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お城へ行ってから数日後。
私たちは、王都のお祖父様の家を出て、領地のベルティンブルグにあるお屋敷に向かっています。
王都にいる間、お父様は、私たちのヒーナ商会の人の採用や運営方法などお祖父様とお話しして決めていたようです。
王都に1店舗と領都のベルティンに1店舗。
そしてマスクは、領地内の貧困層等に夏場は農産物のお仕事があるので、主に冬季にお父様がこれから作る工場で集まって作業をしてもらうことになりました。
冬場に生地を皆で作って繁忙期以外には自宅で作れるようにするみたいです。
その工場の一部にシュタインさんの工房も作られます。
その工房で私は、消毒液を作るようになります。
そして、メリアのお父様のワグナーさんは、御者からヒーナ商会(及びベルティンブルグ領地内)の運搬責任者になりました。
私は、お父様に、冬場に工場に働きに来る人たちの子供に文字を教えることを提案しました。
日本で言う所の幼稚園や保育園みたいな感じで遊びながら学んでもらう。
そこで、特に家を継げない次男や三男などの適性を見極めることです。
体力のある者は兵隊に。学力がある者は公務員になってもらう。お絵かきが上手な子は建築士や芸術家に。
領地が良くなるためには、領民の生活が良くならなければいけない。
そのためには、領地全体で教育をする。
そして、それぞれの得手不得手を確認して得意なことをいかせる職業に就いてもらうこと。
最初は、莫大なお金がかかりますが、それは10年後には、倍以上になって税金として回収できると思います。
そして、領民の生活に余裕が出来てくると生活費以外に余ったお金で服を買ったり、今行っている衛生用品も買うことになり経済が回るのです。
もしかしたら、演劇、歌などの娯楽もできてくるかも知れません。
今は、農畜産物の第一産業が中心ですが、経済が回ると色々なギルドが領地内にたてられ、より領地が豊かになる。
生産した物を加工して販売できるようになる。
人や会社が集まり社会インフラを充実させる。
特に道路や、出来れば上下水道を充実させると、便利になりまた人が集まる。人が集まると税金が多くなる
税金が多くなると公共事業に予算を回すことが出来る。
そうやって領地を良くしていきたい。
目標は、温水洗浄便座。ウ○シュレット
おまるからの卒業です。
そのような話をお父様に馬車の中でお話をしました。
お父様は目を丸くしていましたが、私は、
「昨日、愛と豊穣の女神 フレイヤ様が夢に出てきて私にそのような知恵を教えてくれたの」
と言うとお父様は納得したような顔をしました。
(フレイヤ様の名前は絶大ね。でも、名前をかってに使ってしまってごめんなさい。フレイヤ様)と念じていると
((ふふふ。陽菜ちゃん心配しないで私の名前でよければ、どんどん使ってね。そしてどんどんこの世の中を変えていってね))
という声が聞こえました。
(え! フレイヤ様? ありがとうございます。これからも捨てられないように頑張っていきます)
心の中でフレイヤ様に応えた私は、まわりにフレイヤ様がいるのかな?と思いまわりをキョロキョロしてみました。
「エルーシアちゃん。どうした?キョロキョロして? お花摘みかな?」といわれたので私は
「うん」と答え馬車を止めてもらって、クラーラとメリアを連れてお花摘みにいこうと馬車から降りました。
そして茂みに行くと、真っ赤なスライムがいました。一緒に着いてきたプルプルが、私の足下にきたり、真っ赤なスライムの所に行ったり来たりしています。
そしてスライムの二人は私をみて(いるような)ぴょんぴょんと跳びはねています。
「エルーシア様。真っ赤なスライム テイム してほしい?」
メリアは2匹のスライムと私を交互にみてそう言いました。
「え!そうなのかな?
じゃテイムしてみるね」
《スライムさんをテイムします。名前はポヨポヨ!》
「ポヨポヨはテイムされました」と頭の中で女の人の声がしました。
無事テイムしたスライムさんに私は
「貴女の名前はポヨポヨよ」といったら喜んでいるのか
スライム二人でぴょんぴょんと跳びはねまわり喜んでいるようです
テイムする私をみて、クラーラは、目を見開いて口をあんぐりしています。
(私が魔物をテイムするのは2度目ですけど、そうなりますよね)
私は
「お花を摘んで早く馬車に戻りましょう」
固まる二人を促しました。
スライム二人を連れて馬車に乗った私をみてお父様は
「まっ! またスライムが増えている~」
と驚きの声を出していましたが、
「この赤い子は、ポヨポヨです。よろしくお願いします」
私はお父様に頭を下げました。
(水色のスライム。赤のスライム。次は黄色かしら?)
前世の信号機の色を思い出しながら馬車はまた、動き出しました。
あ!信号機は水色でなくて緑か~
どうでも良いことを考えていました。
(あ~!あと少しでお母様に会える!)
私は、大好きなお母様に早く会いたいと思いました。
お城へ行ってから数日後。
私たちは、王都のお祖父様の家を出て、領地のベルティンブルグにあるお屋敷に向かっています。
王都にいる間、お父様は、私たちのヒーナ商会の人の採用や運営方法などお祖父様とお話しして決めていたようです。
王都に1店舗と領都のベルティンに1店舗。
そしてマスクは、領地内の貧困層等に夏場は農産物のお仕事があるので、主に冬季にお父様がこれから作る工場で集まって作業をしてもらうことになりました。
冬場に生地を皆で作って繁忙期以外には自宅で作れるようにするみたいです。
その工場の一部にシュタインさんの工房も作られます。
その工房で私は、消毒液を作るようになります。
そして、メリアのお父様のワグナーさんは、御者からヒーナ商会(及びベルティンブルグ領地内)の運搬責任者になりました。
私は、お父様に、冬場に工場に働きに来る人たちの子供に文字を教えることを提案しました。
日本で言う所の幼稚園や保育園みたいな感じで遊びながら学んでもらう。
そこで、特に家を継げない次男や三男などの適性を見極めることです。
体力のある者は兵隊に。学力がある者は公務員になってもらう。お絵かきが上手な子は建築士や芸術家に。
領地が良くなるためには、領民の生活が良くならなければいけない。
そのためには、領地全体で教育をする。
そして、それぞれの得手不得手を確認して得意なことをいかせる職業に就いてもらうこと。
最初は、莫大なお金がかかりますが、それは10年後には、倍以上になって税金として回収できると思います。
そして、領民の生活に余裕が出来てくると生活費以外に余ったお金で服を買ったり、今行っている衛生用品も買うことになり経済が回るのです。
もしかしたら、演劇、歌などの娯楽もできてくるかも知れません。
今は、農畜産物の第一産業が中心ですが、経済が回ると色々なギルドが領地内にたてられ、より領地が豊かになる。
生産した物を加工して販売できるようになる。
人や会社が集まり社会インフラを充実させる。
特に道路や、出来れば上下水道を充実させると、便利になりまた人が集まる。人が集まると税金が多くなる
税金が多くなると公共事業に予算を回すことが出来る。
そうやって領地を良くしていきたい。
目標は、温水洗浄便座。ウ○シュレット
おまるからの卒業です。
そのような話をお父様に馬車の中でお話をしました。
お父様は目を丸くしていましたが、私は、
「昨日、愛と豊穣の女神 フレイヤ様が夢に出てきて私にそのような知恵を教えてくれたの」
と言うとお父様は納得したような顔をしました。
(フレイヤ様の名前は絶大ね。でも、名前をかってに使ってしまってごめんなさい。フレイヤ様)と念じていると
((ふふふ。陽菜ちゃん心配しないで私の名前でよければ、どんどん使ってね。そしてどんどんこの世の中を変えていってね))
という声が聞こえました。
(え! フレイヤ様? ありがとうございます。これからも捨てられないように頑張っていきます)
心の中でフレイヤ様に応えた私は、まわりにフレイヤ様がいるのかな?と思いまわりをキョロキョロしてみました。
「エルーシアちゃん。どうした?キョロキョロして? お花摘みかな?」といわれたので私は
「うん」と答え馬車を止めてもらって、クラーラとメリアを連れてお花摘みにいこうと馬車から降りました。
そして茂みに行くと、真っ赤なスライムがいました。一緒に着いてきたプルプルが、私の足下にきたり、真っ赤なスライムの所に行ったり来たりしています。
そしてスライムの二人は私をみて(いるような)ぴょんぴょんと跳びはねています。
「エルーシア様。真っ赤なスライム テイム してほしい?」
メリアは2匹のスライムと私を交互にみてそう言いました。
「え!そうなのかな?
じゃテイムしてみるね」
《スライムさんをテイムします。名前はポヨポヨ!》
「ポヨポヨはテイムされました」と頭の中で女の人の声がしました。
無事テイムしたスライムさんに私は
「貴女の名前はポヨポヨよ」といったら喜んでいるのか
スライム二人でぴょんぴょんと跳びはねまわり喜んでいるようです
テイムする私をみて、クラーラは、目を見開いて口をあんぐりしています。
(私が魔物をテイムするのは2度目ですけど、そうなりますよね)
私は
「お花を摘んで早く馬車に戻りましょう」
固まる二人を促しました。
スライム二人を連れて馬車に乗った私をみてお父様は
「まっ! またスライムが増えている~」
と驚きの声を出していましたが、
「この赤い子は、ポヨポヨです。よろしくお願いします」
私はお父様に頭を下げました。
(水色のスライム。赤のスライム。次は黄色かしら?)
前世の信号機の色を思い出しながら馬車はまた、動き出しました。
あ!信号機は水色でなくて緑か~
どうでも良いことを考えていました。
(あ~!あと少しでお母様に会える!)
私は、大好きなお母様に早く会いたいと思いました。
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