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第1話:勇者参上!
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上空で自衛隊が宇宙機怪獣と戦闘を繰り広げているとはつゆ知らず、良美達はお昼を過ごしていた。
「ほら早くしないとお昼休みが終わっちゃうよ。作もそんな物しまって早く食べよう」
「わかったよ」
留美に睨まれた作は、渋々とプラモデルの箱をリュックにしまい、お弁当に向き直った。
「ねえ、なおくん、るみちゃん。何か妙な音がしない?」
残念そうな目でプラモデルの箱を追っていた良美だったが、何か聞こえると言い出した。
「ん…、確かにキーンと音がするな。この音はジェットエンジンかな?」
作は耳を傾けてしばらく考えるとそう答えた。
「音なんて気にしないで、早く弁当、食べちゃいましょ。私達遅れてるわよ…」
留美の言う通り、教室は昼食を終えスマフォを取り出してゲームを始めたりSNSに書き込んだりするクラスメートが出始めていた。
「おう、ちょっと急ごうか」
「うん」
作と良美が弁当に向き直ったところで、SNSを見ていた生徒の一人が突然騒ぎ出した。
「おい、今SNSで見たけど、宇宙機怪獣が日本に向かってるって」
そう言われると、スマフォを持っていた生徒が慌てて情報を検索し始めた。
「ホントだ~。北陸に向かっているってさ~」
「マジかよ。…げっ、本当にこっちに来ているらしいぞ」
「えーっ、何で北陸に来るんだよ。東京に行けよ。あっちの方が都会だろ」
SNSやWebニュースで宇宙機怪獣の情報を見て、教室がざわつき始める。
「これじゃ今日は午後から休校だな。早く帰れる…」
そんな中、クラスでもお調子者の一人が嬉しそうに叫んだ。
その時、突然雷のような衝撃音が轟き、校舎は巨大地震に襲われたように大きく揺れた。良美達やクラスメート達は、上下に揺れで教室の床に叩きつけられる事になった。
◇
教室の中で、最初に立ち上がったのは作であった。ラグビー部である作は、体をぶつけあって地面に激突するという状況になれていた。先ほどもとっさに受け身をとり、ダメージを最小限に抑えていた。
「酷い目に遭ったぜ。おい、みんな大丈夫か?」
作があたりを見回すと、クラスメートのほとんどが床に倒れてうめいている状態だった。
「あーびっくりした。乙女の体が青あざだらけになっちゃったよ。一体何が起きたのよ」
隣で床に倒れていた留美が、体をさすりながら床に座り込んだ。留美は青あざができたとか言っているが、とっさに腕と足で衝撃を和らげていたのか目立った怪我は無かった。さすがバスケ部のエースという所であった。
「よっちゃんは…って。あちゃ~なんて格好だよ」
作が隣に目をやると、そこには後頭部から床に倒れ、派手にスカートがめくり上がった状態の良美が目に入った。
猫柄のお子さまパンツを丸だしにして倒れている良美を見て、作はあわててスカートの乱れを直した。ドジっ子の良美のこんな姿は、作にとって見慣れたものなのだが、他のクラスメート…特に男子に見せるつもりはなかった。
「おーい、よっちゃん?」
「…」
スカートを整えた作は、良美を床に横たえたが、頭を打って気を失っているのか返事がなかった。
「返事がない、ただの屍のようだ…って、こりゃボケてる場合じゃないな」
良作は、手慣れた様子で良美の呼吸と心拍数をチェックする。ラグビー部では頭を打って失神する人もまれに出るため、作もこういったことに手慣れていた。
「ねえ、良美は大丈夫なの?」
留美が心配そうな顔で作と良美を覗き込む。
「呼吸も乱れてないし、心拍数も問題ないか…。大丈夫だとは思うけど、念のために病院で検査を受けた方が良いかな。えーとスマフォはどこに行ったかな~」
作がリュックからスマートフォンを取り出そうとしたところで、突然留美がその手に抱きついてきた。
「作、アレは何?」
突然留美に抱きつかれ、意外にボリュームのある胸の感触に作は顔を赤らめた。
「ちょっと、留美、手を離してくれ。早く救急車呼ばないと…」
「そんな事より、作、あれを見てよ!」
留美を手から引きはがそうとする作に対し、留美は強引に作の顔を窓の方向に向けた。
良美達の通う高校の校舎は、鉄筋コンクリート三階立てほぼコの字型の建物である。北に正面玄関と特別教室があり、南側に教室が配置されている。グラウンドは教室の南側に面しており、教室の窓からグラウンドは一望出来る配置となっている。
良美達二年生の教室は二階にあり、窓からはグラウンドが見下ろせる。昼休みであり、夏の日差しが照りつけるグラウンドには誰もいないはずだった。
「そんな事って、一体何を見ろっていうんだよ。まさかグラウンドに宇宙機怪獣でも落ちてきたっていうのか?」
そういって作がグラウンドを見ると、
「…って。ありゃ何だ?」
そこには足を地面にめり込ませた巨人が存在していた。
「そんなの私に分かるわけないでしょ!」
「まさか本当に宇宙機怪獣? 宇宙機怪獣ってたしかワイバーンみたいな姿だったはずだったよな?」
「だから、私に聞いても分からないわよ!」
作のボケた問いかけに対して、留美は怒鳴るように答えた。
そんな二人の周りでは、ようやく床から起きあがったクラスメート達がパニックに陥っていた。
「痛い、足の骨が折れてるわ。誰か救急車を呼んでよ!」
「おい、早く俺の上から退いてくれ!」
「ひどい地震だったな。地面がひっくり返ったかと思ったぜ」
「おい、窓の外を見ろ。何じゃありゃ、巨人が落ちてきたのか?」
「空から女の子じゃなくて巨人が落ちてくる…こんなパターンは斬新すぎるぜ」
「巨人って、人を食べるんじゃ…」
「そりゃ進○の巨人だ!」
怒号や悲鳴…じゃない物も混じっていたが、良美達のクラスメートは酷い混乱状態であった。
作と留美、そして混乱するクラスメート達がそんな状態の中、全高十メートルほどの巨人は、足を地面から引っこ抜くことに四苦八苦していた。
そしてようやく片足が地面から抜けたところでバランスを崩した巨人は、そのまま校舎に向かって倒れ込んできた。
「マジかよ」
「ええっ?」
作と留美が呆然と見守る中、校舎は倒れてきた巨人によって大きく破壊されてしまった。
「ほら早くしないとお昼休みが終わっちゃうよ。作もそんな物しまって早く食べよう」
「わかったよ」
留美に睨まれた作は、渋々とプラモデルの箱をリュックにしまい、お弁当に向き直った。
「ねえ、なおくん、るみちゃん。何か妙な音がしない?」
残念そうな目でプラモデルの箱を追っていた良美だったが、何か聞こえると言い出した。
「ん…、確かにキーンと音がするな。この音はジェットエンジンかな?」
作は耳を傾けてしばらく考えるとそう答えた。
「音なんて気にしないで、早く弁当、食べちゃいましょ。私達遅れてるわよ…」
留美の言う通り、教室は昼食を終えスマフォを取り出してゲームを始めたりSNSに書き込んだりするクラスメートが出始めていた。
「おう、ちょっと急ごうか」
「うん」
作と良美が弁当に向き直ったところで、SNSを見ていた生徒の一人が突然騒ぎ出した。
「おい、今SNSで見たけど、宇宙機怪獣が日本に向かってるって」
そう言われると、スマフォを持っていた生徒が慌てて情報を検索し始めた。
「ホントだ~。北陸に向かっているってさ~」
「マジかよ。…げっ、本当にこっちに来ているらしいぞ」
「えーっ、何で北陸に来るんだよ。東京に行けよ。あっちの方が都会だろ」
SNSやWebニュースで宇宙機怪獣の情報を見て、教室がざわつき始める。
「これじゃ今日は午後から休校だな。早く帰れる…」
そんな中、クラスでもお調子者の一人が嬉しそうに叫んだ。
その時、突然雷のような衝撃音が轟き、校舎は巨大地震に襲われたように大きく揺れた。良美達やクラスメート達は、上下に揺れで教室の床に叩きつけられる事になった。
◇
教室の中で、最初に立ち上がったのは作であった。ラグビー部である作は、体をぶつけあって地面に激突するという状況になれていた。先ほどもとっさに受け身をとり、ダメージを最小限に抑えていた。
「酷い目に遭ったぜ。おい、みんな大丈夫か?」
作があたりを見回すと、クラスメートのほとんどが床に倒れてうめいている状態だった。
「あーびっくりした。乙女の体が青あざだらけになっちゃったよ。一体何が起きたのよ」
隣で床に倒れていた留美が、体をさすりながら床に座り込んだ。留美は青あざができたとか言っているが、とっさに腕と足で衝撃を和らげていたのか目立った怪我は無かった。さすがバスケ部のエースという所であった。
「よっちゃんは…って。あちゃ~なんて格好だよ」
作が隣に目をやると、そこには後頭部から床に倒れ、派手にスカートがめくり上がった状態の良美が目に入った。
猫柄のお子さまパンツを丸だしにして倒れている良美を見て、作はあわててスカートの乱れを直した。ドジっ子の良美のこんな姿は、作にとって見慣れたものなのだが、他のクラスメート…特に男子に見せるつもりはなかった。
「おーい、よっちゃん?」
「…」
スカートを整えた作は、良美を床に横たえたが、頭を打って気を失っているのか返事がなかった。
「返事がない、ただの屍のようだ…って、こりゃボケてる場合じゃないな」
良作は、手慣れた様子で良美の呼吸と心拍数をチェックする。ラグビー部では頭を打って失神する人もまれに出るため、作もこういったことに手慣れていた。
「ねえ、良美は大丈夫なの?」
留美が心配そうな顔で作と良美を覗き込む。
「呼吸も乱れてないし、心拍数も問題ないか…。大丈夫だとは思うけど、念のために病院で検査を受けた方が良いかな。えーとスマフォはどこに行ったかな~」
作がリュックからスマートフォンを取り出そうとしたところで、突然留美がその手に抱きついてきた。
「作、アレは何?」
突然留美に抱きつかれ、意外にボリュームのある胸の感触に作は顔を赤らめた。
「ちょっと、留美、手を離してくれ。早く救急車呼ばないと…」
「そんな事より、作、あれを見てよ!」
留美を手から引きはがそうとする作に対し、留美は強引に作の顔を窓の方向に向けた。
良美達の通う高校の校舎は、鉄筋コンクリート三階立てほぼコの字型の建物である。北に正面玄関と特別教室があり、南側に教室が配置されている。グラウンドは教室の南側に面しており、教室の窓からグラウンドは一望出来る配置となっている。
良美達二年生の教室は二階にあり、窓からはグラウンドが見下ろせる。昼休みであり、夏の日差しが照りつけるグラウンドには誰もいないはずだった。
「そんな事って、一体何を見ろっていうんだよ。まさかグラウンドに宇宙機怪獣でも落ちてきたっていうのか?」
そういって作がグラウンドを見ると、
「…って。ありゃ何だ?」
そこには足を地面にめり込ませた巨人が存在していた。
「そんなの私に分かるわけないでしょ!」
「まさか本当に宇宙機怪獣? 宇宙機怪獣ってたしかワイバーンみたいな姿だったはずだったよな?」
「だから、私に聞いても分からないわよ!」
作のボケた問いかけに対して、留美は怒鳴るように答えた。
そんな二人の周りでは、ようやく床から起きあがったクラスメート達がパニックに陥っていた。
「痛い、足の骨が折れてるわ。誰か救急車を呼んでよ!」
「おい、早く俺の上から退いてくれ!」
「ひどい地震だったな。地面がひっくり返ったかと思ったぜ」
「おい、窓の外を見ろ。何じゃありゃ、巨人が落ちてきたのか?」
「空から女の子じゃなくて巨人が落ちてくる…こんなパターンは斬新すぎるぜ」
「巨人って、人を食べるんじゃ…」
「そりゃ進○の巨人だ!」
怒号や悲鳴…じゃない物も混じっていたが、良美達のクラスメートは酷い混乱状態であった。
作と留美、そして混乱するクラスメート達がそんな状態の中、全高十メートルほどの巨人は、足を地面から引っこ抜くことに四苦八苦していた。
そしてようやく片足が地面から抜けたところでバランスを崩した巨人は、そのまま校舎に向かって倒れ込んできた。
「マジかよ」
「ええっ?」
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