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第十五章 引退
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「この娘、モデルにならないかな?」
資料VTRのオリンピック特集を見ている真凛が、ガーデンズオフィスの田中社長に言っている。
東京オリンピックを最後に引退した水泳の銅メダリスト、三島悠花の資料を見ていた。
「私のvivacitas のイメージって、こんな感じの娘なんだよね」
色々なスポーツ選手の資料を見て、真凛が興味を示したのが珍しい。
「一ノ瀬流通グループの調査部に、調べてもらおう」
聖苑の提案に、真凛が乗ってきた。
直ぐに、ガーデンズオフィス経由で調査の手配をする。
「もしモデルになる気があるなら、うちで預かろう」
田中社長は、真凛のみる目をわかっていた。
……
三島悠花が所属しているスポーツクラブのクラブハウスで、田中社長と一緒に面会した。
「初めまして、出雲真凛です。
今日は、solemnityのプロデューサーとしてお話に来ました」
「こんにちは、三島 悠花です。
もう引退して1年になる私に、何の話でしょう?」
「solemnityはご存知ですか?」
「名前は知ってます。
後輩に真凛さんのファンがいて、可愛い服を着てました」
「そこが、新ブランドを発売します。
イメージモデルを、三島悠花さんにお願いしたいんです」
「無理でしょう、現役を引退して体は緩んでいます。
今の私、スタイル良くないですよ」
「スポーツ選手と契約したい訳じゃありません。
モデルとして、最高の素材だと確信してお願いしています」
「私、164センチしかありません。現在の水泳選手としては小柄な方です。
モデルとか、務まりませんよ」
「私だって、165センチです。
ECサイトで服を買う時に、ユーザーは自分に近いモデルを選ぶ傾向が有ります。
170センチ以上の女性とか、そんなにいません」
「何で、私なんですか?」
「喜怒哀楽が素晴らしい。
オリンピックで、ゴールして3着だと判った時のガッツポーズ。
銅メダルを掛けてもらう時の笑顔、金メダリストのアメリカ国歌が流れてる時の涙。
全てが、素晴らしかった。
スタイルが良いだけの人形はいらない。
新ブランドのコンセプトは「元気な女性」、貴女の為のブランドです」
資料VTRのオリンピック特集を見ている真凛が、ガーデンズオフィスの田中社長に言っている。
東京オリンピックを最後に引退した水泳の銅メダリスト、三島悠花の資料を見ていた。
「私のvivacitas のイメージって、こんな感じの娘なんだよね」
色々なスポーツ選手の資料を見て、真凛が興味を示したのが珍しい。
「一ノ瀬流通グループの調査部に、調べてもらおう」
聖苑の提案に、真凛が乗ってきた。
直ぐに、ガーデンズオフィス経由で調査の手配をする。
「もしモデルになる気があるなら、うちで預かろう」
田中社長は、真凛のみる目をわかっていた。
……
三島悠花が所属しているスポーツクラブのクラブハウスで、田中社長と一緒に面会した。
「初めまして、出雲真凛です。
今日は、solemnityのプロデューサーとしてお話に来ました」
「こんにちは、三島 悠花です。
もう引退して1年になる私に、何の話でしょう?」
「solemnityはご存知ですか?」
「名前は知ってます。
後輩に真凛さんのファンがいて、可愛い服を着てました」
「そこが、新ブランドを発売します。
イメージモデルを、三島悠花さんにお願いしたいんです」
「無理でしょう、現役を引退して体は緩んでいます。
今の私、スタイル良くないですよ」
「スポーツ選手と契約したい訳じゃありません。
モデルとして、最高の素材だと確信してお願いしています」
「私、164センチしかありません。現在の水泳選手としては小柄な方です。
モデルとか、務まりませんよ」
「私だって、165センチです。
ECサイトで服を買う時に、ユーザーは自分に近いモデルを選ぶ傾向が有ります。
170センチ以上の女性とか、そんなにいません」
「何で、私なんですか?」
「喜怒哀楽が素晴らしい。
オリンピックで、ゴールして3着だと判った時のガッツポーズ。
銅メダルを掛けてもらう時の笑顔、金メダリストのアメリカ国歌が流れてる時の涙。
全てが、素晴らしかった。
スタイルが良いだけの人形はいらない。
新ブランドのコンセプトは「元気な女性」、貴女の為のブランドです」
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