最強お嬢様、王族転生!面倒事は即回避!自由気ままに爆走しますけど何か?

幸之丞

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第14話

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第14話 たくさんのひと 後半


「こら~。待て。ブレン」
人影の中から、フェールドお兄さまが慌てて、ガキンチョを追いかけようと脚を動かしました。

「フェールド。慌てて追いかけることはない。いくら幼い子といえども、滝の水に触れる事はないだろう」
フェールドお兄さまは、お婆さまの声を聞いて頷き、体を滝に向けたままガキンチョを見ています。

わたしはトコトコと歩き、憧れのフェールドお兄さまのもとに行きました。
だって、いつも会えるわけでないので、少しでもお兄さまの近くにいたいのです。
「フェールドお兄さま」
「リーゼ。首の勾玉のネックレスとても綺麗だね。エルーフェ様とお揃いで素敵だよ」
うーん8歳で女性に対するこの態度。天然のタラシなのでしょうか?
高校生だったわたしが、8歳の男の子がいいなんて…… でも今は三歳の女の子なのだから年上の優しいお兄ちゃんに憧れているのかな?
いいえ、初恋なのかも
「うん。お兄さまありがとう。
お兄さまの腰に差している打刀とても格好いいです」
「お! リーゼ。この刀の価値がわかるのか。ブレンは全く興味ないからね。
僕の国の刀職人が作ってくれた一振りだよ」

「フェールドお兄さまの為に打ってくれたのですか?」

「エアデ敬霊王国産の鋼を玉鋼に加工してね。△□☆○…… 」
お兄さまは早口で何か言っています。
どうやら地雷を踏んでしまったようです。
「エリーゼちゃん。それでね。この刀を打った職人は、△□☆○…… 」
なぜかフェールドお兄さまのお母さまのアマーリエさままで、早口で語り
出しました。
アマーリエさまは、少し赤みがかったブラウン(モカブラウン)で、瞳もブラウンです。目は、シュッとしていて、鼻筋も通っています。
人気スペイン女優みたいです。
(おい、アマーリエさま。息子(ブレン)を放っておいて、早口で語っている場合じゃないでしょう)
などと思っていると
「にいさま~。たきのから水しぶきがたくさんくるけど、ぜんぜんぬれないよ?」
ブレンを見ると、滝の水しぶきが、彼を避けています。
そして、ガキンチョは滝の方にそのまま向かっています。

(ヤバいんじゃない。あのまま行ったらミヅハノ様がいらっしゃる場所に行ってしまうんじゃないのかしら?)

と考えていると、フェールドお兄さまは、わたしの手を引いて早歩きで、祓戸の瀧に近づいていきます。
「ブレンだめだ。勝ってに滝に行くな。
そこは、聖地だ。子供といえども男が入って良い場所ではない」
「「「「 ブレン。こっちに戻って来なさい! 」」」」

大人達は、ブレン君をこちらに戻そうと、大きな声を揃えています


――――――――――――――――――――――
皆さまこんにちは。作者です。
エリーゼは、18歳だったときの結衣の記憶を戻しましたが、この世界の人への感情は、3歳児のままです。
ですが、18歳の時の思考が芽生え、同じ歳のブレンのことを年下のガキンチョと思っているようです。

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