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第六章 イベント
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「スタジアムコンサートの企画書が来たぞ」
田中氏が、持ってきた。
オープニングで水無瀬結が魔法使い、栗栖千鶴が女弓使い、俺は男子弓使いで登場する。
バックスクリーンの上のモニターに映し出されるドラゴンを倒すと、コンサートが始まる。
イグナイトドラゴンのCGを使った演出だった。
「こんなに歌って踊るんだ」
「メンバーが出ずっぱりでは着替えも出来ないし、休めない。
途中は、少人数のユニットや研究生も曲を披露する。
真ん中の寸劇が、真凛の出番だ」
「俺は、芝居なんて出来ないよ」
「そこは、向こうが何とかしてくれる。
今回はスポンサーのゲストだから、真凛に恥はかかせられない」
「ならいいけど」
週末のfortunaTVで、ライブのスペシャルゲストとして紹介された。
SNS上では、賛成が多くなっていた。
「俺の推してるメンバー、よろしく」の書き込みが多い。
肩に手を回して抱き寄せたら、すぐにアンチになるくせに。
7月は大学の前期試験とsolemnityの復活イベントがあったので、大忙しだった。
8月は、コンサートとゲームショウ、9月頭のファッションショーとビッグイベントが続く。
去年の暇さが懐かしい。
fortuna事務所から、去年のスタジアムライブのBlue-rayDiscが送られてきた。
部屋のモニターで、聖苑と二人で鑑賞する。
「ペンライトで、光の海だね」
「メンバーごとに色が違うらしいよ」
「結が赤で千鶴が青、寧々は白で、遥がピンク」解説の冊子を見ながら、確認していく。
「やっぱり赤と青だね」
よく見ると、それ以外の色は所々に纏まって応援している。
真ん中の寸劇では、グループ番組司会の芸人が会場を沸かせていた。
後半のメドレーでは、曲に合わせてコールが地鳴りの様に響く。
「こんな中に、俺が立つの?」
「そう、頑張って」
「怖いな」
「大丈夫、真凛ちゃんは天才だから」
最終企画書がきた。
寸劇のスタイルは、メンバーの告白を真凛が受ける。
その中の一人を選ぶ。
ただ寸劇の司会が寧々と遥だ。
この二人と寸劇の直前にペアで歌った、結と千鶴も選べない。
出演者のリストが入っており、最後に出雲真凛ちゃんの自由に選んでいいですと書いてある。
「よし、本気で選んじゃうぞ」
俺はリストの角から角まで、目を通した。
田中氏が、持ってきた。
オープニングで水無瀬結が魔法使い、栗栖千鶴が女弓使い、俺は男子弓使いで登場する。
バックスクリーンの上のモニターに映し出されるドラゴンを倒すと、コンサートが始まる。
イグナイトドラゴンのCGを使った演出だった。
「こんなに歌って踊るんだ」
「メンバーが出ずっぱりでは着替えも出来ないし、休めない。
途中は、少人数のユニットや研究生も曲を披露する。
真ん中の寸劇が、真凛の出番だ」
「俺は、芝居なんて出来ないよ」
「そこは、向こうが何とかしてくれる。
今回はスポンサーのゲストだから、真凛に恥はかかせられない」
「ならいいけど」
週末のfortunaTVで、ライブのスペシャルゲストとして紹介された。
SNS上では、賛成が多くなっていた。
「俺の推してるメンバー、よろしく」の書き込みが多い。
肩に手を回して抱き寄せたら、すぐにアンチになるくせに。
7月は大学の前期試験とsolemnityの復活イベントがあったので、大忙しだった。
8月は、コンサートとゲームショウ、9月頭のファッションショーとビッグイベントが続く。
去年の暇さが懐かしい。
fortuna事務所から、去年のスタジアムライブのBlue-rayDiscが送られてきた。
部屋のモニターで、聖苑と二人で鑑賞する。
「ペンライトで、光の海だね」
「メンバーごとに色が違うらしいよ」
「結が赤で千鶴が青、寧々は白で、遥がピンク」解説の冊子を見ながら、確認していく。
「やっぱり赤と青だね」
よく見ると、それ以外の色は所々に纏まって応援している。
真ん中の寸劇では、グループ番組司会の芸人が会場を沸かせていた。
後半のメドレーでは、曲に合わせてコールが地鳴りの様に響く。
「こんな中に、俺が立つの?」
「そう、頑張って」
「怖いな」
「大丈夫、真凛ちゃんは天才だから」
最終企画書がきた。
寸劇のスタイルは、メンバーの告白を真凛が受ける。
その中の一人を選ぶ。
ただ寸劇の司会が寧々と遥だ。
この二人と寸劇の直前にペアで歌った、結と千鶴も選べない。
出演者のリストが入っており、最後に出雲真凛ちゃんの自由に選んでいいですと書いてある。
「よし、本気で選んじゃうぞ」
俺はリストの角から角まで、目を通した。
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