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第三章 チャンス
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「今日は、二人とも派手だな」
俺たちを見た田中氏が、驚いていた。
「カタログ撮影したsolemnityから頂いたの」
「今からオーディションに行く、まだ全容は判って無いがデカい仕事だ。
そのうえ、真凛を指名してきている」
「何で?」
「俺も聞いてない。
ただチャンスは前髪しかない、判ってるな?」
「頑張る」
渋谷のビルに車は入って行き、地下の駐車場からエレベータで上がっていく。
10階で降りて、オフィスの控室で待たされた。
会議室に案内されて、並んだスタッフに紹介される。
スタッフの中に、Biginningのオーディションで会ったアメリカ人がいた。
最初に、指定されたポーズをとる。
その後に、椅子に座って質疑応答があった。
一旦控室に戻って、30分ほどで呼び戻された。
「やっと一緒に仕事が出来る」
彼は、今回のアートディレクターだった。
「君のMVも見ていたよ、素晴らしかった」
「ありがとうございます」
今回の仕事は、携帯ゲームのCMプロモーションだった。
5人のパーティの弓使い役が、俺だ。
それより、他のキャストを見て驚いた。
主役のナイトは、今一番人気の若手俳優だった。
TVをほとんど見ない、俺でも知っている。
重戦士に人気プロレスラー、妖術師には関西お笑いの個性派。
魔法使いは、女性アイドルグループfortunaのメンバーだった。
俺の場違い感が半端ない。
「君じゃければ、引き受けなかった」
アートディレクターのワグナー氏からそう言われて、やっと安心出来た。
分厚い契約書が送られてきて、事務所は大忙しだ。
法律事務所から人が来ていて、確認作業に追われていた。
「ゲームショーに4日間出演するのも、契約に入っているよ」
中園氏が言ってる。
今は撮影の事で頭がいっぱいで、先のことは考えられない。
過去に発売されたゲームの映像を見ながら、イメージを膨らませた。
無事に契約が終わり、撮影の準備に入った。
大学の授業の後に、本物のアーチュリー教室に通っている。
基本の構えを、徹底的に叩き込まれる。
実際に打って的に当たると、気持ちが高揚してやる気が出た。
オフィスに呼び出されて、衣装合わせをする。
強化プラスティック鎧の胸当ての下に、短いブラウスを着て、お腹を出した。
下は超ミニスカートで、ガーターベルトにストッキング、ブーツという格好だ。
「可愛い、真凛似合ってる」
「お尻、はみ出してない?」
周りの男性スタッフが、ニヤニヤしているのが腹立たしい。
「男の妄想が、衣装に込められてる」
俺たちを見た田中氏が、驚いていた。
「カタログ撮影したsolemnityから頂いたの」
「今からオーディションに行く、まだ全容は判って無いがデカい仕事だ。
そのうえ、真凛を指名してきている」
「何で?」
「俺も聞いてない。
ただチャンスは前髪しかない、判ってるな?」
「頑張る」
渋谷のビルに車は入って行き、地下の駐車場からエレベータで上がっていく。
10階で降りて、オフィスの控室で待たされた。
会議室に案内されて、並んだスタッフに紹介される。
スタッフの中に、Biginningのオーディションで会ったアメリカ人がいた。
最初に、指定されたポーズをとる。
その後に、椅子に座って質疑応答があった。
一旦控室に戻って、30分ほどで呼び戻された。
「やっと一緒に仕事が出来る」
彼は、今回のアートディレクターだった。
「君のMVも見ていたよ、素晴らしかった」
「ありがとうございます」
今回の仕事は、携帯ゲームのCMプロモーションだった。
5人のパーティの弓使い役が、俺だ。
それより、他のキャストを見て驚いた。
主役のナイトは、今一番人気の若手俳優だった。
TVをほとんど見ない、俺でも知っている。
重戦士に人気プロレスラー、妖術師には関西お笑いの個性派。
魔法使いは、女性アイドルグループfortunaのメンバーだった。
俺の場違い感が半端ない。
「君じゃければ、引き受けなかった」
アートディレクターのワグナー氏からそう言われて、やっと安心出来た。
分厚い契約書が送られてきて、事務所は大忙しだ。
法律事務所から人が来ていて、確認作業に追われていた。
「ゲームショーに4日間出演するのも、契約に入っているよ」
中園氏が言ってる。
今は撮影の事で頭がいっぱいで、先のことは考えられない。
過去に発売されたゲームの映像を見ながら、イメージを膨らませた。
無事に契約が終わり、撮影の準備に入った。
大学の授業の後に、本物のアーチュリー教室に通っている。
基本の構えを、徹底的に叩き込まれる。
実際に打って的に当たると、気持ちが高揚してやる気が出た。
オフィスに呼び出されて、衣装合わせをする。
強化プラスティック鎧の胸当ての下に、短いブラウスを着て、お腹を出した。
下は超ミニスカートで、ガーターベルトにストッキング、ブーツという格好だ。
「可愛い、真凛似合ってる」
「お尻、はみ出してない?」
周りの男性スタッフが、ニヤニヤしているのが腹立たしい。
「男の妄想が、衣装に込められてる」
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