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第2章 (1)アカリside
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しおりを挟む「あのね!荷物持ってるのぜ~んぶボクなんですけど!」
「うっさいなぁ!男でしょ~!」
玄関で騒ぐ二人は、仲が良くて賑やか。私は思わずくすくす笑った。
「ホラ~!アカリさんに笑われた~!」
「はいはい。アカリさん、荷物多いんで中まで運びましょうか?」
レナの絡みを抑えて、荷物を抱えたレイが私に話しかける。
「あ、本当?ありがとう。
時間があったら一緒に昼食どうかな?買い物のお礼に」
私が笑顔でそう言うと、二人は嬉しそうに声を揃えて「ご馳走になります!」と言った。
「いや~。けっこう本格的に降ってきちゃいましたよ、雨」
「えっ?そんなに?」
玄関から奥の部屋へ向かう途中、レナの言葉に私は驚いた。
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