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新しい何か

第七話

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「夜はとにかく危ないから外に出てはいけないよ!!
マキちゃんいいね!!あーちゃん、ひーちゃん、わかったね!!」

「わかりました」
「はーい」
「あーい」
三人一緒に元気に返事をした。
そして、私は少しの疑問をリーサに聞いてみた。

他所から来た私にも魔法は使えるのでしょうか?魔力?があるのか確かめたい。
もし回復魔法が使えれば何か役に立つ事があるかもしれない、攻撃魔法が使えるなら尚の事出来ることが増える。ならば私も確かめてみたい、自分自身の魔力を。

リーサに尋ねる。
神殿に行ったらだれでも確かめられること。日本でいう住民登録のようなものは神殿で魔力、魔法系統を調べて魔法が使えると国に届出を出すからその時でも遅くないのではとの事。魔法が使えないならそれはそれで国に届けを出せば良いからまた教えてくれるそうだ。

本当私達がここで暮らしていけそうなのはリーサのおかげと言っても過言ではない。

色々聞いてはいるもののこの世界の全てを今この時に聞くのはとてつもなく不可能なので、後は必要な時に追々また聞く事にした。

「さぁさ、みんな疲れただろ。お風呂に入ってご飯食べてゆっくり休もう。もうお湯も温かいからマキちゃん子供達と入っておいでよ。その間に食事も用意できるからさ。とはいってもそんなにご馳走があるわけじゃないんだけど・・すまないね・・・」

「リーサさんありがとうございます。
おかげで私達ここでやっていけそうです。
私達だけだったら生きていく希望を持てなかった。あかねやひよりをどうやって育てたらいいか、守ったらいいか・・・だからだから・・ありがとう。私リーサに会えてよかった。これからよろしくお願いします!!リーサが少しでも私達いてよかったと思ってもらえるようにがんばりますね!!」

良い大人が半泣きで話す。感謝を込めて。
リーサも半泣きだ。良い大人達と子供達がグズグズしながらくっついている。

あー、私幸せだなぁ、ありがたいなぁ、そんな事をふと思うマキだった。

「さぁ、お風呂にご飯だ、マキちゃん言っといで!!」
「はいっ!!いってきます!!
あーちゃん、ひーちゃん、行くよ!!」

「はーいっ!!、あいっ!!」

三人で元気にお風呂に入る。
出てきたらリーサが作った食事が出来ていた。

「さっ、みんなで食べよう!!
いただきまぁーーす!!」

野菜のシチュー、お肉のソテー、パンのようなもの。どれもとてもおいしそうだ。

「うわぁ、美味しい~!!」
「おいちぃ!!」
「うまっうまっ!!」
「みんなで食べると美味しいし楽しいね~!!嬉しいね~。」

リーサも楽しそうにみんなで食事をして寝る用意をする。

「さ、ちゃんとお布団かけて寝るんだよ!!風邪ひかないようにね」

この世界にも風邪はあるのか?という疑問を抱いたが聞かなくてもいいか。
気をつけよう。

明日からもみんなで楽しくがんばる!!そう決意した。

「おやすみなさい!!
おやすみ!!
しゅみ~」

はいよ、おやすみ~!!

リーサも部屋に入り、みんなお布団に入る。

真っ暗な中布団に入り今日会った事を考える。ただ、相当疲れていたのか慣れない環境だからなのか、みんなあっという間に夢の中で寝息を立てていた。


明日も楽しい時間でありますように。
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