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恋バナを聞いてみた
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前日に試験が終わって虚脱感が漂う放課後、書道部に行った。
美乃里が先に来ていたが、話しかけなかった。
高橋と上手く行ってるのだろう、顔がニヤけている。
俺に話したくてしょうがない、そんな空気を出している。
あえて無視していた。
「高橋君と話した?」
探りを入れてくる。
「明後日、英語研究会で会うよ」
あえて、冷たく答えた。
「高橋君から、付き合ってって言われた」
「OKしたんだ」
「何で?」
「美乃里の顔に書いてある」
「南城君、彼の背中を押してくれたんでしょう?」
高橋君から何も聞いてない以上、トラップかもしれない。
「別に、何もしてない」
トボケてみた。
「南城君に相談したから、誘ってくれた」
「美乃里は、何を着ていったんだ?」
「ワンピースにファーコートよ。
ちょっと大人っぽいの」
「デート慣れしてない高橋には、ハードルが高いな」
「そんなこと、ないよ。
ヨットブランドのパーカー、着こなしてた」
「あいつの家、金持ち?」
「お医者さんだもん。
パーカー、お父さんのお下がりって言ってた」
そりゃあ、美乃里が催促するくらい狙うわけだ。
美乃里が先に来ていたが、話しかけなかった。
高橋と上手く行ってるのだろう、顔がニヤけている。
俺に話したくてしょうがない、そんな空気を出している。
あえて無視していた。
「高橋君と話した?」
探りを入れてくる。
「明後日、英語研究会で会うよ」
あえて、冷たく答えた。
「高橋君から、付き合ってって言われた」
「OKしたんだ」
「何で?」
「美乃里の顔に書いてある」
「南城君、彼の背中を押してくれたんでしょう?」
高橋君から何も聞いてない以上、トラップかもしれない。
「別に、何もしてない」
トボケてみた。
「南城君に相談したから、誘ってくれた」
「美乃里は、何を着ていったんだ?」
「ワンピースにファーコートよ。
ちょっと大人っぽいの」
「デート慣れしてない高橋には、ハードルが高いな」
「そんなこと、ないよ。
ヨットブランドのパーカー、着こなしてた」
「あいつの家、金持ち?」
「お医者さんだもん。
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そりゃあ、美乃里が催促するくらい狙うわけだ。
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