最強お嬢様、王族転生!面倒事は即回避!自由気ままに爆走しますけど何か?

幸之丞

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第33話

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33話 あやまり


「お日様を司る神さまと、暦(スケジュール管理)を司る神さまがこの地からご不在になってしまったのですね?」
驚きつつも、言葉をかえて聞き直しました。

「そうさ。本当は神が他に異動することなどないけれど、この地に新たにここから異動した二柱と同じ属性の神が爆誕するので、動いたのさ」

(学校で言えば、教頭と学年主任が人事異動でよその学校に異動したけれど、代わりの教頭と学年主任がまた赴任していない感じなのかしら? あ! ちょっと幼い子供を演出しないと!)
わたしは今更ながら、結衣のときの精神年齢と趣向になり、言葉使いは大人と変わらないと気付きました。
「えっとよくわからないけれども、かみさまがバイバイしたからおかしくなったの?」

ここにいる家族に使用人、精霊や妖精までも微妙な顔になりました。
先程まで、大人顔負けするほどの言葉を使い知識を開かしいたのですから、わたしでもそんな顔をするでしょう。
でも、わたしは精霊と妖精から話しを聞いていることにしているのです。
「えっと。みんなだまっているけれど、あっているかな?」

「お日様の神がいなくなり気温の変化が起こり、そして今までそれらを調整していた神もいなくなり、作物の種を植えるのに適した日もずれてしまった。君の言っているとおりさ」

ここでお父さまが手をあげました。
「精霊様。二柱の神様が、ご不在になり新しい神様がお生まれになったとのことですが、そのことで作物の収穫量は以前のようになるのでしょうか?」
お父さまは相変わらず、光の精霊さまと真逆の方向を向いて話しています。
先程から真逆の方向を向いて話しかけているので、本当は見えているのでないかと疑ってしまいます。

「全くこの男は駄目だな。先程から言っているけど、ボクら精霊や神に頼らなく、人間の力で収穫量を上げるようにして欲しいね。
神頼みは、万事を尽くした者が行うことだって知っているかな?」
光の精霊は、頭を左右に振っています。

「しかし、その手立てが全くわからないのです」
お父さまもがっくりと視線を落とし、頭を左右に振ります。

「お父さま。お母さま。次代に国を治めるお二人は精霊さまにすがるだけなのですか? 先程わたしの言葉を聞いていましたか?
農作地の力、つまり土の栄養素が足りないのです。
人間で例えると、お食事をとらないで、今以上に健康にしてくださいと精霊さまにお願いをしているのと同じです」
(ああ~。結局幼いままの演技ができない…… でもこのままだと、駆けずり回っていた精霊達がかわいそうよね)
わたしは、公爵家当主とその配偶者を睨みつけ
「わかりますか?」
と理解出来たか確認しました。
よく考えると、こ聖女だけが精霊と妖精に協力しているだけで、聖女でないものは甘い汁をすすっているだけ。
人間ももっと思考と行動で生活を豊かにしないと駄目と精霊が言っているのに。

二人は、睨み付けるわたしに恐怖しているのでしょうか、わたしをただ驚いて見ています。
精霊達は、喜んでいるのか、わたしのまわりをビュンビュンと飛び回りはじめました。

「愛娘のエリーゼの言っていることを信じたいのだが…… 」
公爵の配偶者が口を開きました。
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