（完結） 転生して１６歳から人生やり直し

再会してみた

土曜日、電車で博多に向かった。
久しぶりの大学は、春の陽光に輝いている。

高校生向けの英会話グループは、大学英検部のボランティア活動の一環だ。
門戸は、開かれている。
制服を着たミッション系の女子高生が３人いたのが、珍しい。

『は～い、koki 久しぶり』

『yuri 、3カ月ぶりだな』

『彼女と上手くいってる？』

『ああ、順調だよ』

指導する学生が入ってきて、グループレッスンが始まった。
ここでは高校のように、リードする必要が無いので気楽に話せる。
あっという間に、２時間が過ぎた。

終わった後、学食でyuri と食べながら話す。

『koki 、以前より表現の幅が広くなってる。
どうしたの？』

『春休みは彼女の勉強につき合って、中学の英語を１週間でやり直した』

『基礎からやり直したわけね』

『夜に一人になって、高校の英語をやるとスムーズに出来たよ』

『彼女とホテルに行ってるの？』

『親が交際を認めてくれたので、親がいない時間に俺の部屋でsexしてる』

『親が理解者なのね』

『彼女とは幼なじみだから、許嫁みたいなものさ』