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登場人物
・小野 舜(おの しゅん)
6年生。背丈は小柄。主人公。
やや内向的だが穏和な性格で、クラスのリーダーであるケンジからはほぼ奴隷の様な扱いを受けていた。
勉強も運動も平均以下だったが、一学期末を境に飛躍的な成長を遂げ、周囲の注目の的となっている。
その魂は、2009年に死んだ、ケンジに嵌められ家族からも蔑まれた"大人の舜"のものであり、学習能力や運動能力の向上は、"大人の舜"が独りで生きていく上で培ってきた経験によるものである。
元の魂は消えたのではなく統合された。
性格も社交的かつ他人を重んじるものとなり、周囲の信頼性を確立させていく。
・小野 詩乃(おの しの)
37歳。専業主婦。舜の義母。
淑やかな性格だが、若干あがり症でその場の雰囲気に流されてしまい易く、騙され易い。
舜の事は実娘達同様に子どもとして可愛がっていたが、時折年齢不相応の物腰の柔らかさを見せる様になった舜に、徐々に夫以上の信頼を寄せるようになる。
前夫とは、前夫の不倫が原因で離婚。前夫曰く『つまらない女』。
・小野 春音(おの はるね)
高校生。舜の義姉。
のんびり屋な性格で、恋に恋する年頃。周囲に流され易いのは母親譲り。体毛が濃い。
中学生時代から発育が良くなり、同年代の男子から好奇な目やちょっかいに晒されるようになった。故に落ち着いた物腰の大人の男性に憧れている。
舜の事は小柄な弟として可愛がっていたが、次第に歳上の男性の雰囲気を醸し出す舜に惹かれ、ケンジの傷害事件を経て……。
・小野 夏樹(おの なつき)
6年生。舜の3ヶ月歳上の義姉。
快活な性格で男勝り。口よりも先に手が出る。
外で遊ぶのが好きで、内向的な舜を頼りなく思っていたが、最近アグレッシブになってきた舜を良く思い、最終的にケンジの傷害事件で、身を呈して冬乃を守った舜に衝撃を受けた。
二次性徴の真っ只中で、女の身体になりつつある自分に困惑している。
・小野 秋保(おの あきほ)
5年生。舜の義妹。
物静かな性格で、話す前に「ん……」と頷くのが癖。本を読むのが好き。耳年増。
義父に言われ、つい最近まではケンジの家に勉強を教えて貰いに行っていたが、ケンジの妙な視線と煩わしさ、そしてケンジの家の『違和感』に辟易していた。
最近は舜が勉強を見てくれるので、ケンジの家には行っていない。舜の教え方の良さに、前々から抱いていた舜への好感を更に強めていく。
・小野 冬乃(おの ふゆの)
2年生。舜の義妹。
天真爛漫な性格で、人見知りをしない元気な少女。舜を『おにーたん』と呼ぶ。
クラスでは男女問わずに人気者で、『ひろくん』とは特に仲が良い。
・ケンジ
6年生。舜の同級生。
粗暴で自己中心的な性格だが、天性の外面の良さを使い、『行動力のある少年』『ハキハキと丁寧な少年』を装い、大人からの評価は高かった。
反面、自分が格下と見なした者にはまるで玩具の様に扱い、悲観する様を喜んでいる。
舜の家の近所に引っ越して来た事が切っ掛けで舜やその家族との付き合いが増えていった。
異性に対する欲望が旺盛で女性、特に詩乃を始めとした舜に近しい女性達を陰ながら邪な目で見ていた。
最近、活発になってきた舜を快く思わず、夏休み、取り巻き2人と共に舜を下着泥棒に仕立てあげ、代わりに自分が家族を救ったヒーローとして詩乃達に近付こうとするが失敗。紆余曲折を経て舜を刺してしまい。現在逃走中。
・小宮 勇希(こみや ゆうき)
6年生。舜やケンジのクラスメイトで、少年野球クラブのキャプテン。
真っ直ぐな性格故に、クラスで傍若無人に振る舞うケンジに対し不満を持っていたが、何も言い出せずにいた。
ある日の体育の授業中、不利な状況の中果敢に立ち向かう舜に対し尊敬にも似た感情を持ち、友人となる。
父子家庭で、母は数年前に病気で他界。スポーツ少女である夏樹とは、以前から交流があった。
・舜の父
舜にケンジを引き合わせた張本人。近所の体裁をつい気にする。
良く行く酒屋の近辺でケンジと出会い、彼の活発だが丁寧な物腰(を装っていた)に好感を抱き、息子である舜を鍛える様に頼んだ。
学生時代はイジメッ子だったが、どちらかと言えばイジメの首謀者に媚び諂って威を借りる小物だった。
前妻とは数年前に離婚。詩乃とは職場が同じだった。
『イジメはイジメられる奴が悪い。イジメられる隙を作るから』が信条。
・萩本(はぎもと)
舜のクラスの担任。
典型的な事なかれ主義者。過去に学級崩壊を経験しており、リーダーとしてクラスをまとめるケンジを信奉し、蔑ろにされる舜達を見て見ぬふりをしていた。
・大人の舜
舜の魂が過去に戻る際、前世にこびり付いた魂の残りカス。
ケンジの下着泥棒事件が成功し、ケンジの奴隷に成り果てた詩乃達の淫行を悪夢として舜に見せていた。
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