3 / 3
その後のふたり
しおりを挟む「オレを捨てる気なの?!美里さん!!」
あ––––~、うるっさい。
「友達と飲みに行くって言っただけじゃん」
「そんでどっかの男に持ち帰られちゃうんでしょー?!美里さんすぐ記憶なくすんだから!」
持ち帰られたのなんかアンタがはじめてだっての。
「ほんと?あーんなベロベロでノリノリで他にないの?」
「ないってば、大体ほとんど登が迎えにきてたし」
「もうアイツ行かねぇじゃん!終電とか関係なくオレ迎え行ってい?!」
「そしたら飲み行くのぐだぐた言わないなら」
たまには酒飲みたいのよ、禁酒とか土台無理な話だったわ。
「う~、前居たお友達もいっしょ?」
「?だれ」
「オレが美里さん迎えに行くまで駅で介抱してくれてた人。あの人何回もオレが知り合いか確認してたし、変なことすんなよって釘刺して帰ってったから、またあの人が居るなら言わない」
釘刺されたのにヤっちゃったのかよこのやろう。
「美里さんがちんこ触らなきゃオレちゃんと送ってけたし!」
そんなことしたのか私。
「も~、誰だかわかんないけどメンバー同じだし次もくるから。大丈夫でしょ?」
頭を撫でたら胸にグリグリ押し付けてきた。
最近この甘えん坊感可愛いとか思いはじめてておおぅ、て感じ。
「来月なったらオレも飲めるから~、そしたら飲み行く回数減らしてオレとも飲んでくれる?」
「飲む飲む、ついに二十歳かー。おめでと」
「ん~、…美里さんオレ好き?」
「えっ?」
急にどうした。
ぎゅうぎゅう抱きしめて胸に顔を埋めて、年下を最大限に利用する沢田が上目遣いを披露する。
「ちょっとはオレのこと好き?」
「……うん」
「好き?」
「好きだよ」
「っ!美里さんっ!!」
バッて押し倒されて、顔中にキスが落ちてくる。
「好き、ちょー好き、はじめて言ってくれたの、ちょー嬉しい。次はおねだりする前に言ってね」
そのまま口が塞がれて、舌を絡められて、こうなったらもう気持ち良さに頭まわらなくなってくる。
キスしながら愛撫されたらすっごい気持ち良くて、今までの経験が嘘のように挿れる前からへろへろになる。
沢田が体を起こして、ゴムの袋を手に持った。
「……ねぇ、私ピル飲んでんだけど」
「っ!う、うん」
ビクッと肩を震わせて返事をされたけど、封切ろうとしてる。
「生でしよ、って言ったつもりなんだけど」
「そうね、うん、また今度ね?」
「なんでよ」
相性良すぎで挿れたらイクくらいなんだから、生でしたらどんなんなっちゃうのか興味ある。
「オレねぇ…生セックス恐怖症なの」
「なにそれ。私病気なんかもってないけど」
「いや、違くて。美里さんのことそんなん思うわけないじゃん」
じゃあ何よ、よく知んないけど男は生のが好きとか聞くじゃん。
「…美里さんは生が好きなの?」
「わかんない、ピル飲みだしたの最近だから生したことないし」
「マジ?オレ美里さんの初生?」
その言い方ビールの銘柄みたい。
「うん、だから初めて生でしよって」
「うぁ~…っとぉ、じつはねぇ、最初の夜にオレと美里さん生でヤっちゃっててぇ」
「え、そうなの?私初じゃないじゃん」
覚えてないけどさ。
「そんでぇ、そん時にー、オレ一回もピストンしないで精子でちゃいましてね?」
「わお」
「気持ち良すぎて生こわいの…男の沽券に関わるから勘弁して美里さん」
まーじーかー。コイツも挿れた瞬間イっちゃうんだー。
「んじゃ良いじゃん、お互い様でしょ」
「えぇ?!男と女じゃ違うっしょー?!」
違わねぇよ、このままだと私一人だけ淫乱みたいじゃん。
「ねぇ、いっぱい出せばいいじゃん。いっぱい気持ちよくして?…章」
起き上がって持ったまんまだったゴムを抜き取って、耳元で誘う。最近知ったけどコイツめっちゃ耳弱い。
耳にキスして、舐めて、吸ってってしてたらまた押し倒された。
「誘ったの美里さんだからねぇ?そんなんするからオレ今日すげぇやる気でちゃったよ?」
キスされながらゆっくり中に挿入ってくる。キスのせいか生のせいかわかんないけど、もうイきそう。
「…っふ」
一瞬だけ唇が離れて、唾液が流し込まれまたすぐに絡め食べられる。
「っは!…っん」
「––––––––う」
奥にたどり着いたかどうかなところでイってしまって、そのあとじわってなんかあったかい感じしたから多分沢田も出したと思う。
「…ふ、ふふ。ほーらやっぱピストンゼロ」
「は…ん、気にしないのに」
自虐的な声を出した沢田が、ゆっくり抜きだした。
「こーれで若さがなくなったら超短すぎるセックスで終わっちゃうね。ちんこの若さってどうやって保つんだろ……っは」
そのまま出てくかと思ったのに、またゆっくり埋められていく。
「えっ?」
いっぱい出せばいいじゃんとは言ったけど、こんな速攻?
「いっぱい出すよ?どんくらいいけるかな?」
「…あ、っあ…こんなゆっくり…!っ」
ぞわぞわくる。さっきイって中敏感になってるからこれでも刺激強い。
「んー?一回出して少し余裕でたから、いつもと違うことしよっかなって」
「っ、なにぃ?」
「美里さんどこも反応イイしっ、オレも我慢できなかったけどぉー、気持ちイイとこ見つけたい」
ちょっとずつ進んでは引いてを繰り返しながら、もうイきそうな快感が溜まっていく。
「うっ…そんな締めないでって」
「むり…っ、ひっああっ!」
生すごい、いつもよりイくペースはやい。
「…あ~、ホラぁ、またもってかれたぁ…オレ早漏じゃなかったはずなんだけどなぁ」
沢田もまたイったらしい。あんまわかんなかったな。
「流石にこんだけ出せばもうそんな簡単には…っん」
「んぁ、っあ」
まだ勃ってんだ、すごいな十代。
「美里さんなるべく締めないでぇ…気持ちイイけど恥ずかしい~」
「む、りぃ……ひぅっ?!」
「あ、ここ。すっげ中震えだしたね」
うーーあーーー、相性良いちんこに良いとこ突かれたら超ヤバイことが判明した。
「あっ!あ、あっ…ちょ、たんっま」
「ないよそんなの、オレさっきプライド捨てたからねっ」
「––––––––ふっ、あ!」
イってもコツコツ同じとこ突かれ続ける。
「は、あんっ!…んあっ」
「は、っ、きもちい?生でこんなん、したかったっん、しょ?」
違う。
「あ–––~っ!ひゃ、あ!」
「はぁ、やっとまともに腰振れてる…いっぱいイってね、美里さん」
「あ、あ、あっ」
「すげ…、吸われてるみたい」
喘ぎ声しか出せない。足に力はいんなくなってきた。
「ふ、あ、あ、ぅっあ!」
「––––––––んっ、は、……美里さん?」
この辺で失神しちゃったみたいで、そっから先の記憶はない。
起きたら謝ってきた沢田と話し合い、とりあえずしばらくは生セックス禁止協定が結ばれた。
沢田は即イキしたくないし、私も失神したくないのでスムーズに解決した。
1
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
アダルト漫画家とランジェリー娘
茜色
恋愛
21歳の音原珠里(おとはら・じゅり)は14歳年上のいとこでアダルト漫画家の音原誠也(おとはら・せいや)と二人暮らし。誠也は10年以上前、まだ子供だった珠里を引き取り養い続けてくれた「保護者」だ。
今や社会人となった珠里は、誠也への秘めた想いを胸に、いつまでこの平和な暮らしが許されるのか少し心配な日々を送っていて……。
☆全22話です。職業等の設定・描写は非常に大雑把で緩いです。ご了承くださいませ。
☆エピソードによって、ヒロイン視点とヒーロー視点が不定期に入れ替わります。
☆「ムーンライトノベルズ」様にも投稿しております。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ドSでキュートな後輩においしくいただかれちゃいました!?
春音優月
恋愛
いつも失敗ばかりの美優は、少し前まで同じ部署だった四つ年下のドSな後輩のことが苦手だった。いつも辛辣なことばかり言われるし、なんだか完璧過ぎて隙がないし、後輩なのに美優よりも早く出世しそうだったから。
しかし、そんなドSな後輩が美優の仕事を手伝うために自宅にくることになり、さらにはずっと好きだったと告白されて———。
美優は彼のことを恋愛対象として見たことは一度もなかったはずなのに、意外とキュートな一面のある後輩になんだか絆されてしまって……?
2021.08.13
義兄様と庭の秘密
結城鹿島
恋愛
もうすぐ親の決めた相手と結婚しなければならない千代子。けれど、心を占めるのは美しい義理の兄のこと。ある日、「いっそ、どこかへ逃げてしまいたい……」と零した千代子に対し、返ってきた言葉は「……そうしたいなら、そうする?」だった。
一夜の過ちで懐妊したら、溺愛が始まりました。
青花美来
恋愛
あの日、バーで出会ったのは勤務先の会社の副社長だった。
その肩書きに恐れをなして逃げた朝。
もう関わらない。そう決めたのに。
それから一ヶ月後。
「鮎原さん、ですよね?」
「……鮎原さん。お腹の赤ちゃん、産んでくれませんか」
「僕と、結婚してくれませんか」
あの一夜から、溺愛が始まりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる