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第1章 魔王軍VS地球軍編
第五十七話 サリエル様VS魔王軍幹部フレア
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「じゃあ、今日からアスカさんにはこの人達と一緒に英雄になってもらうよ。さっきも話したとおり時間が無いからよろしくね」
「ええ、わかったわ」
「よろしくな」
「ええ、よろしく」
アスカさんは頭がとてもいいっぽいから作戦とかは頼っていこう。使えるものは全て使う主義なんでね。
「ねぇ、ところであなた達正式なパーティーの名前が決まっていないらしいわね。どちらにせよ私達は一緒に動くことになるのだから、私も含めた5人でパーティーを再編成しない?」
「そうだな。みんなもそれでいいか?」
「わかったのじゃ」
「もちろんです」
「ぐむむー、仕方ないのだー」
良かった。シャルティアたんとアスカさんには早めに仲良くなってほしいな。2人が仲間割れでもしたら大幅な戦力ダウンになっちゃうから。
「チーム名は……そうね。いっそのこと英雄とかにしてみる?」
「なるほど、たしかにそれならみんなも呼びやすそうだよな。調子のってるって思われそうだけど」
「大丈夫よ、私達は仮にもSランク召喚士なのだから」
まあ、みんなが納得してくれなかったらそもそもこの計画は失敗ってことになるしね。
「俺はいいと思うな。他に意見あるか?」
うん、この誰も文句言わない感じ、とても好きだよ。
「それじゃあ、その申請とその他諸々のために一旦ギルドに帰るか。どっちのギルドに行ったほうがいいかな?」
「どっちとはどういう意味よ?」
「いや、今まで俺らが行ってたほうか、アスカさんが言ってたほうか」
「それならどっちでもなくて、本部の方に行ったほうがいいと思うわよ?」
「本部? それってどこにあるんだ?」
「そんなことも知らないわけ?」
「まあ、異世界者だから……」
「そういえばそんな事言ってたわね。魔王城はこの大陸の最も北にあるのだけれど、ギルド本部はその逆の大陸の最も南にあるわ。まあ結構遠いわね」
「そこは……執事さん、お願い出来ますか?」
「私はよろしいのですが、魔王様が幹部様方との手合わせを用意してくださっておりますので、その試合が終わってからということでよろしいでしょうか?」
えっ!? 聞いてないよ、先に言ってよ魔王様! いやまあ有難く手合わせさせてもらうけどね!
「荒巻君達、試合の準備が出来たよー。今から開戦!」
「どういう試合形式なんですか?」
「相手がまいったと言うか戦闘不能になるかしたら勝ちで、幹部とトーナメントしてもらうわ。うちの幹部4人と執事さん、あなた達4人とアスカさんで10人でしょ? まあすこしシード枠が必要になっちゃうけど、トーナメントするしかないよね!」
「私も入っているの!?」
「当たり前じゃん。今日から一緒に戦ってもらうんだから」
「……しかたないわね」
「解説は私がするよー」
「解説!?」
「うん、面白そうだなって」
マジか、魔王様に恥ずかしい姿は見せられないぞ。せめてギリギリくらいで負けないと。
「それじゃあ第1回戦、サリエルVSフレア! 両者リングに上がって!」
サリエル様と、厨二病ことフレアさんが魔王様が適当に作ったであろうガタガタのラインが引いてあるリングに入る。その瞬間ラインの周りに透明な壁のようなものが現れた。
「安全のために魔法障壁貼ってるよ! ガンガン戦っちゃってね!」
「これなら安全そうですね。フレアさん、手加減はしませんよ?」
「ふっ」
「それでは、試合……開始!」
合図があったその瞬間にサリエル様は動き出していた。そして躊躇なくフレアさんの腕を狙う。さすがサリエル様だぜ。
「ふん、悪魔炎(デビルバーン)」
「おおっと!? フレアの魔法が炸裂したァ!」
腕を取りにいったサリエル様は暗黒の炎に包まれていた。あの速度で腕を取りに行ったというのに、フレアさんは傷ひとつ負うことなく、完全に避け、反撃を繰り出していた。
「ぐあっ、あっ、熱い、熱いぃぃぃぃぃぃ」
「降参か?」
「と言うとでも思いましたか?」
サリエル様は水魔法で炎を消火し、また攻撃を繰り出していた。サリエル様いつのまに魔法使えるようになったの!?
「今度は油断しませんよ」
最高速の剣舞を見せるサリエル様にフレアさんはなすすべがなかった。
「サリエル、速い速いィ! このまま勝ってしまうのか!?」
「ふん、そろそろ本気出すか……」
「強がりですか?」
「力付加(エンチャントプラス)」
赤い光がフレアさんを包む。
「おおっと!? フレアの本気モードだ! 久しぶりに見た! これは期待できる!」
「死炎(デスファイア)」
「私に炎の攻撃は効きませんよ」
サリエル様は水魔法で炎を消火しようとする。だが……。
「なんで!? 消えない!?」
「ふん、嘗めるな」
「うぐっ、あっ、ぐっ、降参……よ……」
「ああっと!? ここでサリエル降参だ! 勝者はフレアです!」
「ふん」
嘘だろ!? あのサリエル様が、あっさりと負けてしまった……。
「ふふーん、うちの幹部は強いでしょ!」
「すみません……ご主人様……」
「いや、サリエル様はよくやったよ。相手が強かった」
実際サリエル様はいままでよりだいぶ強かったと思う。魔王軍幹部、マジでやばいな……。
「ええ、わかったわ」
「よろしくな」
「ええ、よろしく」
アスカさんは頭がとてもいいっぽいから作戦とかは頼っていこう。使えるものは全て使う主義なんでね。
「ねぇ、ところであなた達正式なパーティーの名前が決まっていないらしいわね。どちらにせよ私達は一緒に動くことになるのだから、私も含めた5人でパーティーを再編成しない?」
「そうだな。みんなもそれでいいか?」
「わかったのじゃ」
「もちろんです」
「ぐむむー、仕方ないのだー」
良かった。シャルティアたんとアスカさんには早めに仲良くなってほしいな。2人が仲間割れでもしたら大幅な戦力ダウンになっちゃうから。
「チーム名は……そうね。いっそのこと英雄とかにしてみる?」
「なるほど、たしかにそれならみんなも呼びやすそうだよな。調子のってるって思われそうだけど」
「大丈夫よ、私達は仮にもSランク召喚士なのだから」
まあ、みんなが納得してくれなかったらそもそもこの計画は失敗ってことになるしね。
「俺はいいと思うな。他に意見あるか?」
うん、この誰も文句言わない感じ、とても好きだよ。
「それじゃあ、その申請とその他諸々のために一旦ギルドに帰るか。どっちのギルドに行ったほうがいいかな?」
「どっちとはどういう意味よ?」
「いや、今まで俺らが行ってたほうか、アスカさんが言ってたほうか」
「それならどっちでもなくて、本部の方に行ったほうがいいと思うわよ?」
「本部? それってどこにあるんだ?」
「そんなことも知らないわけ?」
「まあ、異世界者だから……」
「そういえばそんな事言ってたわね。魔王城はこの大陸の最も北にあるのだけれど、ギルド本部はその逆の大陸の最も南にあるわ。まあ結構遠いわね」
「そこは……執事さん、お願い出来ますか?」
「私はよろしいのですが、魔王様が幹部様方との手合わせを用意してくださっておりますので、その試合が終わってからということでよろしいでしょうか?」
えっ!? 聞いてないよ、先に言ってよ魔王様! いやまあ有難く手合わせさせてもらうけどね!
「荒巻君達、試合の準備が出来たよー。今から開戦!」
「どういう試合形式なんですか?」
「相手がまいったと言うか戦闘不能になるかしたら勝ちで、幹部とトーナメントしてもらうわ。うちの幹部4人と執事さん、あなた達4人とアスカさんで10人でしょ? まあすこしシード枠が必要になっちゃうけど、トーナメントするしかないよね!」
「私も入っているの!?」
「当たり前じゃん。今日から一緒に戦ってもらうんだから」
「……しかたないわね」
「解説は私がするよー」
「解説!?」
「うん、面白そうだなって」
マジか、魔王様に恥ずかしい姿は見せられないぞ。せめてギリギリくらいで負けないと。
「それじゃあ第1回戦、サリエルVSフレア! 両者リングに上がって!」
サリエル様と、厨二病ことフレアさんが魔王様が適当に作ったであろうガタガタのラインが引いてあるリングに入る。その瞬間ラインの周りに透明な壁のようなものが現れた。
「安全のために魔法障壁貼ってるよ! ガンガン戦っちゃってね!」
「これなら安全そうですね。フレアさん、手加減はしませんよ?」
「ふっ」
「それでは、試合……開始!」
合図があったその瞬間にサリエル様は動き出していた。そして躊躇なくフレアさんの腕を狙う。さすがサリエル様だぜ。
「ふん、悪魔炎(デビルバーン)」
「おおっと!? フレアの魔法が炸裂したァ!」
腕を取りにいったサリエル様は暗黒の炎に包まれていた。あの速度で腕を取りに行ったというのに、フレアさんは傷ひとつ負うことなく、完全に避け、反撃を繰り出していた。
「ぐあっ、あっ、熱い、熱いぃぃぃぃぃぃ」
「降参か?」
「と言うとでも思いましたか?」
サリエル様は水魔法で炎を消火し、また攻撃を繰り出していた。サリエル様いつのまに魔法使えるようになったの!?
「今度は油断しませんよ」
最高速の剣舞を見せるサリエル様にフレアさんはなすすべがなかった。
「サリエル、速い速いィ! このまま勝ってしまうのか!?」
「ふん、そろそろ本気出すか……」
「強がりですか?」
「力付加(エンチャントプラス)」
赤い光がフレアさんを包む。
「おおっと!? フレアの本気モードだ! 久しぶりに見た! これは期待できる!」
「死炎(デスファイア)」
「私に炎の攻撃は効きませんよ」
サリエル様は水魔法で炎を消火しようとする。だが……。
「なんで!? 消えない!?」
「ふん、嘗めるな」
「うぐっ、あっ、ぐっ、降参……よ……」
「ああっと!? ここでサリエル降参だ! 勝者はフレアです!」
「ふん」
嘘だろ!? あのサリエル様が、あっさりと負けてしまった……。
「ふふーん、うちの幹部は強いでしょ!」
「すみません……ご主人様……」
「いや、サリエル様はよくやったよ。相手が強かった」
実際サリエル様はいままでよりだいぶ強かったと思う。魔王軍幹部、マジでやばいな……。
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