華麗なる人脈でハーレムを~アラブの王族はハンパなかった~

のらしろ

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第104話 コロンビア政府のサービス

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 マークに会うと、この先のイタリアベニスでも同様に、今度はペトロ共和国のエージェントが待ち構えていると聞く。
 流石にただで情報を貰うと後が怖いので、俺の方からマークに話す。

「城南島のショービジネスに興味はありますか?」

「直人さんが作ろうとしている劇場ですか?」

「ええ、でもあそこはアイドル向けです。
 アニメに関しても何かしら仕掛けたいとも思っておりますが、それよりも今度、仮の劇場を作ってアイドル向けイベントは始めますが、私がお勧めするのはもっと本格的な劇場をあそこに作っても良いかなと。
 もし、その気があるのならそちらと合弁でも考えますよ。
 やる気が無いのでしたら、この企画そのものをするつもりはありませんから」

「え?
 それは……」

「今度の件の借りを、この話で返そうかなと」

「ああ、そういうことですか。
 ならうちが主体でも構いませんね」

「企画運営なら構いませんが資本はこちらが持つことになるかな。
 尤も、こっちもボルネオなどの国際資本になるとお考え下さい」

「となると、あの辺りのアクセスが気になりますね」

「残念ですが、そこには入れませんよ。
 モノレールと水上バス、それにバスの手配は済んでおります」

「ええ、交通インフラ系では日本には敵わないことは上も理解しております。
 私はこの辺りの集客に問題がないかの心配をしたまでです。
 その辺りについて詳しく教えてくれますね」

「インサイダーになるようなことは、おやめくださいね。
 そのお約束を頂けましたら、詳しく資料をお出しできますが」

「あなたとは、これからも良い関係を続けたいですね。
 どうですか、うちのキャサリンを要りませんか」

「あなたの国の人権に関するお考えを疑いたくなりますね」

「え?
 日本国政府だって、お二人も付けたというのにですか。
 しかも、私たちがキャサリンを紹介した後にですよ。
 それを受け取った直人様のお言葉とも思えませんが」

 そういうとマークは仁美さんを見た。
 仁美さんは急に恥ずかしくなったのか顔を真っ赤にして下を向いた。

「彼女をあまりいじめないでくださいね。
 まあ、考えておくということで、ここは許してください」

「分かりました。
 直人様のご提案を本国政府にお伝えして、今回の件は貸し借りなしということで」

「ありがとうございます。
 正直助かります」

「任せてください。
 後は、ベニスでしたっけ。
 そっちもサービスで、しっかり守ります。
 直人様をペトロの連中に横取りなんかされたら、うちが大損ですからね」

「最後のセリフが無ければいい人だと思ったんですが、最後のセリフで安心しました」

 俺は、コロンビア政府の役人と別れて街に出た。

「直人様、今の人の話って?」

「ああ、俺への警告かな。
 大明共和国やペトロ共和国が仕掛けて来るぞ、という警告と俺は受け取ったが。
 まあ、今日は彼らに助けられたということかな」

「え?
 それって……」

「だから、流石にここは大明共和国のおひざ元だ。
 なんでもありらしい。
 下手をすると、今頃俺は海に浮かんでいたかもだって、怖いね」

 俺の話を聞いた仁美さんは震えだした。
 政府の役人、それもキャリアなのに、こういった話は聞かされていなかったようだ。

 まあ、外務ならいやでも耳に入るだろうが経産では聞かないかもしれないな。
 俺は怖がっている仁美さんを連れてひとまず自分のホテルに戻った。

 ホテルに入っても仁美さんの震えが止まらずにいたので、俺は仁美さんの肩を抱いてしばらくじっとしていた。
 こうすれば落ち着くだろうと思ったのだが、昨日は何もしていなかったこともあり、今度は俺の息子が落ち着きを失くしている。

 仁美さんの息遣いも荒くなってきているので、とうとう……
 2時間は格闘していたら、自家用機クルーも観光に飽きたのかホテルに戻ってきた。

 俺が仁美さんと格闘していたことを知ると、彼女たちは躊躇なく乱入してきた。
 そこからさらに2時間、俺もずいぶん体力が付いてきた。

 それからみんなで広々とした風呂に一緒に入り、一息付けた。
 確かに広い風呂のはずがずいぶん狭く感じたのはいっぺんに入った人数のせいか。
 まあ、体もきれいに洗えたので良しとする。

 それからさほどの間を開けずに視察組のかおりさんが戻ってきた。

「おかえりなさい、かおりさん。
 変わった事はありませんでしたか」

「表立ってはありませんでしたね。
 ただ、向こうの責任者がしきりに直人様の行方を聞いてきましたね。
 多分そういう事なんでしょうね」

「向こうの出方として、どっちだったと思います。
 海に浮かぶ方か、女体に溺れる方かどちらかだとは思いますが」

「さあ、どうでしょうかね。
 流石に荒事を仕掛ける雰囲気はありませんでしたから、ハニーの方じゃ無いでしょうか。
 きれいな人が沢山いましたしね」

「どちらにしても、今回はコロンビアに助けられましたね。
 彼女の警告に従って正解だったと」

「ええ、一応日本国政府とは同盟関係ですし、直人様に荒事は仕掛けてこないでしょうね」

「ベニスでもあるらしいよ。
 あっちでもサービスで助けてくれるって」

「え?
 直人様、何かしましたか」

「ああ、城南島での新たな投資案件を提案しておいた。
 ほら、バニーガールズの吉井会長から提案の有ったショービジネスの件だよ。
 向こうにその気があるのなら今度はエニス王子やボルネオも噛ましてブロードウェイのような劇場も良いかなって」

「それで反応は?」

「上に相談するって、それで今回の貸し借りは無しだって言っていたかな」

「は~、それではまた忙しくなりますね」

「最初だけだよ。
 今度はエニス王子も噛ますっていったよね。
 この件が進むようならエニス王子に応援を頼むよ。
 いや、向こうに丸投げかな」

「どちらにしても向こう次第ですね。
 一応今回の件ですが、エニス王子には」

「まだ相談していないから、この視察の帰りによって話してくるよ。
 案外、良い案件になるかとは思うが、コロンビアの参加が無いと迫力に欠けるしね。
 コンテンツの量と質は断然日本よりもあっちの方が上だからね。
 いつでも動けるようにはしておくけど、この先どうなるかは分からないかな」

「では、私たちは……
 用地の確保だけでもしておきましょう」

 視察しょっぱなから事件が起こるなんて、この後のヨーロッパではどうなるのか少し心配になった。

 香港での視察を終え、一団は次の訪問地のイタリア・ベニスに向かった。
 ここでも現地外務省の役人がアテンドについてくれた。

 しかし、役人が通訳に雇った人は、コロンビア政府の息の掛かった人だった。
 早速俺に近づいてきて、「安心してください、私たちが守ります」と日本語でささやかれたのには驚いた。

 もうサービスでやる範疇を超えているような。
 それだけ俺の提案が気に入ったようだ。
 しかも、この通訳も美人ときている。

 絶対に俺をハニー漬けにしたいというコロンビアの意図が透けて見える。
 確かに俺は女好きだよ。
 好き者だと明言しても良いとすら思う。
 でも、俺にも節操というのはある。

 それに何より俺の周りにはもう十分に美人ばかり沢山いるので、正直おなか一杯の感はある。
 それもあってか、ここでもやたらに女性からのアタックがあったが冷静に対処できている。
 本当にヤバイのは、事前にコロンビアのどこぞの機関が排除しているのだろうが、ソフトな奴は見逃している。

 いや、わざと見逃されているのだろうな。
 しかし、ペトロには美人が多いとは聞いているが、俺にアタックをかけてくるのは本当に美人ばかりだ。

 まあ、でも今では俺もかなり慣れてもいる。
 なにせ、俺の処にはいないが、エニス王子の処には数人ペトリ出身の美人がいるので、そういった意味での免疫はある。

 通訳の美人やかおりさんの協力もあり、今のところ簡単にあしらうことができている。

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