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第七章 紆余曲折
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元カノと会ったことを聖苑に話す。
貰った画像も、彼女のスマホに転送してやった。
「彼女、私の反対の事を考えていたんだね」
「何が?」
「ほら、彼女ボーイッシュな髪型にパンツルックでしょう。
たぶん、ボーイズラブな気持ちじゃなかったのかなあ」
「自分が男っぽくして、俺に合わせていたってこと?」
「そう。私と正反対だけど、気持ちは凄く判る」
「今度、やってみる?」
「いいかもしれない」
思い出せば、亜衣梨はいつもパンツルックだった。
聖苑の言うことにも一理ある。
足利プロデューサーのグループcloud nineから、コンサートの招待状が届いた。
聖苑と月奈、田中氏と4人で出席すると、返事をした。
「湾岸スタジアムは出演者だったから、観客になるって初めてだね」
「客は差し入れするのが礼儀だ。女の子が喜ぶものを考えておけ」
田中氏がアドバイスをくれる。
「金額が高いだけじゃダメだ。
メンバーがSNSにあげてくれるから、ファンも見ている。
センスが問われるぞ、もちろんスタッフにも配れ」
「差し入れは、私に任せて」聖苑社長が請け負ってくれた。
クリスマスイヴ、シーホークのラジオ特番が決まった。
今年一年の聴取率で平均一位だったのが、評価されている。
afterglowのシークレットライブにも、招待されていた。
彼らがデビュー前からお世話になったライブハウスで、飛び入りでライブをする。
私はメガネをかけて、お忍びで入場した。
ライブが盛り上がったところで、突然afterglowが登場した。
一瞬、ざわついたが「Digitalis」のイントロが流れた途端に会場が爆発する。
観客のコールと拍手のなか、KEIのボーカルが心地よく響いた。
「皆さん、こんばんは。afterglowです。
今日はデビュー前からお世話になったこの場所に、恩返しがしたくてやってきました。
次の曲はMVで頑張った真凜ちゃんに捧げます。どうぞ、ステージへ」
突然の紹介にパニックになったが、お客様が道を開けてくれた。
ステージに上がってメガネを外し、椅子に座る。
KEIのボーカルで、「夏の果」が歌い上げられる。
MVの撮影がフラッシュバックして、涙が頬を伝った。
曲が終わり、メンバー全員と握手をして、客席に一礼をして捌けた。
SNSに私が泣いている画像がUPされて、トピックになっていた。
貰った画像も、彼女のスマホに転送してやった。
「彼女、私の反対の事を考えていたんだね」
「何が?」
「ほら、彼女ボーイッシュな髪型にパンツルックでしょう。
たぶん、ボーイズラブな気持ちじゃなかったのかなあ」
「自分が男っぽくして、俺に合わせていたってこと?」
「そう。私と正反対だけど、気持ちは凄く判る」
「今度、やってみる?」
「いいかもしれない」
思い出せば、亜衣梨はいつもパンツルックだった。
聖苑の言うことにも一理ある。
足利プロデューサーのグループcloud nineから、コンサートの招待状が届いた。
聖苑と月奈、田中氏と4人で出席すると、返事をした。
「湾岸スタジアムは出演者だったから、観客になるって初めてだね」
「客は差し入れするのが礼儀だ。女の子が喜ぶものを考えておけ」
田中氏がアドバイスをくれる。
「金額が高いだけじゃダメだ。
メンバーがSNSにあげてくれるから、ファンも見ている。
センスが問われるぞ、もちろんスタッフにも配れ」
「差し入れは、私に任せて」聖苑社長が請け負ってくれた。
クリスマスイヴ、シーホークのラジオ特番が決まった。
今年一年の聴取率で平均一位だったのが、評価されている。
afterglowのシークレットライブにも、招待されていた。
彼らがデビュー前からお世話になったライブハウスで、飛び入りでライブをする。
私はメガネをかけて、お忍びで入場した。
ライブが盛り上がったところで、突然afterglowが登場した。
一瞬、ざわついたが「Digitalis」のイントロが流れた途端に会場が爆発する。
観客のコールと拍手のなか、KEIのボーカルが心地よく響いた。
「皆さん、こんばんは。afterglowです。
今日はデビュー前からお世話になったこの場所に、恩返しがしたくてやってきました。
次の曲はMVで頑張った真凜ちゃんに捧げます。どうぞ、ステージへ」
突然の紹介にパニックになったが、お客様が道を開けてくれた。
ステージに上がってメガネを外し、椅子に座る。
KEIのボーカルで、「夏の果」が歌い上げられる。
MVの撮影がフラッシュバックして、涙が頬を伝った。
曲が終わり、メンバー全員と握手をして、客席に一礼をして捌けた。
SNSに私が泣いている画像がUPされて、トピックになっていた。
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