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第9話:総攻撃
Bパート(1)
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火星タコを追い払ったアルテローゼだが、
『レイチェルが誘拐されただと!』
ディビットから、驚愕の事実を知らされることになった。
『どうして船からレイチェルが誘拐されるのだ。周りは海だぞ。それとも、革命軍は空でも飛んで逃げたとでも言うのか!』
レイフは、レイチェルが巡視船から誘拐されたという非常識な出来事に、驚くというより怒ってしまった。
『レイフ、済まない、まさかマーズ海運会社の連中があんなモノまで持っているとは思っていなかったんだ』
通信に出たディビットは、ずぶ濡れの状態で謝ってきた。背後のマイケルやクリストファーも同様にずぶ濡れであり、艦橋は水浸しだった。
『(どうして皆濡れているのだ? 火星タコに海水でも掛けられたのか? …いや今はそんな事はどうでも良い) あんなモノとは何なのだ? レイチェルはそれに掠われたのか?』
『あんなモノとは、潜水艦のことだ。しかも巡視船の海中探知機では補足できないほどのステルス性能を持つ、とんでもないモノだ。マーズ海運は、火星の海に潜水艦を隠していたんだ』
ディビットは、そう言って、革命軍に出し抜かれたのが悔しいのかコンソールに拳を叩きつけていた。
『(潜水艦とは…なるほど、海に潜る船のことか。この世界の者達は変なモノを作るのだな)とにかく、その潜水艦がどこに向かったか分からないのか、今ならまだ追いつけるかもしれん』
レイフは、アルテローゼのデータベースから潜水艦を検索し、その概要を理解した。潜水艦は以外と早く、四十ノット以上を出す物もいるらしいが、マリンフォームの最高速度は六十ノットである。逃げた方向さえ間違えなければ、十分追いつけるのだ・
「そうだよ、グズグズしていたら金髪ドリルがさらわれちゃうよ」
アイラも、追いかけるのに賛成であると主張する。
『えーっと、ちょっと待てよ、監視カメラの画像から判断すると、まっすぐ北に向かっているな』
ディビットは、左舷のカメラ画像から潜水艦が向かった方向から予想進路を地図に表示した。潜水艦は、北上して火星の極冠にある北極洋を目指していた。
『なるほど、北に向かってオリンポスに向かうつもりか。よし、今から追いかけるぞ。アイラ、スティックを握れ』
「了解だよ」
潜水艦が向かった先が分かれば追いかける航路も算出できる。レイフは直ぐに追いかけることにした。
『ホァンの回収が終わったら、こっちもアルテローゼを追いかけるからな』
『ホァンの回収? よく分からんが、急いでくれよ。では、儂らは行くぞ』
ディビットの言葉を聞き流し、アルテローゼは推力前回で飛び出た。
その後ろから、ようやく動き出した巡視船が追いかけてくるが、スピードはアルテローゼの方が圧倒的に早い。巡視船はあっという間に水平線に消えていった。
『潜水艦が出て、十数分の差。必ず追いつける』
「でも、海の中にいるんでしょ。見つけられるの?」
実際水中にいる潜水艦を見つける手段は、結局海中探知機を使うしかない。しかし、逃げた潜水艦は巡視船とアルテローゼの海中探知機をかいくぐるステルス性能を持っている。たとえ追いついたとしても海底深く潜まれては見つけ出せない可能性が高い。
『うむ、そこは愛の力で見つけるぞ』
「あ~い?」
レイフの「愛」という似付かわしくない言葉に、アイラが何とも言えない顔をする。もし、昔のレイフを知る人間が聞いたら、腹を抱えて笑うか、馬鹿にしているのかと怒るような台詞であった。大体醜男のレイフに愛という言葉は似合わないのだ。
『外野、五月蠅い! とにかくレイチェルを見つけるのは儂の愛の力だ!』
「レイフ、誰と話しているの?」
アイラが怪訝な顔をするが、レイフはレイチェルを見つけ出すために集中してしまったので、答えることはなかった。
レイフは、レイチェルを貢げ出すのは愛の力と言っているが、実際はレイチェルの魔力パターンを探索することで、見つけだそうとしていた。これは魔力感知ができるアルテローゼにしか、できないことであった。
『(そろそろ潜水艦に追いついたはず。レイチェルの魔力パターンを見つけ出すのだ)』
レイチェルの魔力パターンを、魔力感知の膨大なデータから見つけ出すのは、砂場から一粒の砂を見つけるような作業である。AIであればそんな作業もこなせるだろうが、レイフは元人間である。気の狂うような作業を延々と行えるのは、愛がなければ不可能なことであった。
『(火星タコの波動がおおいな…これも、これも、違う…一体何処にいったんだ)』
レイフは船の操作をアイラに任せ、魔力感知を続けた。魔力パターンを探す処理を延々と繰り返すうちに、レイフはサブシステムに魔力パターンのフィルター処理ができることに気がついた。レイフが行う魔力感知のデータを数値化してサブシステムに送り、その中からレイチェルの魔力パターンに一致する物を探させるのだ。サブシステムに検索を任せることで、レイフは余裕が出て、魔力検知の反意を一キロ四方から十数キロの範囲に拡大することが可能となった。
『(パターンの一致を発見した…)見つけたぞ!』
追いかけ始めてから三十分ほど経過したところで、レイフはレイチェルの魔力パターンを見つける。
「ここに金髪ドリルがいるのか?」
レイチェルの位置は、モニターのマップに赤い光点で表示された。それは、四十ノットという速度で進んでいた。
『逃がす物か!』
「追いつくよ~」
レイフとアイラは、赤い光点が指し示す位置をめがけ、全力でアルテローゼを駆けさせた。
潜水艦は海面下百メートルの水深で航行してたので、途中からアルテローゼは海中に潜る。水中を進むアルテローゼは、ようやく潜水艦の姿を捕らえることに成功した。
『ようやく追いついた』
「早く金髪ドリルを助けようよ」
『うむ、しかしどうやって助けたら良いのか。捕まえようにもこの深度では変形はできないからな』
「魚雷をぶつけたら上にうかばないかな?」
『今できるのは、それぐらいか。つ! いきなり潜水艦の速度が上がったぞ』
「このままじゃ置いてかれるよ」
「くっ、向こうは更に加速するのか。だが、食い下がってみせる!」
アルテローゼの存在に気付いたのか、潜水艦はその速度を上げた。マリンフォームの海中の最高速度は四十五ノットに対し、潜水艦は四十ノットから一気に五十ノットに増速する。
「くそ、もっと速度を出せアルテローゼ!」
「ああ、バッテリーが…無くなっちゃうよ」
レイフはスピードを出そうとするが、火星タコとの戦いから一度もエネルギー補給をしていなかったアルテローゼのバッテリーは、既に底を突きかけていた。
『ま、待て。待ってくれ~』
レイフの叫びがむなしく水中に拡散する。しかし潜水艦は止まることなく、海の彼方に消えていった。
『レイチェルが誘拐されただと!』
ディビットから、驚愕の事実を知らされることになった。
『どうして船からレイチェルが誘拐されるのだ。周りは海だぞ。それとも、革命軍は空でも飛んで逃げたとでも言うのか!』
レイフは、レイチェルが巡視船から誘拐されたという非常識な出来事に、驚くというより怒ってしまった。
『レイフ、済まない、まさかマーズ海運会社の連中があんなモノまで持っているとは思っていなかったんだ』
通信に出たディビットは、ずぶ濡れの状態で謝ってきた。背後のマイケルやクリストファーも同様にずぶ濡れであり、艦橋は水浸しだった。
『(どうして皆濡れているのだ? 火星タコに海水でも掛けられたのか? …いや今はそんな事はどうでも良い) あんなモノとは何なのだ? レイチェルはそれに掠われたのか?』
『あんなモノとは、潜水艦のことだ。しかも巡視船の海中探知機では補足できないほどのステルス性能を持つ、とんでもないモノだ。マーズ海運は、火星の海に潜水艦を隠していたんだ』
ディビットは、そう言って、革命軍に出し抜かれたのが悔しいのかコンソールに拳を叩きつけていた。
『(潜水艦とは…なるほど、海に潜る船のことか。この世界の者達は変なモノを作るのだな)とにかく、その潜水艦がどこに向かったか分からないのか、今ならまだ追いつけるかもしれん』
レイフは、アルテローゼのデータベースから潜水艦を検索し、その概要を理解した。潜水艦は以外と早く、四十ノット以上を出す物もいるらしいが、マリンフォームの最高速度は六十ノットである。逃げた方向さえ間違えなければ、十分追いつけるのだ・
「そうだよ、グズグズしていたら金髪ドリルがさらわれちゃうよ」
アイラも、追いかけるのに賛成であると主張する。
『えーっと、ちょっと待てよ、監視カメラの画像から判断すると、まっすぐ北に向かっているな』
ディビットは、左舷のカメラ画像から潜水艦が向かった方向から予想進路を地図に表示した。潜水艦は、北上して火星の極冠にある北極洋を目指していた。
『なるほど、北に向かってオリンポスに向かうつもりか。よし、今から追いかけるぞ。アイラ、スティックを握れ』
「了解だよ」
潜水艦が向かった先が分かれば追いかける航路も算出できる。レイフは直ぐに追いかけることにした。
『ホァンの回収が終わったら、こっちもアルテローゼを追いかけるからな』
『ホァンの回収? よく分からんが、急いでくれよ。では、儂らは行くぞ』
ディビットの言葉を聞き流し、アルテローゼは推力前回で飛び出た。
その後ろから、ようやく動き出した巡視船が追いかけてくるが、スピードはアルテローゼの方が圧倒的に早い。巡視船はあっという間に水平線に消えていった。
『潜水艦が出て、十数分の差。必ず追いつける』
「でも、海の中にいるんでしょ。見つけられるの?」
実際水中にいる潜水艦を見つける手段は、結局海中探知機を使うしかない。しかし、逃げた潜水艦は巡視船とアルテローゼの海中探知機をかいくぐるステルス性能を持っている。たとえ追いついたとしても海底深く潜まれては見つけ出せない可能性が高い。
『うむ、そこは愛の力で見つけるぞ』
「あ~い?」
レイフの「愛」という似付かわしくない言葉に、アイラが何とも言えない顔をする。もし、昔のレイフを知る人間が聞いたら、腹を抱えて笑うか、馬鹿にしているのかと怒るような台詞であった。大体醜男のレイフに愛という言葉は似合わないのだ。
『外野、五月蠅い! とにかくレイチェルを見つけるのは儂の愛の力だ!』
「レイフ、誰と話しているの?」
アイラが怪訝な顔をするが、レイフはレイチェルを見つけ出すために集中してしまったので、答えることはなかった。
レイフは、レイチェルを貢げ出すのは愛の力と言っているが、実際はレイチェルの魔力パターンを探索することで、見つけだそうとしていた。これは魔力感知ができるアルテローゼにしか、できないことであった。
『(そろそろ潜水艦に追いついたはず。レイチェルの魔力パターンを見つけ出すのだ)』
レイチェルの魔力パターンを、魔力感知の膨大なデータから見つけ出すのは、砂場から一粒の砂を見つけるような作業である。AIであればそんな作業もこなせるだろうが、レイフは元人間である。気の狂うような作業を延々と行えるのは、愛がなければ不可能なことであった。
『(火星タコの波動がおおいな…これも、これも、違う…一体何処にいったんだ)』
レイフは船の操作をアイラに任せ、魔力感知を続けた。魔力パターンを探す処理を延々と繰り返すうちに、レイフはサブシステムに魔力パターンのフィルター処理ができることに気がついた。レイフが行う魔力感知のデータを数値化してサブシステムに送り、その中からレイチェルの魔力パターンに一致する物を探させるのだ。サブシステムに検索を任せることで、レイフは余裕が出て、魔力検知の反意を一キロ四方から十数キロの範囲に拡大することが可能となった。
『(パターンの一致を発見した…)見つけたぞ!』
追いかけ始めてから三十分ほど経過したところで、レイフはレイチェルの魔力パターンを見つける。
「ここに金髪ドリルがいるのか?」
レイチェルの位置は、モニターのマップに赤い光点で表示された。それは、四十ノットという速度で進んでいた。
『逃がす物か!』
「追いつくよ~」
レイフとアイラは、赤い光点が指し示す位置をめがけ、全力でアルテローゼを駆けさせた。
潜水艦は海面下百メートルの水深で航行してたので、途中からアルテローゼは海中に潜る。水中を進むアルテローゼは、ようやく潜水艦の姿を捕らえることに成功した。
『ようやく追いついた』
「早く金髪ドリルを助けようよ」
『うむ、しかしどうやって助けたら良いのか。捕まえようにもこの深度では変形はできないからな』
「魚雷をぶつけたら上にうかばないかな?」
『今できるのは、それぐらいか。つ! いきなり潜水艦の速度が上がったぞ』
「このままじゃ置いてかれるよ」
「くっ、向こうは更に加速するのか。だが、食い下がってみせる!」
アルテローゼの存在に気付いたのか、潜水艦はその速度を上げた。マリンフォームの海中の最高速度は四十五ノットに対し、潜水艦は四十ノットから一気に五十ノットに増速する。
「くそ、もっと速度を出せアルテローゼ!」
「ああ、バッテリーが…無くなっちゃうよ」
レイフはスピードを出そうとするが、火星タコとの戦いから一度もエネルギー補給をしていなかったアルテローゼのバッテリーは、既に底を突きかけていた。
『ま、待て。待ってくれ~』
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