんがやってるの?」
「いや、隣に陽葵の家族が住んでるから、うちもついでにやってもらってる」
陽葵の家は鳴崎家をサポートするのが役目だと言っていたが、本当に家族ぐるみで支えているらしい。
「──体質的に、相性のいい『神域』が近くにないとダメだからさ。鳴崎が管理を任されてる場所で、ちょうどいい『神域』のある場所が、この清宮町だったんだよ」
「そっか……」
体質のためとはいえ、家族と離れてこんな広い家に一人で暮らすなんて。
──僕なら、耐えられないかも。
四葉は抱えていた通学鞄をぎゅっと強く抱きしめる。
上の二人の兄と姉が家を出ることになった時、四葉は寂しくて泣いてしまったのを思い出していた。家族みんなで、一緒にいるのが大好きだったから。
四葉の様子を離れて見ていた菖が、突然口を開いた。
「……誰もいないからって、俺のこと襲ったりするなよ?」
「はぁ!? そんなことするわけないじゃん!」
あまりにも唐突に、妙なことを言い出したので、四葉は反射的に大声で返した。しかし菖は、うーん、と何か考えるような顔で四葉を眺める。
「でもまぁお前は、襲うより喰われそうなタイプだよなぁ」
「……うっ」
言われて四葉はなにも言い返せない。
「冗談なんだから否定しろよ」
「いや、体力も腕力も平均以下だから、否定が……できなくて」
「……くっ」
顔を伏せた菖が、肩を震わせて笑っていた。
「もー! 早く持ってく木刀決めて!」
「はいはい」
四葉は揶揄われたのだと分かり、頬を膨らませる。
少しでも同情的になってしまったのが悔やまれた。
「──まぁ一人で暮らすのも、仕事を受けるのも、一人前になるための修行の一環だからな」
「そういえば、まだ半人前だって言ってたね」
菖がようやく決めたらしく、木刀を一本だけ持ってソファのほうへやってくる。
「本当に強い敵は、夜に現れることが多いんだよ。俺はまだ、そっちで戦えるレベルじゃないんだ。だから半人前は、黄昏時の仕事で修行するしかねーの」
「菖くんもそのうち、夜に仕事を?」
「ああ。でもそうなるには、ちゃんと戦えるよう、強くならないとだけど」
確かに、漫画やアニメで見るこういった『祓い屋』の仕事といえば、真夜中に行っているイメージが強い。
組織的にやっていることらしいので、やはりその辺りには一定のルールがあるようだ。
「鳴崎家で一番強い『破魔』の力の使い手ではあるけど、生み出せる力が少ないからな。これは大人になるまでに、解決策を見つけないといけないけど……」
菖が選んだ木刀を持ち運び用の袋に入れながら言う。
いつも、どんな『仕事』でも文句を言わずにこなすのは、彼にとってはそれもまた修行だからなのか、と四葉はようやく納得した。
今までの彼でも十分に強いとは思うけれど、これまでの仕事が『半人前にも任せられる』レベルであるなら、本来はもっとずっと危険で、大変な仕事なのかもしれない。
「ま、今はお前のおかげであれこれ出来るから、色々試させてもらってるけどな」
木刀の入った袋を肩に担ぎ、菖がどこか楽しそうにニヤリと笑った。
「契約終了まで、頼むぞ四葉」
「……うんっ」
さぁ行こうか、と玄関に向かう菖の後を四葉は追いかける。
強くなりたいと人一倍に努力している菖の手伝いができていると思うと、少しだけ誇らしい気持ちになった。
四葉と菖を乗せたタクシーの停車した場所は、有名な高級マンションの前だった。
「……え、菖くん、ここに住んでる、の?」
「あ? そうだけど」
クラクラするほど背の高いマンションの周辺は、綺麗に手入れされた低木で囲まれ、エントランスの近くには、小さな人工の川まで流れている。
一緒に『仕事』をした帰りに、度々タクシーで送ってもらうことはあったが、基本的に四葉が先に降りていたので、菖の家まで来るのは初めてだった。
すぐに戻るからとタクシーを待たせると、少し考えた顔をした菖に連れられて、四葉もマンションへ向かう。天井の高い、明るくて開放感のあるエントランスを通り抜け、エレベーターで二十階まで上がった。
「……菖くんて、本当にお金持ちなんだね」
「まーな」
顔よし、スタイルよし、家柄よし。
ひとまず性格を横に置いたとしても、異性なら当たり前に好きになりそうな人物だと改めて実感する。
──そりゃ契約の時に『好きになるな』なんて、言われるわけだ。
鳴崎家といえば、『鳴崎不動産』という名前をテレビCMや新聞広告で見かけるくらいには有名で、都内はもちろん隣県でもそれなりに事業を展開している大企業だ。
菖がそこの息子だという話は聞いていたものの、まったくピンときていなかったのもあり、半信半疑だったのを納得してしまう状況である。
二十階に辿り着き、土足で歩いていいのか躊躇うようなふかふかの廊下をしばらく歩いて、たどり着いた部屋のドアを菖がカードキーを使って開けた。
「お、お邪魔します」
「はいよ」
玄関から伸びる、短い廊下の突き当たりのドアを開けると、驚くような広さのリビングが目に入る。
五、六人は座れそうな大きいソファに、その手前にダイニングテーブル。ドアを開けたすぐ右手にカウンターと、広々としたキッチンがあった。
リビングに入る手前に左へ曲がる廊下があったので、部屋は多分まだあるのだろう。
「適当に座ってろ」
「はい……」
四葉は借りてきた猫のように肩をすくめながら、とりあえず目に入った大きなソファに腰を下ろした。しかし、手触りの良い生地の貼られたソファの、これまで座ったことのないふかふかさに、四葉はさらに緊張する。
──ぜったい高級品……! 汚したら怒られるやつ!
しかし菖はそんな四葉のことなど全く気にせず、通学鞄をソファにポーンと投げ込み、リビングの奥へ向かった。
入ってすぐには見えなかったが、リビングはまだ左奥に続いていて、そこにはジムで見かけるようなトレーニング機材がいくつも置いてある。
さらにその奥には、たくさんの木刀を並べた棚と細長いカゴのようなものがあった。カゴのほうにはいくつか木刀を突き立ててあり、そちらには刃の部分に文字がない。
──あっちは練習用、とかかな。
菖は割れた木刀を袋から取り出すと、棚の下の方に置き、上にある木刀を吟味している。
四葉は菖の言った通り、本当に替えの木刀がたくさんあることに安堵し、それから改めて辺りをキョロキョロと見回した。
大きな窓からは少し白み始めた青空がよく見え、街並みが遠くまで続いている。リビングの壁には絵画が飾られ、ダイニングテーブルも、カウンターの向こうに見えるキッチンも、隅々まで掃除が行き届いていて綺麗だ。
しかし、なんだか綺麗すぎる気もする。
──なんか、あんまり生活感がない、ような。
この時間なら家族、例えば専業主婦の母親などが家にいてもいいはずだ。両親はやはり共働きなのだろうか。広い家だがまるでホテルのようで、なんだか人の気配を感じない。
疑問に思ったのが顔に出たのか、木刀を選ぶ菖がふと口を開いた。
「一人暮らしだから、俺ら以外には誰もいねーよ」
「えっ」
こんな広い部屋に、家族数名でのんびり住めそうな部屋に一人で住んでいるというのは、なかなかに衝撃的な話である。
──こんな広い家に一人きりだなんて。
あらゆるものが高級品で揃えられ、綺麗に整えられているけれど、なんだか妙に寒々しく、寂しく感じてしまう。
「……家事とかも、菖くんがやってるの?」
「いや、隣に陽葵の家族が住んでるから、うちもついでにやってもらってる」
陽葵の家は鳴崎家をサポートするのが役目だと言っていたが、本当に家族ぐるみで支えているらしい。
「──体質的に、相性のいい『神域』が近くにないとダメだからさ。鳴崎が管理を任されてる場所で、ちょうどいい『神域』のある場所が、この清宮町だったんだよ」
「そっか……」
体質のためとはいえ、家族と離れてこんな広い家に一人で暮らすなんて。
──僕なら、耐えられないかも。
四葉は抱えていた通学鞄をぎゅっと強く抱きしめる。
上の二人の兄と姉が家を出ることになった時、四葉は寂しくて泣いてしまったのを思い出していた。家族みんなで、一緒にいるのが大好きだったから。
四葉の様子を離れて見ていた菖が、突然口を開いた。
「……誰もいないからって、俺のこと襲ったりするなよ?」
「はぁ!? そんなことするわけないじゃん!」
あまりにも唐突に、妙なことを言い出したので、四葉は反射的に大声で返した。しかし菖は、うーん、と何か考えるような顔で四葉を眺める。
「でもまぁお前は、襲うより喰われそうなタイプだよなぁ」
「……うっ」
言われて四葉はなにも言い返せない。
「冗談なんだから否定しろよ」
「いや、体力も腕力も平均以下だから、否定が……できなくて」
「……くっ」
顔を伏せた菖が、肩を震わせて笑っていた。
「もー! 早く持ってく木刀決めて!」
「はいはい」
四葉は揶揄われたのだと分かり、頬を膨らませる。
少しでも同情的になってしまったのが悔やまれた。
「──まぁ一人で暮らすのも、仕事を受けるのも、一人前になるための修行の一環だからな」
「そういえば、まだ半人前だって言ってたね」
菖がようやく決めたらしく、木刀を一本だけ持ってソファのほうへやってくる。
「本当に強い敵は、夜に現れることが多いんだよ。俺はまだ、そっちで戦えるレベルじゃないんだ。だから半人前は、黄昏時の仕事で修行するしかねーの」
「菖くんもそのうち、夜に仕事を?」
「ああ。でもそうなるには、ちゃんと戦えるよう、強くならないとだけど」
確かに、漫画やアニメで見るこういった『祓い屋』の仕事といえば、真夜中に行っているイメージが強い。
組織的にやっていることらしいので、やはりその辺りには一定のルールがあるようだ。
「鳴崎家で一番強い『破魔』の力の使い手ではあるけど、生み出せる力が少ないからな。これは大人になるまでに、解決策を見つけないといけないけど……」
菖が選んだ木刀を持ち運び用の袋に入れながら言う。
いつも、どんな『仕事』でも文句を言わずにこなすのは、彼にとってはそれもまた修行だからなのか、と四葉はようやく納得した。
今までの彼でも十分に強いとは思うけれど、これまでの仕事が『半人前にも任せられる』レベルであるなら、本来はもっとずっと危険で、大変な仕事なのかもしれない。
「ま、今はお前のおかげであれこれ出来るから、色々試させてもらってるけどな」
木刀の入った袋を肩に担ぎ、菖がどこか楽しそうにニヤリと笑った。
「契約終了まで、頼むぞ四葉」
「……うんっ」
さぁ行こうか、と玄関に向かう菖の後を四葉は追いかける。
強くなりたいと人一倍に努力している菖の手伝いができていると思うと、少しだけ誇らしい気持ちになった。
0
あなたにおすすめの小説
ヒーロー組織のサポートメンバーになりました!
はちのす
BL
朝起きたら、街はゾンビだらけ!生き残りたい俺は、敵に立ち向かうヒーロー組織<ビジランテ>に出逢った。
********
癖の強いヒーロー達の"心と胃の拠り所"になるストーリー!
※ちょっとイチャつきます。
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
【完結】俺とあの人の青い春
月城雪華
BL
高校一年の夏、龍冴(りょうが)は二つ上の先輩である椰一(やいち)と付き合った。
けれど、告白してくれたにしては制限があまりに多過ぎると思っていた。
ぼんやりとした不信感を抱いていたある日、見知らぬ相手と椰一がキスをしている場面を目撃してしまう。
けれど友人らと話しているうちに、心のどこかで『椰一はずっと前から裏切っていた』と理解していた。
それでも悲しさで熱い雫が溢れてきて、ひと気のない物陰に座り込んで泣いていると、ふと目の前に影が差す。
「大丈夫か?」
涙に濡れた瞳で見上げると、月曜日の朝──その数日前にも件の二人を見掛け、書籍を落としたのだがわざわざ教室まで届けてくれたのだ──にも会った、一学年上の大和(やまと)という男だった。
こじらせ委員長と省エネ男子
みずしま
BL
イケメン男子の目覚まし担当になりました……!?
高校一年生の俺、宮下響はワケあって一人暮らし中。隣に住んでいるのは、同じクラスの玖堂碧斗だ。遅刻を繰り返す彼の目覚まし係になるよう、担任から任命され……。
省エネ男子(攻め)と、ちょっとひねくれた委員長(受け)によるわちゃわちゃ青春BL!
宮下響(みやしたひびき)
外面の良い委員長。モブ顔。褒められたい願望あり。
玖堂碧斗(くどうあおと)
常に省エネモードで生活中。気だるげな美形男子。
前世が悪女の男は誰にも会いたくない
イケのタコ
BL
※注意 BLであり前世が女性です
ーーーやってしまった。
『もういい。お前の顔は見たくない』
旦那様から罵声は一度も吐かれる事はなく、静かに拒絶された。
前世は椿という名の悪女だったが普通の男子高校生として生活を送る赤橋 新(あかはし あらた)は、二度とそんのような事ないように、心を改めて清く生きようとしていた
しかし、前世からの因縁か、運命か。前世の時に結婚していた男、雪久(ゆきひさ)とどうしても会ってしまう
その運命を受け入れれば、待っているの惨めな人生だと確信した赤橋は雪久からどうにか逃げる事に決める
頑張って運命を回避しようとする話です
だって、君は210日のポラリス
大庭和香
BL
モテ属性過多男 × モブ要素しかない俺
モテ属性過多の理央は、地味で凡庸な俺を平然と「恋人」と呼ぶ。大学の履修登録も丸かぶりで、いつも一緒。
一方、平凡な小市民の俺は、旅行先で両親が事故死したという連絡を受け、
突然人生の岐路に立たされた。
――立春から210日、夏休みの終わる頃。
それでも理央は、変わらず俺のそばにいてくれて――
📌別サイトで読み切りの形で投稿した作品を、連載形式に切り替えて投稿しています。
エピローグまで公開いたしました。14,000字程度になりました。読み切りの形のときより短くなりました……1000文字ぐらい書き足したのになぁ。
📌本編モブ視点による、番外エピソード
「君はポラリス ― アンコール!:2年後の二人と俺と」を追加しました。
脱落モブ男が人気アイドルに愛されるわけがない
綿毛ぽぽ
BL
アイドルを夢見るも、デビューできずオーディション番組に出演しても脱落ばかりの地味男、亀谷日翔はついに夢を諦めた。そしてひょんなことから事務所にあるカフェで働き始めると、かつて出演していた番組のデビューメンバーと再会する。テレビでも引っ張りだこで相変わらずビジュアルが強い二人は何故か俺に対して距離が近い。
━━━━━━━━━━━
現役人気アイドル×脱落モブ男
表紙はくま様からお借りしました
https://www.pixiv.net/artworks/84182395
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる