313 / 322
最終章
8
しおりを挟む
「お客様がsolemnityを着る楽しみを体験するサロンにしたい。
それが新規開設の条件です」
西急百貨店との交渉で、俺が付けた条件は一つだけだった。
「着る楽しみを体験するとは、どういうことでしょう?」
漠然とした俺のイメージを理解が出来ないようだ。
「例えば、テーマ―パークに行くと付け耳のカチューシャつけたり、キャラクターのTシャツを着たりしますね。
野球やサッカーの試合で、チームのユニフォームを着て観戦するのも同じ感覚でしょう。
みんな日常と違う、特別な時間を体験しているんです」
「非日常的な空間ですか?」
「夏の花火大会になると、普段は着物など着ない女性がこぞって浴衣を着ます。
solemnityのサロンに行く為にお洒落しようかな、お客様にそう思われたい」
「具体的には、どういう施設になるんですか?」
「現在、一ノ瀬グループ内で実施プランを策定中です。
出来上がり次第、内示しますのでお待ち下さい」
西急百貨店の担当者と打ち合わせは、継続審議となった。
俺が作りたい施設が、英国式のティールームだ。
solemnityのドレスで行きたくなる、最高のおもてなしをしたい。
非日常の体験を提供する。
「ティールームが出来たら、私が行きたいよ」
一ノ瀬グループで社長室付きの聖苑に話すと、喜んで手伝ってくれる。
社長の許可を取って、食品卸部門と外食部門の担当者と打ち合わせを始めた。
「本物の英国式ティータイムを体験出来る施設を作りたい。
初めは新宿の本店に作り色々とテストして、solemnityのサロンに併設して行く。
私たちと一緒に仕事を進める、相手を探しているんだ」
「うちの輸入食品部は、イギリス直輸入の紅茶を取り扱っています。
軽食やデザートも出すんでしょうから、食材は任せて下さい」
食品卸の担当者は、もう前のめりに成っていた。
「デザートは、外部で作って持ち込む方がコストを抑えられます。
当社が合弁している、焼菓子工房か北海道のlanket of snow社なら本物のデザートが提供出来るでしょう」
外食部門は、相手を推薦してくれた。
すぐに、加山社長に報告を上げる。
「まずは、蒼海君と聖苑さんがロンドンで本物のティータイムを体験して来て欲しい。
英国行きは、二人で出張ということにしておこう」
重要な仕事を与えられて、卒業旅行は出張になった。
それが新規開設の条件です」
西急百貨店との交渉で、俺が付けた条件は一つだけだった。
「着る楽しみを体験するとは、どういうことでしょう?」
漠然とした俺のイメージを理解が出来ないようだ。
「例えば、テーマ―パークに行くと付け耳のカチューシャつけたり、キャラクターのTシャツを着たりしますね。
野球やサッカーの試合で、チームのユニフォームを着て観戦するのも同じ感覚でしょう。
みんな日常と違う、特別な時間を体験しているんです」
「非日常的な空間ですか?」
「夏の花火大会になると、普段は着物など着ない女性がこぞって浴衣を着ます。
solemnityのサロンに行く為にお洒落しようかな、お客様にそう思われたい」
「具体的には、どういう施設になるんですか?」
「現在、一ノ瀬グループ内で実施プランを策定中です。
出来上がり次第、内示しますのでお待ち下さい」
西急百貨店の担当者と打ち合わせは、継続審議となった。
俺が作りたい施設が、英国式のティールームだ。
solemnityのドレスで行きたくなる、最高のおもてなしをしたい。
非日常の体験を提供する。
「ティールームが出来たら、私が行きたいよ」
一ノ瀬グループで社長室付きの聖苑に話すと、喜んで手伝ってくれる。
社長の許可を取って、食品卸部門と外食部門の担当者と打ち合わせを始めた。
「本物の英国式ティータイムを体験出来る施設を作りたい。
初めは新宿の本店に作り色々とテストして、solemnityのサロンに併設して行く。
私たちと一緒に仕事を進める、相手を探しているんだ」
「うちの輸入食品部は、イギリス直輸入の紅茶を取り扱っています。
軽食やデザートも出すんでしょうから、食材は任せて下さい」
食品卸の担当者は、もう前のめりに成っていた。
「デザートは、外部で作って持ち込む方がコストを抑えられます。
当社が合弁している、焼菓子工房か北海道のlanket of snow社なら本物のデザートが提供出来るでしょう」
外食部門は、相手を推薦してくれた。
すぐに、加山社長に報告を上げる。
「まずは、蒼海君と聖苑さんがロンドンで本物のティータイムを体験して来て欲しい。
英国行きは、二人で出張ということにしておこう」
重要な仕事を与えられて、卒業旅行は出張になった。
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる