超廃課金勢のソシャゲ転生~俺がガチャを引いたら異世界者が転生してくる件について~

嵐を巻き起こす男

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第1章 魔王軍VS地球軍編

第三十三話 相手は地球

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「今この世界は滅亡の危機を迎えてるの。だから少しでも戦力が欲しい。もちろんあなた達が拒むなら止めない、でも私はこの世界を確実に救いたいの。もしもあなた達が私達側についてくれるというなら、報酬は惜しむつもりはない。お願い、私と共に世界を救ってくれない?」
「もちろんです! 俺は、俺達は、魔王様についていきます!」
「ちょっと待つのじゃ!」
「なんだよミツハ、世界を救う手伝いだぞ? やらなければならないだろう?」
「落ち着くのじゃ、我はやらぬとは言っておらんじゃろう?」
「じゃあどうして?」
「まだ詳細は聞いておらんじゃろう? 何故世界は滅亡の危機にあるのか、何故我等の力を求めているのか、そして、我等が何をすればいいのか。それを聞いてからでも遅くないじゃろう。我が干渉していい部分かもわかっておかねばならぬしな」
「干渉していい部分ってどういうことだ?」
「神には約束というものがあるのじゃ。我もそのルールのなかでしか動くことが出来ないのじゃ」


 なるほど、神にも制約があるってことか。たしかに神に制約がなかったらどんな悪い神が現れるかわかったもんじゃないもんな。まあ即刻他の神に制裁される気はするんだけども、その前に殺されちゃった人とかその他生物は可哀想すぎるもんな。


「ミツハ様って神なのですか!?」


 あっ、敬語の魔王様も可愛い。


「ああ、そうじゃ。じゃがお主の相手も神なのではないか?」
「……よくわかりましたね」
「神じゃからな、それくらいは当然なのじゃ」


 うん、絶対魔王様の心読んでるよね。


「とにかく、我に全て話してみるのじゃ。内容によっては我等がお主の味方になってやるのじゃ」
「ありがとうございます、ミツハ様」
「敬語はやめろと部下に言っておったのは誰じゃ? 我にも敬語は使わなくていいのじゃ」


 ミツハたん、成長したなぁ。初めは我を崇めるのじゃとか言っていたような気がするんだけど、よかったよ。これが親の気持ちというやつなのかな?


「じゃ、遠慮なくいつも通りの口調で喋らせてもらうよ。私が異変に気がついたのは2年ほど前のことでさ、人間領も魔族領も少しずつ力が衰えていたんだよ。だから私は魔族を鼓舞する王として、また、人間の明確な敵として魔王になったのさ。そして、裏で力のあるものを集めていたのさ」
「ちょっと待ってくれ」
「どうしたの? 荒巻」


 荒巻だと……もっかい呼んでほしい!
 いやいや、そうじゃなくてだな。


「何故力のあるものを集める必要があったんだ?」
「ごめん、それを初めに話すべきだったね。ミツハとかは少し感づいているかもしれないんだけど、異世界からこちらに侵攻してくる勢力が現れたんだ。そこには神も絡んでいるようでね。私達だけでは少々手こずっていたのさ」
「異世界? それってどこの?」
「まあ他の世界の名前だからわからないと思うんだけど、地球という星がある世界だよ」
「うそ……だろ……」


 地球だと!?そんな……そんなことって……。


「そうだと思ったのじゃ」
「まさかミツハたんわかってたのか!?」
「いや、そうじゃないかという予感がしたのじゃ。この世界と地球は我から見て近いといえる。人間にはわからんじゃろうがな」
「だとしたら俺はどっちにつけばいいんだよ!」
「それはお主が決めることじゃ。じゃが、答えは出ているのじゃろう?」


 俺は、俺はどうすれば……。


「まさかあなた達は元々地球に住んでいた転生者なの?」
「ええ、俺とこのサリエルは元地球人です」
「あなた達には辛い選択をさせてしまうね。もし、もしよかったら私達についてくれると嬉しいんだけど、地球側につくというのなら容赦は出来ないよ」


 ここで地球につくといったら俺は殺されるのかな。まあそんなこと考えても関係ないけどさ。


「俺はもちろん魔王様につきます。サリエルは……どうする?もし地球側につくというなら、俺はお前が地球に戻れるように全力で守るよ。俺には気を遣わなくていいから、自分で決めてくれ」
「私はご主人様がつく方につきますよ。というか私が地球側につくなんていったら殺されそうですし」
「そうだな」


 サリエル、ありがとう。


「もちろん私も新人君の方につくのだー」
「新人君って、もう結構レベル上げたぞ?」
「それでもまだまだ私からすれば新人君なのだー」


 うっ、シャルティアたんに言われたら反論できないな。でも味方についてくれてよかったよ。


「みんな自分の意見は決まったようじゃな。我も地球の担当の神には少し因縁があるのじゃ。ということで魔王側につくのじゃ」


 これで全員魔王様サイドってことだな。地球が相手だなんて少し辛いけど、魔王様のためならなんだってするぜ!


「ありがとう、みんな、ありがとう」


 魔王様は泣きながら俺達を祝福してくれた。こんなことで泣いてくれる魔王様を俺は絶対守りたいと思った。
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